何を隠そう私は嘘つきだ。
今までの人生において一体どれほどの嘘をついてきたことか。
童話「オオカミ少年」のモデルは私であると言っても過言ではない。
自慢じゃないが私ほど「オオカミが来た~!!」というセリフのしっくりくる男はいないだろう。
それほどに嘘にまみれた人生を送ってきたのだ。
そんな私だが、嘘をつくにも自分なりのルールがある。
こんな嘘はつかないぜ、という美学みたいなやつ。
具体的にはこうだ。
自分をよく見せるための嘘はつかない
上げてから落とすような嘘はつかない
長時間だまし続けることはしない
そう、私の嘘は人畜無害、超短期決戦なのだ。
どんな嘘かピンとこない方のためにわかりやすく例を挙げてみよう。
例えばこんな感じだ。
(朝起きてパソコンでネットニュースを読む私)
「・・・っえ?うそ!?・・・菊池桃子が出産!? 今いくつやねん!!」
(嫁)
「うそぉ??」
(私)
「うっそw」
お分かり頂けただろうか。
ざっとこんな感じだ。
これこそが私の嘘なのだ。
きっと嫁さんは心の中でこう思ったことだろう。
(・・・・なにいまのウソ?・・・なんのためのウソ??・・・・・ていうかそもそも菊池桃子あんまり知らんし・・・・・)
誰も幸せにしない嘘。
けれど誰も傷つかない嘘。
ついてもつかなくてもどっちでもいい嘘。
相手にとってはただただ面倒臭い嘘。
当然疑問に思われる方もおられるだろう。
一体どうしてそんなくだらない嘘をつくの??って。
実は自分でも分からないのだ、その理由が。
口が勝手に動いてしまうというかなんというか。
強いて理由を挙げるならば、「うっそw」って言った後の相手の「なにそれ、くだらね・・・」っていう反応が見たいのだろう。
軽く蔑まれるくらいが丁度心地よいのだ。
自分で言うのもなんだけど軽く変態なのだ。
しかしそんなくだらないことを言ってる場合ではなくなった。
今朝、「The Brain」とかいう科学系雑誌をパラパラとめくっていた時のこと。
その中で衝撃的な記事を目にしたのだ。
どうやらこのくだらない嘘をつく性格、遺伝するらしいのだ。
なんでも虚言の傾向に関与する遺伝子が同定されたのだとか。
5番染色体短腕に存在するHOR遺伝子。
同じく8番染色体長腕のAFU遺伝子とKI遺伝子。
これらの遺伝子の発現度合いにより、嘘をつきやすい性格かどうかがある程度決まってくるというのだ。
さらにHOR遺伝子のある部位にpoint mutationを起こした場合、この傾向がより顕著に表れるらしい。
なるほど・・・・
オレのこのくだらない嘘をつきたくなる衝動は遺伝子の叫びだったわけだ
オレはなんにも悪くなかったんだ!
でも、これって子供に遺伝するからダメじゃん・・・・orz
以上、現代科学ってスゲーなって再認識したお話でした。
うっそw
※「The Brain」なんていう雑誌はありません(あるかもしれんけど)
※ HOR、AFU、KIなんて遺伝子はありません(あるかもしれんけど)
※ ちなみに3つ並んで”HORAFUKI”です