パンダ組の日常

~哺乳綱オヤジ目アラフォー科ジャイアントパンダ属の中年が綴る日常~

喫煙と禁煙の狭間で~電子タバコってギリセーフですか? その1

今年で禁煙11年目に入った。

もちろん1本でも吸ってしまえば始めからカウントし直し、という厳格なルールの下での11年目である。

 

小さい頃からタバコを吸うと決めていた。

小学校高学年で読書に目覚めたわけだが、特に明治辺りの文学作品を好んで読んでいた気がする。そして明治~昭和にかけての小説のマストアイテム、切っても切れない関係にあるのがタバコ。私が”いいオトナはタバコを吸うもんだ”と誤認してしまっても仕方がなかったわけで。

中学時代、周りからタバコを勧められたこともあったが勿論断った。いいオトナになったら吸うって決めてるんだから別に焦る必要もないし。

 

実際にタバコを吸い始めたのは高校を出てから(20歳を過ぎてからってことで)。

最初に吸ったのはSalemというメンソールだった気がする。とくに美味くもなくマズくもなく、こんなもんですかって感じ。

タバコはやめられないっていうけどこれならいつでもやめられるわぃと安心し、気が向けば日に5本程度をチマチマと吸っていた。

その後いろんな銘柄を試してみたが、最終的に比較的早い段階で最もシックリきたLARK(mild)に決定。以後浮気はせずにコイツだけを10年間吸い続けた。この頃には吸う本数も増え、何もなければ1日1箱弱、飲み会があれば2箱目を開けるという標準的なスモーカーに。

 

よく惰性で吸ってるとか習慣で吸ってるなんていう人を見かけるが、私は本当においしいと思って吸っていた。

腹が満たされた後の一服、旨い酒を飲みながらの一服、試験の合間の短い休憩時間での一服、パチンコでフィーバーを引いた直後の一服、麻雀でリーチをかけた後の一服、長距離運転中のインターチェンジでの一服・・・・・・・どれもこれも至高の瞬間。

 

タバコを吸ってて助かったと思ったのは再受験の時。毎日毎日一人で変わり映えのしない生活を送っていたのだが(思ひでシリーズ 再受験編 その1 - パンダ組の日常)、そんな中タバコは唯一の娯楽であり息抜きであり相棒であった。精神的には完全にアウトだったはずの私が無事受験を完遂できたのはコイツに負うところが大きい。常々タバコをやめろやめろと口うるさかった両親や姉も、さすがにこの時期だけは一切禁煙を口にしなかった。

 

しかし無事再受験を終えて将来医者になることがほぼ確定した時点で、突如禁煙という二文字が現実味を帯びてきた。さすがに白衣を着てタバコふかすのはナシでしょう、と当時まだ純粋だった若者は思ったわけで(実際には結構吸ってる人が多いのだが)。さらに朝起きたら痰が絡んでたり空腹で吸うと胃が痛かったり吐息がオヤジ臭だったりと、他にも禁煙を決意するには十分すぎる動機がそろっていた。

 

かくして私の涙ぐましい禁煙(失敗)の歴史が始まったのである。 その2に続く