なるべく濃い味にならないよう気を付けている。
まだ子供が小さいため、特に嫁さんは気を使っているようだ。
しかし気を使うあまり行き過ぎることがあり、時折全く味のない料理が出てくることも。
まだ末っ子が1歳くらいのなんでも手づかみで食べていたころ、例のごとく全く塩味を感じない卵焼きが出てきたことがあった。
さすがにこれはツライ、醤油でもかけるか。しかし子供が見てる前でドバドバ醤油かけるのもどうかなーなんて考えてチラ見したところ、文句も言わずにパクパクと卵焼きを頬張っている幼子たち。
エライねーそんなら俺もこのまま食うか、と諦めて自分の卵焼きに視線を戻そうとしたその瞬間、ふと末っ子の食べ方になんとなくの違和感を覚えた。卵焼きをつかんで口まで持っていくだけの単純な動作の中、間にナゾのアクションを挟んでいる・・・!?
よーく見ると口に運ぶ前に鼻の下を通過させているのだ、漢字の一を描くように。さらによくよく見ると、鼻の下にはベッタリと鼻水が・・・
そう、彼女は薄味の卵焼きに天然の塩味を添加していたのだ!
この一連の動作を流れるように実にナチュラルに。
まだ1歳にしてこの知能(本能?)・・・
末恐ろしい。。。