パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

思ひでポロリ

まだ長男が一人っ子だった頃、親子三人で近所へ外食に出かけた帰り道。

 

夫婦ほろ酔いで息子の手を片方ずつ握って歩いていたのですが、外食がよほど嬉しかったのか、もう少しで我が家というところで急に昂ぶってきた息子が私たちの手を引っ張って走り出しました。

まだ2歳にも満たない息子が早くついてこいとばかりに走る姿が可愛くて、負けじと両サイドから息子を追い抜き逆に二人で引っ張りながら家の前まで全速力、その間キャッキャ言いながら引きずられるように走る息子。

 

家の前で足を止め、引っ張ってきた息子を振り返ったところ・・・

 

興奮気味に笑って立っている息子の下半身がスッポンポンではありませんか。

我が子の身に何が起きたのか理解できずに絶句する父母。

それに気づいた息子がゆっくりと視線を下げ、露わになったおいなりさんを見つめて一言・・・

 

「いちだいじー」

 

この頃妖怪ウォッチが流行っていたんですね。

そのフレーズをこのシチュエーションで見事に使い分けた息子の知性に感服し、思わず三人で爆笑してしまいました(もちろん息子は訳も分からず笑っている)。

 

おしっこで重みを増したオムツが走る振動で徐々にずり落ち、最終的にズボンごと脱げただけなんですけどね。

 

しかし夜道を全速力で走る夫婦、それに手を引かれながらキャッキャと走る下半身むき出しの幼子。

 

遠目に見てた人がいたらさぞかし怖かっただろーな。。