パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

投資あれこれ

投資のマネゴトをしている。

きちんと勉強して真剣に取り組んでいる人達から見れば、ド素人が下手糞な取引しやがって、と鼻で笑われるレベルであるが・・・。

 

投資歴はまだ数年の初心者マーク、従ってとても人様に何かを助言できるようなレベルではない。なので今回は、なぜ私が投資(主に株式取引)をしようと思うに至ったのか、その経緯について触れてみたいと思う。

 

そもそも昔の私は全くと言ってよいほど経済に興味がなく、日経平均なにそれ?為替って鳥の名前?通貨って円とドル以外にもあんの?という残念なレベルであった。私にとっての投資はパチンコ、これこそが最もわかりやすい投資じゃないか、と真剣に思っていた。ほんとバカでした。

 

そんな私が投資、というか将来を見据えた資産運用の必要性に目覚めたのは結婚して子供ができてから。その時は何かはっきりとした不安があるとか、何かをするためにこれだけのお金が必要だとか、そういう具体的な理由があったわけではない。ただ単に子供作ったんだから将来の万が一に備えなくちゃな、という軽い気持ち。

 

しかし資産運用といってもどんな方法があるのかすらわからないため、手っ取り早く知り合いにファイナンシャルプランナーさんを紹介してもらい、長期積み立て型の保険に入ることで満足していた。あとは有能などっかの誰かさんが、この資金を上手く運用してうーんと増やしてくれるに違いない、と信じて。

 

そんな私なのだが、ある時急に自分で投資をしてみたい、そして可能な限り早い段階でまとまった資産を作りたい、と考える強い動機ができた。そう、ありふれてはいるが夢のマイホームである。

 

戸建ての家が欲しいと強く思った経緯については省略するが、家を建てるとなると、どこにどれくらいの大きさの土地を買ってどんな広さの家をどういった材料で作るか(木造やら鉄骨やらRC造やら)、決めなければならないことがヤマほどある。できれば便の良いところがいいし、かといって治安が悪いところは即却下だし、あまりに狭いのは息苦しいからある程度の広さは欲しいし、地震とか怖いから頑丈に作りたいし・・・・。

 

そしたらまあ、当たり前だけど浮世離れしたお値段になる。

それでは一体、いかほどであれば現実的と言えるのか。

 

色々調べてみると、住宅ローンは年収の5~6倍までが一般的とのこと。

その金額でもう一度自分の希望条件を見直してみると・・・・ほぼすべて却下。ほとんどの条件を諦めなければいけないという驚愕の事実。

 

要するに今の自分達の身の丈に合ったモノを、無理のない範囲で見つけなさいってことなんだろう。

 

そこで考えてみたのだが、そもそも自分たちの身の丈ってなんぞや?

まあ冷静に考えれば、現在の保有資産+今後も定期的に見込まれる 収入、いわゆるお給料ってやつだろう。

 

ということは、あれですか?

私が理想のマイホームを建てるのは来世以降にお預けってことですか?

もしくは60歳近くになって子供達がみーんな巣立っていった後にでもおっ建てますか?

 

ここで生来の負けん気がムクムクと頭をもたげてきた。

なんでこのオレ様の理想が身の丈ごときにすり寄らなきゃならんのよ?

身の丈の方からオレ様の理想にすり寄ってきなさいよ!

 

まあ簡単にいうとこれが投資を始めてやる、と決意したキッカケだ。

 

だけど今から考えれば、動機なんてなんだってよかったんだろう。おそらくこれは間違っていないと思う。どんなに高尚な理由を並べたって、やってることの先にあるのはお金儲けなんだから(それが悪いこととは全く思っていません)。

そりゃもちろん、なんか面白そうなことを夢中でやってたら知らない間に資産が膨らんでました、なんてのが理想形なんだろうけど・・・・そういのはライブドアの元社長さんとかのレアケースとして横に置いといて。

 

むしろ重要なのは動機の質ではなく、その強さだと思う。

投資をやってると、三つ指ついて「辞めさせていただきます」と言いたくなる局面に幾度となく出くわす。それでもシツコく相場の世界にぶら下がるかどうかを決めるのは、投資を始めるキッカケとなった動機の強さに他ならない。そして皮肉なことに、ギトギトギラギラした動機の方が強い、というのが世の常である。

 

お金も大事であるが、何より投資を始めて良かったと思うことがある。

それは投資という行為によって世界経済、ひいては世界情勢、もっと言えばこの世の中を動かしている仕組へとつながるかもしれない未知の扉を開けるアクションを起こせたことだ。世の中知らないことだらけ、ということがわかるようになる。それについてちょっとは調べてみようかという気にもなる、だって高い授業料払ってるんだから。そして無知は自分に跳ね返ってくることを知る。だから知らないことはなるべく少ない方が良いという当たり前の事実に気付く。

興味はあるがその最初の一歩を踏み出せずにいる人、そんな扉があることすら知らない人(数年前の私です)、いろんな人がいる中でそれに気付けた自分はラッキーな部類なんじゃないかと思う。 

 

しかしながら、やはり投資にリスクはつきものである。下手すると一発退場、場合によっては破産なんてこともあり得るわけだし。

そのリスクを負うか負わないか、リスクを負うとしてどの程度までを許容するか、それは個人の考え方や置かれている状況で判断するべきものである。安易に人に勧めたり、勧められたからといって簡単に始めるものではない。私の場合、家族に火の粉がかからない程度のリスクは取ろうと決めている。逆にもし少しでもその危険を感じれば、いつでも投資はやめるつもりである。

 

 

色々と御託を並べてみたが、最後にじゃあオマエはどうなんだ、エラそうに書いてるけど結果出せてるのかよ、というと・・・・・・

 

まぁ今のとこ投資額の50%くらいかな・・・損失が

でも大丈夫、ご心配には及びません

やっと高い授業料を払い終えて、今まさに利益を回収する時期に差し掛かかったところです

高く跳躍するためには一旦しゃがみ込む、これ常識です

私の場合あまりに勢いよくしゃがみ込んだためアキレス腱が一本切れたようです

でも大丈夫、人は片足でも跳べるのです

なによりあまりにも長くしゃがんでいたため、切れたアキレス腱も元通りくっついてしまいました

なので私は大丈夫です

決して心配なさらないでください、おねがいします

 

でないと泣いてしまいそうです