少し前の話です
週に一度、父が子供達を幼稚園・保育園に迎えに行く日があります
送りではなくお迎え
嫁さんの仕事が終わるのが私よりも少し遅い曜日
その曜日、実は家族全員で習い事をしているのです
前にも書いた、空手
だから毎週その日はものすごくせわしいのです
子供達を迎えに行って家に帰ってご飯を食べさせて
嫁さんが帰ってくるのを待ってすぐに出かけて
稽古を終えて家に帰ってきたら全員を風呂に放り込んで
出てきた順に髪を乾かして歯を磨いて
最後に布団に放り込みます
夫婦の流れ作業
時間との戦いです
息をつく間もありません
だけどその日はたまたま稽古がお休みでした
よし、今日は余裕があるぞ
雨も上がったようだし、久しぶりに車を置いて歩いて迎えに行こう
いつになくゆったりとした気分です
まずは保育園で次女、次に幼稚園で長男・長女と合流します
時は夕暮れ
雨上りの空がなぜだか胸に刺さります
ちょっとだけ遠回りして帰ろうか
こんなに余裕のある日なんてめったにないから
近くの神社に寄り道して、石段の上から空を眺めます
何とも言えない・・・・夕暮れの空です
しばらく子供達と空を見上げた後、家に向かってゆっくりと歩き始めました
突然、次女@3歳が大声で歌いだします
♫ ゆうや~けこやけ~の あかとんぼ~ おやけ~てみたの~は~いつものひ~か~
・・・・ん?
なんか微妙に違う気がするけど??
大喜びで長男@6歳と長女@5歳も加わります
間違えたままの歌詞で
まぁみんな楽しそうにケラケラ笑ってるので良しとしましょう
きっとこの情景を何年経っても覚えてるんだろうな
そんなことを考えながら、本当に久しぶりにゆっくりと歩きました
途中、何とも言えない良い匂いが漂う家の前を通りました
すると長男が言います
あっ、いい匂い・・・なんか焼き鳥食べたくなってきたわ
別に焼き鳥の匂いではありません
しかしすぐさま長女と次女が便乗します
わたしもわたしも!焼き鳥食べに行きたい!!
お酒大好きの父はもちろん異存ありません
しかしすでに嫁さんが前もって今日の晩御飯を用意しています
とにかく家に帰ろうか
帰ってお母さんに電話してみよ、焼き鳥食べたいって
さて、その日我が家は焼き鳥を食べに行ったでしょうか?
それとも家で晩御飯を食べたでしょうか?
はたして嫁さんの下した決断は如何に!?
そんなこと誰が興味あるねん!!!ってね
ま、こんな風にパンダ組の日常はこれからも続いていくわけです
父と母はこんな日常がずっとずっと続いてくれることを切に願っているわけです
さて、これにて一旦おしまいとしましょう
最後までお付き合い頂きまして本当にありがとうございました<m(__)m>