パンダ組の日常

~哺乳綱オヤジ目アラフォー科ジャイアントパンダ属の中年が綴る日常~

思ひでシリーズ 再受験編 その7

ついにやって参りました〇✖県。飛行機を使えば意外に近い、これならラクに帰省もできるわな、なんてもう合格を手にしたかのような軽いノリで空港に降り立ったのは2月も末の前期試験前日。そこから小一時間かけて試験期間中お世話になる予定の旅館へ移動。2月下旬にしては異様に暑く(地元の人も異常ですと言うほど)、旅館までの道中1枚ずつ上着を脱ぐストリップ状態、気が付けば真冬にも関わらずTシャツ一丁で歩いていた。

 

汗ダクになってようやく旅館に到着・・・・・ん~~想像以上にボロい。外観も相当アレだけど、旅館の中はますます期待を裏切らないシブい雰囲気であった。ロビーはガラーンと広く薄暗く、受付にはアダムスファミリーの執事みたいな支配人とおぼしき中年男性がポツンと立っているだけ、それ以外は人っ子一人見当たらない貸し切り状態であった。試験前夜に金縛りだけはカンベンしてくれよ、と祈りながら古びた廊下を通り案内された部屋で一息つくと、翌日の本番に備えて大学まで下見に出かけることに。近くのバス停から大学行きのバスに乗り込み揺られること40分、意外に遠いな、明日はタクシーにするか、なんて考えているうちに大学に到着した。想像通りのこじんまりとした外観にまーこんなもんでしょうと特になんの感想も感慨も抱くことなく、試験会場となる教室の場所を確認しただけで早々に旅館へと引き上げた。

 

大きな川のほとりに立つこの旅館、本当にボロボロでお世辞にも褒めるところが見当たらないのだが、風呂だけは広々として気持ちが良かった(ような気がする)。岩風呂みたいな感じで他に入浴している客もおらず、湯船につかってゆったりと手足を伸ばし旅の疲れをほぐすことができた。もうここまで来たらあとはヤルだけ、その後のことは結果が出てからゆっくり考えるとしよう・・・。

 

旅館で質素な夕飯を済ませた後、夜通し金縛りで最後の詰め込みができないのもバカらしいので夜の街を探索に。英単語帳片手に川沿いを市街地に向けてブラブラ歩いているとガストを発見、こんな田舎にもあるもんだと妙に感心してフラリと立ち寄った。見知らぬ土地だと人目をはばからずに試験勉強ができていいねーなんて思いながら(再受験編その3参照)山盛りポテト片手に単語帳をペラペラめくって最後のお勤め終了。あとはグッスリ眠れることを祈りつつ、その頃には愛着の湧き始めたボロボロ金縛り旅館への帰途についた。

 

いよいよ試験当日の朝、心配していた金縛りもなく無事に起床。無我夢中だったからか、正直なところ試験会場までの道中はもちろん初日の筆記試験、翌日の面接の内容もほとんど覚えていない。かろうじて記憶に残っている感想といえば、試験会場に集まった総勢400人くらい?の受験生どもを眺めながら、コイツらの8割以上蹴落とさないと合格できんのか・・・・・・・無理じゃね?くらいのもんである。それでも気持ちで負けたらイカン、死ぬときは前のめりで逝ったるわぃ!とハラをくくり、自分的には100%近い力を出し切ってなんとか全ミッションを無事完了。結果の如何に関わらず試験が終わった後の清々しさといったら・・・真剣に取り組んだらこんなに達成感あるわけネ。もっと早うに気付くべきでした、10代の頃に・・・○| ̄|_ =3 ブッ     その8へ続く