お題スロットとやらを回してみました。
「今日の出来事」だけどかまわずに昨日の出来事を書いてやろうと思います。
セミ捕りに行きました。
今シーズン初です。
まだまだ数が少なくて全然でしたが。
自分で言うのもなんですが、セミ捕りはかなり上手い方じゃないかと思うんです。
セミを見つけるのも上手いし、そっから網を振り回して捕獲するまでが素早い。
捕れるのはだいたいクマゼミなんですが、難易度が低いんです。動きが遅い。
大量のクマゼミに混じって稀にアブラゼミがいるのですが、コイツが素早くてなかなか捕れない。
それでも去年、3匹ほど捕獲してやりましたよ、子供達のためにね。
だけど周りの人達は知らないハズです。
まさか血マナコでセミを探しては虫捕り網を縦横無尽に振り回しているいい歳こいたオッサンが、実は1ミリたりともセミを触れないということに。
まぁいろんな昆虫がいるわけですが、セミは蝶や蛾に次いで気持ち悪いですよね。
もうすでにビジュアル的に無理だし、あのどこから絞り出してるのかよくわからんジリ音がさらにこちらの不安を煽るのです。
だから、セミを見つけて虫捕り網の中に入れるところまでが父のミッションです。
捕獲した後は網からセミが逃げないように出口を下にして、なるべく自分から離れた地面に虫捕り棒を置きます。
そして子供達を呼びます、捕れたぞーって。
そしたらあとは子供たちが何とかしてくれます。
網からセミを取り出すのをしくじるとこちらの方へ狂ったように飛んでくることがあるため、子供が網の中に手を入れるのと同時に父はスッとその場を離れ、木陰で涼むフリをしながら身の安全を確保します。
完璧です。
周りからは昆虫大好き、だけど手柄は子供達に取らせてやる優しい父親と誤認されているはずです。
たやすいもんだわ。
え?
捕ったセミはどうするのかって?
そちらの方もぬかりございません。
子供の心情に配慮し、一旦は虫かごに収めます。
そして帰る間際にセミの寿命が短いことを滔々と語り聞かせ、納得の上でリリースさせるのです。
完璧です。
周りからはセミの寿命にまで配慮した優しい父親と誤認されているはずです。
実際は昆虫の羽音が室内で鳴り響くことに耐えられないだけなんですけどね。
スマン子供たちよ。
オトナってこんなもんなんだよ。
何も恥じることはない。
そうですよね?