パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

耐えきれない尿意を生理学的に考察してみる

昔から薄々勘付いていたことがある。

みなさんはお気づきだろうか。

 

尿意の強弱に関すること。

 

どうやらこの世にはニ種類の尿意が存在するようなのだ。

膀胱に尿が溜まることによって生じる普通の尿意

そして、それとは全く別次元のヤバすぎる尿意

 

このヤバすぎる尿意に苦しめられた経験は誰にでもあるのではなかろうか。

 

 

今回、このヤバすぎる尿意に対して自分なりに考察を加えてみたいと思う。

 

珍しく至って真面目に、冷静に。

時にエレガントに、しかし大胆に。

 

 

なんとなく今日はそんな気分。

 

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私はそもそも排尿の回数が少ない人間である。

下手すると朝起きて行ったきり、夜帰宅するまでトイレに行かない日もあるような無いような。

 

 

だからその分一度に出す量は多い。

一日の尿量は大体皆同じなんだから、回数が少なければ一回の尿量が増えるのは当然。

 

普通の人が一度に200ml前後排尿するとして、私の場合少なく見積もってもペットボトル1本分以上は出してるんじゃないかと(もちろん2Lのデカいやつじゃなくて500mlサイズの方)。

 

 

おそらく尿意に強い人間なのだ、私は。

自慢じゃないが結構ギリギリまで溜めることができる。

 

 

そんな私だが、時にどうしても我慢できない尿意に襲われることがあるのだ。

 

あれっ、たしか1時間くらい前に行ったよな?

 

そう思いながらトイレにいくと、まずまずの量が出る。

だけどペットボトル1本分には到底及ばない。

 

 

おかしいな、いつものオレならもっと我慢できるはずなのに・・・

 

 

そうなのだ。

どうやら膀胱に溜まっている尿の量と尿意の強さには必ずしも相関があるとは言えないのだ。

たくさん溜まってても我慢できる時もあれば、さほど溜まっていなくても膀胱がキンキンして耐えられない時もある。

 

このような経験は私だけではないハズ。

 

 

そこで考えてみたのだ。

尿意の強弱を規定する因子とは一体なんなのか。

 

そして閃いてしまったのだ。

 

順を追って解説しよう。

 

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尿意が強いということは、”早急に排尿せよ”という膀胱からのメッセージなのだ。

ある程度尿が溜まれば、膀胱はこのメッセージを送って排尿を促す。

 

しかし時に膀胱はとんでもなく緊急性の高いメッセージを発することがある。

その状態を”膀胱キンキン”と名付けよう。

 

 

では一体どのような時に膀胱キンキンが発動されるのか。

 

 

答えは簡単、上流の腎臓で尿が大量に作られている時である。

 

今はそんなに溜まっていなくても、これからスゴイ勢いで膀胱に尿が降りてくるであろう状況。

これに対してなるべく早く膀胱を空っぽにして次の蓄尿に備えるため、強い尿意で早めの排尿を促しているのだ。

 

 

多分ね。

何の根拠もないけどね。

 

だけどおそらくここまでは正しいハズ。

 

問題はこの次である。

 

 

膀胱からの強いメッセージ、あのキンキンした感じ。

一体何に反応してあのキンキンが発せられるのか。

 

 

前述の通りペットボトル1本分溜めても余裕がある時もあれば、その半分でもキンキンが止まらない時もある。

 

必ずしも膀胱内に尿が溜まって袋が緊満することだけがキンキンに関与しているわけではなさそうだ。

 

となると、考えられる一つの可能性は膀胱の壁が引き伸ばされる速度

通常より速く膀胱に尿が貯まる状況では膀胱壁の伸展速度が速くなる。

この速度を感知してキンキンを発する説。

 

 

だけどおそらくこれは正しくない。

さすがにそこまで精度よく違いを感知できるとは思えない。

 

ただの勘だけど。

 

 

 

それでは発表しよう、私イチオシの膀胱キンキン説を。

 

 

 

 

スバリ、尿の浸透圧

 

おそらくコレが正解。

 

小難しい話はナシとして、単純に尿の濃さと思っていただければ結構。

濃い尿ではなく、水の様に薄い尿(浸透圧が低い)に反応して強い尿意が発せられるとみた!

 

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オシッコを説明するとき、私はよくゴミ袋に例えることが多い。

人は体内で作られたゴミをゴミ袋に詰めて外に捨てる。

このゴミ袋に相当するのが水である。

 

腎臓において水というゴミ袋に老廃物やら電解質やらいろんなものをゴミとして溶かして詰め込んで、最終的に尿として廃棄しているわけだ。

 

 

さて、陸上に住む動物はいつでも水を十分に摂取できるとは限らない。

であれば、捨てる水はなるべく少ない方が良い。

だから水が少ない時は小さいゴミ袋にできるだけギチギチにゴミを詰め込んで捨てようとする。

 

これが濃い尿(浸透圧の高い尿)の正体。

 

 

 

では逆に、体内に水が溢れている状況ではどうなるか。

 

多すぎる水もまた生物にとっては有害である。

この場合は尿中の水の比率を上げることで、結果として余分な水を廃棄する。

ゴミ袋が大きく、相対的に中のゴミが少ないスカスカの状態。

 

スカスカの水っぽい尿、これが浸透圧の低い尿の正体である。

 

そしてこのスカスカの尿=浸透圧の低い尿に反応して膀胱がキンキンするのである。

 

スカスカの尿は相対的に体内の水が過剰であることを意味し、それを是正するためにしばらくの間尿量が増えることのサインでもあるのだ。

だから浸透圧の低い尿が溜まり始めると、膀胱がキンキンして早めの排尿を促すというわけ。

 

 

おそらく膀胱には浸透圧を感知する受容体かなんかがあるはず(完全に憶測)。

 

 

この仮説はなんとなくイイ線いってる気がする。

やっぱり勘だけど。

 

この話を本気で説明するには生理学や解剖学を駆使して尿細管の再吸収やらバソプレシンやらNa利尿やらうんやらかんやらの話に触れなければならない。

すると確実にボロがでる。

だから省略。

 

 

でも多分この仮説は正しい気がする(しつこいけど)。

 

膀胱がキンキンするときって、黄色っぽい濃ゆそうな尿じゃなくて透明感のあるサラサラの尿が出てるような気がしませんか?

 

 

 

 

実はこの膀胱キンキン説、ランニングの最中どうしようもない尿意に襲われた時にふと思いついたのだ。

 

くだらない、別にどうだっていい思いつき。

 

だけど試しに文章にしてみたらなんとなくそれらしく仕上がった(気がする)。

 

 

何が言いたいのかというと、日々の生活でふと浮かんでは消えていく小さな発見、思いつき。

これを記憶のゴミ箱に埋もれさせてしまう前に何か形にして残しておきましょうってこと。

 

ひょっとするとゴミ溜めの中から未来のノーベル賞級発明が生まれる可能性だってゼロではないんだから。

 

 

※今回書いた内容は完全に筆者の憶測です。医学的根拠もなければ今後自分で実証する気もサラサラございません。