パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

音楽合戦

週末は長男長女の通う幼稚園の音楽発表会でした。

ウチは長男と長女が年子のため、結果として土曜と日曜の両方が潰れるというハードスケジュールに。

 

週末に体力を回復できないのは致命的・・・・・orz

 

 

しかしまぁ子供の発表会ともなると、親御さんによっては力の入れようが半端なかったりします。

場所取りのため、午後の部なのに午前中の開門一番からずっと順番待ちしてる人もいます。

寒空の下防寒具に身を包んでスマホ眺めて時間潰し・・・・・ご苦労様です。

 

超高性能っぽいカメラとビデオとドデカい三脚を担いで「アイドルの撮影会ですか?」

みたいな人もいます。

 

それに比べてウチはいつも中くらいのテンション。

できたら良い席を取りたいけど、そのために開始数時間前から並ぶような気力も体力もございません。

だから今年も開演30分くらい前に嫁さんが席取りに出かけました。

私は主役以外の子供達と遅れて出発するので留守番です。

 

 

しばらくすると嫁さんから電話がありました。

 

 

「アカンかった、立ち見やわ」

 

 

 

「・・・・・Touch me !?

 

 

思わずネイティブばりに聞き返してしまいましたよ。

 

 

30プンマエデモウスデニタチミデスカ・・・

 

 

でもそういえば去年はも少し早めに並んだような・・・

年々テキトーになってんだろうな、オレたちも。

 
 

 

さて、子供の発表会となるとどこの親御さんも多少はドキドキのはずです。

 

・・・・うちの子ちゃんとできるんやろか

 

ご多分に漏れず私たちもドキドキでした。

長男に対しては男の子特有のがさつさというか集中力の無さというか、一人だけ飽きて違うことしだすんじゃなかろうか、みたいな不安。

長女は早生まれかつ体が小さいため、体力的に最後まで遂行できるんだろうか、なんていう不安。

 

ちなみに幼稚園の音楽発表会は太鼓なんです。

年中の長女は洋太鼓、年長の長男は和太鼓。

あとはそれぞれの学年全員で合唱とピアニカ。

 

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 音楽発表会の前日、長男がお手本のようなダメ台詞を吐きました。

一抹の不安からいつも以上に明日頑張れよ、としつこく発破をかける両親のプレッシャーに弱気になったのか、

えぇ~、でも間違えたら恥ずかしいからあんまり大きな声出したくない・・・」とか言い出したんです。

 

そこで久々に、ホント久々に父がイイこと言ってやりましたよ。

 

「おいオマエたちよーく聞けよ。所詮幼稚園児のオマエらが間違えずに演奏できるだなんてハナからだーれも期待してないんだよ。大体あんな遠くから見てて間違えたかどうかなんてわかると思うか?それよりお父さんたちがオマエたちの何を見てるか教えてやろう。目をみてんだよ、目を。真剣にやってるかどうかなんて目を見りゃすぐわかる。お父さんたちを感動させるような目つきで演奏してみろ」

 

 

・・・・・実際に書いてみると案外当たり前のことでした

 

 

「お父さんたちを感動させるような演奏だったら10点やろう。やる気のない演奏なんかしたらマイナス10点やからな!」

 

実は我が家はクリスマスが近づくと突如、点数制に変わるのです。

ファインプレーや親の言うことを良く聞いた時は加点、逆に怒られるようなことをした時は減点。

最終的に得点が多ければ希望のプレゼントを、得点が少なければ親の選んだ強制プレゼントを否応なくゲットすることになります。

 

ちなみに今年の強制プレゼントはフランス人形@なるべく呪われてそうなヤツ、です。

ま、今まで強制プレゼントを発動したことはないんですけどね。

 

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そんなこんなで本番当日。

まずは長女の出陣です。

 

開始たったの10秒で・・・・長女の真剣な目つき、マレに見る機敏な動きをしかと確認致しました。

 

長女よ、お前はもう大丈夫だ

なんも心配ないわ

あんなにか弱かったお前がこんなにも逞しくバチを振り回して・・・指揮者(担任の先生)の顔を食い入るように見つめて・・・・・

 

それ以降は視界が霞んでしまってよく見えませんでした。

きっと持病の白内障のせいです。

そっと横を見ると、嫁さんの持病のウサギ目症候群が悪化してました。

 

 

 

翌日、今度は長男の出陣です。

 

・・・・・なんにも言うことはありません。

小さい頃はヘラヘラして先生の言うことなんか全然聞かなかった息子が。

幼稚園の三年間でこんなにも成長するもんなんだな。

今これを書きながらまた視界が霞んできましたよ、チクショーこの白内障め!

 

しかし息子の和太鼓を打つ顔、まさに真剣そのものでした。

音楽発表会という名前が出てこなかった私が、息子に「なんだっけ・・あの・・・ほらお前達が太鼓叩くやつ」って聞いたらすかさず「ああ、音楽合戦か?」って答えただけのことはあります。

 

まさに戦い、真剣勝負でしたよ。

息子も娘も。

 

 

 

疲れたけれど清々しい週末を過ごしました。