今の時代、コナンと言えば大半の人が「名探偵コナン」を思い浮かべるのではなかろうか。
ここで真っ先に「未来少年コナン」が頭に浮かんだお方・・・・強くシンパシーを感じます。
とにかく大好きなアニメだったのだ、この「未来少年コナン」が。
未来で起きた最終戦争以降を舞台に、ラナと呼ばれる少女をめぐる少年コナンと科学都市インダストリアの戦いを描いたアニメシリーズ。
宮崎駿の初監督作品ということでも有名なアニメである。
主人公であるコナンという男の子、これがムチャクチャ男前。
顔は普通だし声はのび太なんだけど、生き方が男気の塊というかなんというか。
だけど特筆すべきはその超人的な身体能力。
おそらくケンシロウより強い。
ラナを守って孤軍奮闘する姿はまさに鬼神そのものである。
さて、私はこのアニメをタイムリーに見たわけではない。
小学生の頃に再放送で見ていたのだと思う。
しかし早熟な私は、小学生にして「未来少年コナン」の隠されたメッセージを見切ってしまったのだ。
このアニメ、表向きは自然と人間の共生や科学技術偏重の危険性に警鐘を鳴らすことが主題であるかのように見える。
私も最初の頃はそう思っていた。
しかし回を重ねるにつれて、作者が本当に伝えたかったことは別のところにあると気付いてしまったのだ。
そう、一言で表すなら
「足趾力(そくしりょく)」
間違いなくコレ。
とにかく足指の力を鍛えろと。
もしコナンに足趾力が無ければこのストーリーは成り立たない。
おそらく作中で100回は死んでいただろう。
彼を超人たらしめる足趾力。
とりわけ第1指と第2指の力が凄すぎる。
お気付きだろうか。
使うのはなぜか左足ばかり。
きっと利き足なんだろう・・・・どうでもいいけど。
とにかくこのアニメは足趾力の重要性を説いた作品なのである。
足の指を鍛えましょう!
なんかいいことあるかもよ!!
・・・・知らんけど
さて、ここでようやく我が家の次女の登場である。
齢3歳、しかも女子。
なのに驚くほど強靭な足趾力の持ち主なのだ。
ご飯をダラダラ食べて一向に進まない時、しびれを切らせた父母が強制的にベビーチェアから降ろそうとした瞬間、泣き喚きながら足の指で椅子の角っこを挟み込んで離さなくなる。
むりやり降ろそうと力ずくで抱き上げると、次女の指間でガッチリ挟まれたソコソコ重いベビーチェアが持ち上がるレベル。
もはや体はほとんど椅子を離れているにも関わらず、最後に残した指二本で椅子をたぐり寄せ、時にこちらを遥かに凌ぐ力でもう一度椅子に座ってみせるという離れ業を繰り出すのだ。
まさにコナンそのもの。
できればラナであって欲しかったけど。
だけどキャラ的には「となりのトトロ」のメイちゃんに一番近い気がする・・・