だめだ、完全に育て方を間違えたみたい
悪いのは多分こっち、特にオレ
とは言えもう軌道修正すら難しい状況になってきてる
ホントにもうどうしたもんだか・・・・・
我が家のフレンチブルドッグ♀1歳、ブル(仮名)の話なのだが
事の発端はブルを飼い始めて早々、ウンコを食べ始めた頃に遡る
初めてブルがウンコ食べてるのを目の当たりにしたときのショックは今でも忘れられない
ニシローランドゴリラの学名が「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」だと聞かされた時の衝撃に似ている
この時、おそらく私達は初動を間違えてしまったのだろう
きつく叱責してしまったのだ、ウンコを食べる度に
ワンコがウンコを食べる度に
ワンコとウンコって似てる・・・・
その結果、ブルはウンコを食べなくなったのではなく、人前でウンコをしなくなってしまったのだ
日中我々が家を空けてる時か、はたまた夜中に皆が寝静まったスキを狙って排便する
食べていない時もあるが、たいていは味見をした痕跡が残っている
時に夜中、どこからともなく「クッチャクッチャクッチャクッチャ」という苛立たしい音が聞こえてくることがある
まるで悪ガキが下唇を突き出してガムでも噛んでるような音
・・・・あの野郎また食ってんな、眠いから見に行かんけど
そして生後半年頃、新たなる問題が発生した
イヌ用トイレトレーの中に吸水シート(赤ちゃんのオムツが四角くなったようなやつ)を敷いているのだが、なんとトレーをこじ開けて吸水シートをズタズタに噛みちぎり、さらに中の吸水ポリマーごと食べてしまうようになったのだ
誰もいない時を見計らって(見ている時は決してしない)
一回や二回ならまだしも、家を留守にする度に毎度である
毎回毎回糞尿とちぎれたシートでグチャグチャになったゲージを(嫁さんが)掃除するのも限界だし、何より命の危険がある
吸水ポリマーは体の中で水分を吸って膨らむため、腸閉塞を起こす可能性があるらしいから
そこで意を決した私は、ビビッて二度とシート遊びできなくなるようにトラウマを植え付ける覚悟で激怒りすることにした
烈火のごとく
激烈に
そして純烈に ←あっ、、これアカンやつや
その結果・・・・・
トイレでウンコしなくなりました
オシッコもトイレを外すようになりました
そしてボクとの距離がひらきました
でもシート遊びだけは続いてます・・・・
だめだ、ホント行き詰った・・・
どうやって分からせたらいいのかが分からない・・・・
この前家族でブルを散歩させていた
喜んでリードを引っ張りながらグイグイ前を歩くブル
毛が短くて尻尾も短いから尻の穴がムキ出しだ
男梅みたいな尻の穴
その時嫁さんがあることに気付いた
「あ、ブルのお尻見て!」
言われて凝視してみると・・・・・
き、菊の御紋が半開きや・・・・
その奥になんか見えとる・・・・・
お尻をフリフリ歩く、その穴から半分顔をのぞかせるウンコ
えっ?直腸まで降りてきてるのに??
人間だったら超緊急事態よ??
だのになにそのはしゃぎっぷり!?
なんか肛門にウンコはさんで飛び跳ねるブルを見て思ったのだ
きっと我々とは感覚も常識も何もかも、すべてが違うんだろう
何かを教え込もうなんてオコガマシイことだ
そんなことを思い知らされたとある冬の日の出来事