パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

工学部のことやら医学部のことやら

つい先日、ひょんなことから母校のホームページを見る機会があった。

工学部のホームページ。

今となってはこの分野と全く関係のない世界で生きているわけだが、久しぶりに過去を思い返して少しばかり感慨に耽ってしまった。

 

 

実は私、再受験生。

医学部に入る前に工学部を出ている。

なにを血迷ったか大学院まで覗き見してる、中退だけど。

そこら辺の経緯は過去に「再受験編」で書いたから省略。

 

 

今回は私が見た工学部と医学部をつらつら書いてみようと思う。

あくまで私見だけど。

将来の選択に迷っている方の一助にでもなればと。

 

 

 

今日は真面目にやってみる。

 

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受験対象としての工学部と医学部

 

一昔前の話だから現状に即していないかもしれないけど、両方受けた印象としては少しばかり医学部の方が厄介。

何が厄介って、基本的にミスが許されない。

全教科万遍なく、取りこぼしは厳禁。

 

受験難易度を偏差値で表記する場合が多いが、医学部受験には一種独特な(偏差値には表れていない)イヤらしさがあるように思う。

そういった独特の雰囲気は、年数を経るごとに受験生に重くのしかかる。

だからできれば現役や一浪の(勢いがある)うちに乗り切ってしまうのがベスト。

不運にも多浪となってしまった場合はもはや、その雰囲気に飲み込まれないよう精神力を鍛えまくるしかない。

というか勉強するしかない。

 

 

対して工学部。

受験する大学ごとに微妙に特色が違うだろうが、基本的には数学物理(学科によっては化学)が得意でないとキツい

私の場合、もとがガッチガチの文系人間(得意科目は国語と英語、苦手科目はそれ以外すべて)だったから本当にキツかった。

なに血迷って理系選んでんだよ・・・って何度自分を呪ったことか。

 

だけど工学部の場合、センター試験(死語?)で多少コケたって挽回可能なのもまた事実。

だから決して最後まで諦めてはいけない。 

 

恥を忍んで実例を晒そう。

何を隠そうこの私、あろうことかセンター試験で数学ⅠとⅡの合計が5割、というとんでもない点数を叩き出している。

センター本番の緊張とか浪人のプレッシャーとか色々あってね、もうあり得ないミスの連発。

ま、それでさすがに医学部受験は諦めたんだけど、せっかく理系でやってきたんだからどうせならどっかの工学部でも受けてやろうって考えたわけだ。

至って不純な動機。

 

そして結論から言えば、一つくらい大きくコケても何とかなってしまった。

 

どうせ勝てる勝負選んだんでしょって思われるかもしれない。

だけど当時の私、努力は嫌いだけどガッツだけはあったのだ。

しかもチキンハートのくせに向こう見ず、みたいな面倒臭いタイプ。

数学5割だからってナメてんじゃねーよとばかりに、いわゆる七つの大学の一つに特攻してやった。

それでも何とかなったんだから、諦めなければワンチャンスあるのが工学部だ。

 

 

 

 入学してからの工学部と医学部

 

両方とも理系学部だから、出席も厳しめだしタスクも多い。

医学部はそれに加えて実習が頻回、特に解剖実習なんかは御遺体を使わせて頂くという特殊な事情もあり、生半可な態度で臨むと即留年を喰らう。

 

どっちも厳しいけど、総じて考えると工学部の方がサボりやすい印象。

実際結構サボったし。

 

お次は部活。

工学部の部活動は基本的に全学部共通のため、部活を通じて様々な学部の人達と交流を持つことが可能だ。

しかしなぜか医学部の部活動は医学部内で完結している。

大会も「西医体」や「東医体」と呼ばれる、西日本と東日本の医学部に分かれて行われる大会が主流。

というわけで医学部の部活はあまり世界が広がらない。

むしろ、定期試験対策として先輩から過去問を譲り受けるためにどこかの部活に入る、という意味合いの方が強いのかもしれない。

とは言え中には本気で部活に励んでる人も結構いるし、少数派ではあるが医学部内の部活ではなく、全学共通の部活に入部する猛者もいる。

 

 

工学部は4回生になると研究室に配属される(少なくとも私の大学では)。

そうなると、四六時中顔を突き合わせるのは同じ学科のクラスメイトでは無くて同じ研究室の人間、ということになる。

もしも大学院に進学することになれば、そこからさらに二年間同じ釜の飯を食うわけだ。

よって工学部では、どちらかというと研究室仲間との関係が後々まで続く場合が多い。

 

対して医学部の場合、5回生になれば病院実習が始まるため、最後の二年間はポリクリ班と呼ばれる6人前後の小グループに分かれて行動することになる。

なので当然ポリクリ班の絆は深くなるわけだが、そもそも医学部は学科の人数が少ない。

さらに、入学後4年間という比較的長期に渡ってクラス全員で行動する機会が多いということもあり、ポリクリ班に限定されない交友関係が最後まで続くという印象が強い。

 

 

 

学問としての工学部と医学部

 

工学部は理系分野(数学、物理、(化学))が好き、または得意でないとツラい。

私は数学も物理も鳥肌が立つくらいに嫌いだったから、正直ずっと居心地の悪さを感じていた。

周りは数学が大好物な変態連中ばかりで、私以外の皆が天才に見えたものだ。

 

小難しい数式を見た時、私にはそれが数字の羅列にしか見えない。

だけど周りの数学が大好物な変態連中は、私が数字の羅列としてしか見ていない数式をおそらく言語のように捉えていたんだと思う。

 

まるで小説でも楽しむかのように、興奮しながら数式という文章を読む

 

変態やねきっと見えてた世界が違うんだろうね。

 

とにかく工学部は数学物理に強くなければ(好きでなければ)本当にキツいと思う。

もちろん学科にもよるけど。

 

 

反対に、医学部においては理系のスキルはほぼ不要と言っても過言ではない。

微分積分はおろか、因数分解二次方程式も必要ない。

 

医学部において要求されるのは圧倒的国語力

膨大な情報の中から必要な知識をインプットするための読解力と記憶力、それを論理的に解釈してアウトプットするための表現力、これらが必須のスキルである。

なぜ医学部が文系に対する門戸をもっと広げないのか、本気で理解に苦しむところだ。

 

文系人間の私にとって、そういう意味で医学部は理想的な環境だった。

正直なところ、勉強が辛いと思ったことはほとんどない。

むしろ楽しかったし、もっともっと学びたかった。

結果、六年間で無遅刻無欠席の皆勤賞だ。

人って変わるもんだね。

 

 

 

卒業してからの工学部と医学部

 

先ほど理数系が得意でないと工学部はツラいと書いたが、それでは文系頭が頑張って工学部を目指すのは無謀なのか。

 

卒業してそのまま工学の世界で生きていくのなら、やっぱりツラいかもしれない。

だけど工学部は潰しが効く学部。

実際に私の周りにも同じく居心地の悪さを感じていた連中は少なからずいたようで、彼らは銀行に就職したり家業を継いだり、はたまたテレビ局に就職した者もいる。

数学なんて一切関係なし。

 

このように就職先のバラエティに富む、という意味では工学部はお勧め。

やってみて合わないと思ったら、思い切って違う業界へ飛び出してしまえばいい。

根っからの理系でなくても将来の選択肢を広げるために工学部へと進む価値はあると思う。

 

 

逆に医学部は、もはや医者になる以外に選択肢がない。

そもそもが専門学校みたいなもんだから。

もちろん医師免許を持った上で違う職業に就く人もいるが、それはかなりの少数派。

 

よって医学という学問に興味がなければ安易に選択すべき学部ではないと思う。

もちろんそれは全学部に共通することなんだけど、特に医学部は切ったり貼ったり血を見たりと、嫌な人には苦痛でしかない実技もある程度要求される。

学問として医学に興味が無ければ居心地の悪さがハンパない。

職業としての安定性を得たいという安易な動機だけで医学部を選択すると、何度も留年の憂き目に会い最終的に退学、なんてこともよくある話。

実際に親が医者だから、という理由だけでイヤイヤ入学してすぐに自主退学した人もいたし。

 

 

 

 

 

 

ま、色々書いたけど。

 

実際のとこ18歳やそこらで自分に合った学部なんて選べるワケないわな。

 

何を選んでもやりがいはあるだろうし、何を選んでも後悔するかもしれない。

 

大切なのはたくさんの人の意見を聞きながら、だけど最後は誰の意見も聞かずに自分だけの意志で決めるってことだと思う。

 

間違ったと思ったらいつでも引き返せばいいんだからさ。

 

その先に待ってるのは茨の道かもしれんけど。

 

 

 

 

色々あるけど、それが人生。

 

だから、どんな状況でも乗り越えていけるメンタルが必要不可欠。

 

父が子供たちに獲得してほしいと願うスキルはそれだけだ。

防災意識が子供にも浸透してきたようで嬉しい

最近、長女@小学一年生が常にポシェットをぶら下げていることに気付いた

 

マイメロディのポシェット

 

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ちなみにマイメロディってよく見ると怖いよね

 

 俺だけ??

 

どうでもいいか

 

 

 

 

今日もポシェットを付けたまま晩御飯を食べてたから聞いてみた

 

 

「ねえねえ、中に何入れてんの??」

 

 

そしたらコソッと中身を見せてくれた

娘曰く、有事の際の非常食らしい

 

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くの字に折れ曲がった「うまい棒」が入ってた

 

他にもマシュマロとかラムネとか飴玉とかマーブルチョコとか

 

お菓子ばっか

 

 

 

くの字のうまい棒を触ってみたら粉々に砕けてた

 

常に持ち運んでいたという証左だ

 

これぞ防災意識、父さんは嬉しい

 

 

 

 

砕けたうまい棒をモミモミしながら思わず口走った

 

 

「これだと「うまい棒」じゃなくて「うまい粉」やな・・・」

 

 

この拙い突っ込みになぜか大喜びの長女

ポシェットの中から特大のラムネを取り出して父の手にねじり込んできた

 

ご褒美のつもりらしい

 

 

 

平時における非常食のバラ撒き・・・・

 

 

 

心の中で思ったけど、胸の内に留めてありがたく頂戴した

 

 

 

 

いくつになってもやっぱりラムネはおいしいなって思った

 

 

 

 

以上だ

 

子供オモシロ言動ブログのすゝめ

時々自分のブログを読み返してみる

その度に「ブログやってて良かったな~」って思う

 

始めたての頃のヘッタクソな文章(今も大して変わらんけど)を読むのはちと辛いけれど

でもそれはそれで自分なりの成長を感じたり

 

けど何よりも良かったなって思うのは、子供の成長やらオモシロ言動を書き連ねてこれたこと

この点だけは今までの自分に最大級の賛辞を贈ってあげたい

 

グッジョブ☆オレ様

 

 

だってそうでしょ?

幼い子供たちの写真ならいくらでも残してあげるのに、面白い言動はスルーしてしまうなんてもったいない

オモシロエピソードってのはナマものみたいなもんで、記録しておかなければすぐに風化してしまう

風化してしまった記憶はよほどのことが無い限り二度と日の目を見ることは無い

 

実にもったいない

 

 

日記ですら三日坊主だったこの私が、気付けば雑記ブログを三年以上続けることができたのはもはや奇跡と言っても過言ではない

嫁さんも私のこの業績を高く評価し、感謝してくれている

あなたステキよって

 

もはやいいことずくめだ

ブログやらない手はないだろ

 

 

さぁ、幼子のいる皆さん

 

今からでも決して遅くはありません

 

ブログ始めましょう、はてなブログ

 

子育ての備忘録として

 

将来の子供達に贈るプレゼントとして

 

 

やってて良かったはてなブログ!!

 

 

はてブサイコー!!

 

 

 

ついでにオレ様もサイコー!!!

 

 

 

 

 

こんな感じでよろしいでしょうか、はてなブログ運営部の皆さま

 

できればこんな僕に一度だけ、たった一度でいいんでご褒美頂けませんかね

 

新着ブログ紹介にチョコッと載せて頂くだけでも俄然やる気出るんですけどね

 

 

 

 

さて、執行部へのアピールはこれくらいにしておいて

 

今回は子供の寝言特集

 

忘れる前に残しておこう

 

 

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長男@小学二年生(慟哭系)

 

ワイングラス片手に大人の時間を楽しんでいた夜更け過ぎ

子供たちが寝ている和室から長男の絶叫が響き渡った

 

 

「ぅおおおおぉぉぉ~~~~」

 

 

何事かと和室に飛び込んだら、四つん這いになった長男が乱れた敷布団の隙間からのぞく畳の一部を凝視していた

 

 

「おい長男、どうしたんや!?」

 

 

 

「おったんや!!」

 

 

ガッデム

ついに出やがったか・・・・・

 

 

 

「何がおったんや!?ゴキブリか??」

 

 

 

 

 

 

 

 

「しまじろうや!!!」

 

 

 

・・・・・ハイ?

 

 

 

「しまじろうがおったんや!!今ココに入りやがった!!・・・・・ちっきしょおうぅ・・・・オレしまじろう嫌いなんや!!!」

 

 

畳と畳の継ぎ目を凝視しながら四つん這いで枕を叩く長男

余程しまじろうが嫌いらしい

 

 

 

・・・・なんだ寝惚けてんのかよ、ビビらせやがって

 

 

 

 

次の瞬間にはもう、尻を高く突き上げたままイビキかいてました

 

 

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長女@小学一年生(Whisper系)

 

子供たちを寝かせつけていた時のこと

 

 

そろそろみんな寝たかな・・・・

 

 

ゆっくり起き上がって部屋を出ようとしたら、眠っているはずの長女が優しいトーンで囁き始めました

 

 

 

 

なぁなぁ お父さん・・・・・

 

 

 

あのなぁ・・・・・ 

 

 

 

スポンジボブってなぁ・・・・・

 

 

 

オトナでも子供でもないんやで・・・・・

 

 

 

 

あれはなぁ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ただのスポンジや・・・・・

 

 

 

 

その通りだ、異論はない

 

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次女@幼稚園年中さん(憑依系)

 

早朝

子供たちを寝かせたままコソッと起きようとしたら・・・・

 

 

なぜか次女が布団の上に座って天井を見上げていた

 

 

 

「オマエ、起きてたんか・・・・・」

 

 

父の問いかけにも微動だにせず、天井を睨み続ける次女

 

 

 

やがて何かを決意したかのようにゆっくりと口を開いた

 

寝起きとは思えぬほどしっかりとした口調で

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・うんことうんこを合体させる

 

 

 

 

 

 

 

一体どんな夢を見てたんだい?

 

 

父さん気になって仕方ないわ

 

僕は死にましぇん

小1の長女と幼稚園年中組の次女の間では最近「結婚」がブームらしい

 

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つい先日、子供たちに遅れてお風呂に入った時の話

 

 

 

先に湯船につかっていた次女がシャワーを浴びている私に得意気に話しかけてきた

 

 

 

なぁなぁお父さん、アタシ大きくなったらオネエちゃんとケッコンするねん

 

 

 

次女の横からドヤ顔で父を見据える長女

なぜか父に対抗意識を燃やしているらしい

 

 

 

すかさず次女に聞き返してやった

 

 

 

えっっ、オマエお父さんと結婚するんじゃなかったの!?

 

 

 

そしたら次女の顔がみるみる曇ってしまって

 

 

 

あぁ・・・酷な二者択一を迫ってしまった

オレって大人気ねーな

 

 

なんて反省してたら・・・・

 

 

今にも消え入りそうな声で・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だってお父さん、〇〇がオトナになるころには地獄におちてるやん・・・・

 

 

 

 

 

 

耳を疑ったね

 

 

 

天国に召されてるってんならまだ納得もいくけど、まさかの地獄行き!?

 

俺ってすでに地獄行き確定してんの!?

 

ていうか父さんのこと嫌いなのか!?!?

 

 

 

 

この意表を突いた展開に、さすがの長女も慌てて止めに入る

 

 

 

 

コラっ次女!お父さんはじぃじとおんなじ天国に行くんや!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・・どっちにしろ近々お迎えが来るのは確実なのね、オマエ達の中では

 

 

 

 

 

 

 

粘着テープのようにしぶとく生き抜いて子供たちの人生に纏わりついてやろうと胸に誓いました

 

 

 

 

 

 

 

 

追記

 

笑って済ませてたけど実は相当ショックを受けてて

 

風呂から上がってさりげなく次女に聞いてみた

お父さん地獄に落ちるんか?って

 

 

 

そしたら「天国・地獄・大地獄」っていう、姓名の文字数で決まる指遊びみたいなのがあるらしくて

「王様・姫・豚・乞食」みたいなやつ(全国共通??)

 

 

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どうやら私の名前だと「地獄」になるらしいということが判明

それを覚えてて気にしてくれてたらしい

 

 

 

 

 

良かった・・・・

 

 

まだ見限られてはいないみたい

キャンピングカー、ついに手に入れたぜ  その②

重い腰を上げて続編を書き上げました

間が空いてしまったので一応前編も載せときます

 

コチラ↓↓

pandamonda.hatenablog.com

 

 

 

狙ってたコルドバンクス

すでに先客がいると知って諦めかけた時、「一回り小さめの車なら空いてますよ」と思いがけぬお言葉を頂いた

 

ナッツRV社の「クレソン」というキャブコンらしい

全長は10㎝程短くなるが、反対に全幅は2mを少しオーバーする

ちなみにペットは可

 

グダグダ考えていても仕方ないから「それでお願いします」と即答した

 

 

 

 

待ちに待ったキャンピングカーデビューの日

 

仕事を急ピッチで終わらせて一旦帰宅し、キャンプ用品と子供たちを車に放り込んで一路レンタル屋さんに向かう

 

やっぱテントとその周辺用具を積まなくていいってのはすごく楽ちんだわ

車の上に着脱式のカーキャリアを設置しなくていいからな

全部積み込んでも車内にゆとりがある

やっぱりゆとりって大事

 

そんなことを考えながら車を走らせる

 

 

夕方六時過ぎにレンタカーショップに到着

そこで実際に見るキャンピングカーのドデカさに圧倒される

 

 

これ・・・・・ヤバくない?

 

運転できるのか・・・オレに

 

これが率直な感想

どの車も想像以上の大きさ(というか高さ)で威圧感バリバリ

 

 

お店の方に簡単に車内設備の説明を受け、周囲をグルッと歩きながら傷などが無いかチェックする

その後、持ってきた荷物と子供たちをキャンピングカーに移動させたらスタンバイOK

お店に到着してからここまでざっと一時間弱

 

それでは、いざ出発!!

 

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運転席はまったくもってトラック

当然トラックなんて運転したことないけど、なんとなく重たそうな感じはビシビシ伝わってくる

 

ま、この図体でディーゼルじゃなくてガソリンエンジン、しかも排気量2000ccは明らかに力不足だわな

 

だけどそんなことはどうでもいい

ただただ運転が怖い

マジで怖い

 

初めてのトラックを夜に運転するんだから仕方がない

肩に力が入りまくる

カーナビを見る余裕すらなさそう

 

 

ちなみに今回のキャンピングカー体験の旅なんだけど

コロナ自粛中ってことで、テーマは「人と触れ合わない旅」

一般的な旅の醍醐味に真っ向から勝負を挑むテーマだ

道中できる限り車から降りず、人気のないところでひっそりと車中泊またはキャンピング場を利用する

移動も長距離は避け、近場で人気のないところを探す

食事は基本車の中、またはカーサイドにテーブルを設置する(外食禁止)

 

嫁さんと話し合ってこれらを今回の旅の方針とした

 

 

とするとあまり遠くにはいけない

 

さて、どこに行くか

 

実際、レンタカーショップを出る直前までどこに向かうか決めていなかった

 

これぞキャンピングカーの自由度の高さ

気の向くままに車を走らせたらいいじゃないか

 

とは言っても初キャンピングカーはやっぱり怖えぇ・・・

 

嫁さんと何個か候補を挙げながらナビで検索して所要時間を調べる

結果、何度も行ったことがありかつ比較的近距離である淡路島に決定

道中のナビゲートは全て嫁さんに委ねて今度こそ出発

 

 

 

図体こそ大きいものの、いざ運転してしまうとすぐに慣れるもんだ

確かに加速は悪いし上下左右の揺れは大きいけど、思ってたほどに怖くはない

 

あっという間に淡路島北端のサービスエリアに到着した

 

子供達もキャンピングカー初体験の興奮からか、乗り物酔いの兆しは全くない

 

時間も夜9時を回っていたし、初日はこのSAで車中泊しても良かったのだが、できればもっと人気のないところで泊まりたい

ネットで調べてみたら、車で30分くらいのところに24時間開放されている海水浴場の駐車場があるとの情報を入手

 

海の傍か・・・・・いいじゃない

 

そうと決まれば早速移動

だけどその前に腹ごしらえを

そろそろ子供達も眠くなるころだ

 

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すまんね

自粛中だから外食は禁止だ

たまにはカップラーメンもいいだろ

 

ていうか車内で食べられるって素敵♡

 

そそくさとラーメンをすすると一路「多賀の浜海水浴駐車場」

 

高速道路を降りたら嫁さんと運転をチェンジ

最初はビビりまくってたけど、意外に嫁さんもすぐに慣れたみたい

 

 

海水浴場に着いたら時刻はすでに10時過ぎ

真っ暗でよく見えないが、他にはキャンピングカー仕様のハイエースが一台停まっているだけ

 

子供たちはすぐに後ろの二段ベッドへ

下段に長女次女、上段に長男が陣取って即入眠

 

大人は車内のテーブルを囲んでしばしのリラックスタイム

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酒が回ったら倒れるようにバンクベッドへ(運転席の上にある睡眠スペース)

 

 

 

 

翌朝

目が覚めたら目の前に海が広がっていた

 

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嫁さんは「起きたら別世界」というこのシチュエーションに大興奮

キャンピングカーっていいわねぇ~って、すでに私の術中にハマっている

 

昨日は暗いし怖いしでほとんど見る余裕のなかったキャンピングカーをじっくり見る

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なかなかいいじゃない

 

朝になったら結構車が増えていた

みんな車中泊やってんだな

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車内もご紹介

 

運転席だ↓

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ここはもう必要最低限の装備

シートも薄いし、長時間の移動は辛そう 

 

リビング部分には収納スペースがたくさん用意されてて便利↓

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大人二人が余裕で寝られるバンクベッド部分↓

残念ながら天井は低い

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夜は落ちたら危ないから寝かせられないけど、朝になったら子供たちのくつろぎスペースへと早変わり

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ちなみに後部には常設の二段ベッド

こちらは大人一人が足を延ばして少し余裕がある程度

私の身長だとギリギリ

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リビング部分は比較的ゆったり

海を眺めながらトランプに興じる子供たち

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さて、キャンピングカーといえども万能ではない

さすがに風呂まではついていない(ついてる車もあるけど)

というわけで近くの温泉を探す

 

結局、約1年前に訪れた南淡路休暇村の大浴場に決定

休暇村にむけていざ出発

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大音量で音楽を流しながら安全運転でゆっくりとドライブ

 

やばい、楽しすぎる

 

 

 

休暇村に到着

駐車場に車を停めて再度じっくりと観察

やっぱりでかい

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二段ベッド上段から顔を出す次女↓

 

高い・・・・

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さて、風呂に入ってさっぱりしたところで次の行先を考える

 

そろそろちゃんとしたモノが食べたい、ということでキャンプ場に決定

休暇村から20分程度のところにあるキャンプ場を急遽予約、全然OKとのこと

 

 

早速キャンプ場に到着

いつもならここから荷物を降ろしてテントを設営して周辺器具を設置して・・・・と小一時間はかかるところ

だけど今回はキャンピングカーだから

サイトに乗り入れた瞬間に設営完了

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笑ってしまうほど楽ちん

 

浮いた時間で何してくれようって散策していると・・・・・

 

 

なぜか馬がいた

しかも乗れるらしい

 

人生初乗馬にテンションダダ上がりの長男

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同じくアゲアゲの長女・次女(少し腰が引けてる)

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ついでに家族でもパシャリ

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これはいい思い出ができたわ

 

 

さらに散策を続けていると・・・・・

 

 

なぜかイルカがいた

一体なんなんだ、このキャンプ場は

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無心に見つめる子供たち

いい経験だ

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散々遊んだらもう夕方

サイトに帰って夕飯の準備

 

カーサイドにテーブルを出すだけで夕食の準備完了って・・・・どんだけ楽ちんなんだよ

 

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これ、道中のスーパーで見つけたブロッコリー

茎の部分のやる気がもの凄い

 

 

 

だんだん面倒になってきたから後は省略

 

最終日、帰宅前にもう一度海を目指す

慶野松原とかいう松林が綺麗な海岸に寄り道

 

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必ず登りたがるヤツがいる

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人っ子一人いない海

全部ひとり占めだ

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以上、今回の旅のレビュー完了

最後の方キャンピングカー出てこなかったけど

 

 

 

おしまいにキャンピングカーの感想をざっくりまとめておくと・・・・・・・

 

・キャンピングカーはデカいけど5×2mサイズなら特に運転に支障はない(駐車場にも困らない)

・想像以上に高いため、高さ制限には注意が必要(木の枝の張り出しなども)

・運転席はさほど揺れないが、後ろに乗ってみるとかなり揺れる(ソフトな運転を心がける)

・風の影響をもろに受ける(高速道路でトラックに追い抜かれるとかなり振られる)

・なるべく前向きに乗車すべし(最終日、後ろ向きに座った長男がグロッキー)

・禁止されている場所以外ならどこでも寝れるため、旅の自由度が格段にアップする

・意外とぐっすり眠れるけど、地面が平らでないと傾斜が気になるかも

・テントを張るキャンプと比べたら格段に楽ちん、逆に一度コレを知ってしまうとテントに戻れなくなりそうで怖い

 

 

こんなとこかな

 

 

ちなみに我が家は・・・・・・

 

 

 

乗るならやっぱりレンタルかな

 

本当は欲しいけどね

諸々考えるとね、ちょっと厳しいかな

 

 

 

 

 

本当は欲しいけどね

 

過去を紐解き現在(いま)を知る

我が家のリビングの壁には一面、子供たちの作品がベタベタと貼り付けられている

別に幼稚園のお遊戯や小学校の工作の時間に作った力作、というわけではない

日常生活の中でなんかの裏紙を利用して適当に書いた絵とか文字とか、はたまた折り紙とか

そんなのを適当に貼り付けている

 

何を貼り付けるかはその時の嫁さんの気分

最新作とは限らず、整理してたらたまたま出てきた昔の作品なんかも突然貼り出されてたりする

とにかく適当

 

 

そして最近、ふと気付いたらこんなのがシレッと貼られていた

 

どうやら字を書き始めた頃の次女の作品らしい

4歳中ごろのものか

 

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これを解読できる方はおられるだろうか

 

多分無理だろう

字も間違ってるし、なにより句読点の概念すらないんだから

 

 

ちなみに私には読める

血のつながりってのは恐ろしいもんだね

 

 

彼女が書いたままを正確に書き起こしてみるとこうなる

 

 

 

9うがつのおやつはぱへいうそつかんといてやおんのやあ

 

 

 

なんかわかるようなわからんような、微妙な感じでしょ

 

確かこの頃、月々のメインのお菓子を考えてて

何月にはコレ食べたい、その翌月にはアレ・・・みたいな

そして9月には絶対パフェが食べたいって言ってたんよね

 

ということから推察するに、おそらく上の文章はこのように区切れるはず

 

 

 

9うがつの おやつは ぱへい うそつかんといてや おんのやあ

 

 

 

どうだろう

大分読み解けてきたのではなかろうか

 

 

9うがつとかぱへいとか、いろいろ突っ込みどころはあるけれど

ここで一番問題になるのは最後のフレーズ

 

 

おんのやあ

 

 

これには少々頭を悩まされた

 

だけど私にはわかる

だって実の娘のことだもの

 

 

 

これは「おんどりゃあ」

間違いない

本人にも確認した

絶対にウソはつかせないぞという意気込み、魂の咆哮なのだ

 

 

よってこの文を意訳的に書き直すと次のようになる

 

 

 

 

9月のおやつはパフェ♡ウソつかんといてや!?おんどりゃあ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら育て方を間違えたようだ

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにお気づきだろうか

 

写真の右下に小っちゃく見切れてるけど

 

これは長女がそっと貼っていったもの

 

 

こう書いてある

 

 

 

 

 

 

 

うんち いぇーい

 

 

 

 

 

 

 

どうやら育て方を間違えたようだ

三月に思う

三月になるといまだになんとなくソワソワする

 

別れだったり旅立ちだったり、古いものを捨てて新しい何かを探しに行くための月

 

ま、カッコよく言ったけど自分にとっては「不合格を突きつけられる月」だったな

正確には「突きつけられた不合格を消化しながら次に動き出すための英気を養うという名目で何もせずにダラダラ過ごすことが許される月」ってところか

 

 

お恥ずかしい話、今までの人生で数えきれないくらいの不合格を喰らってきた

合格した回数より不合格だった回数の方が遥かに多い

 

不合格の理由は「圧倒的怠慢」

今となっては信じられないくらいに「努力」という行為を毛嫌いしていたあの頃の自分の首を絞めてやりたい

なんかいい道具ない?ドラえもん・・・

 

 

 

そんな自分の半生を振り返ってみて反省や後悔が無い訳などないのだが、だからと言ってこんな人生が嫌いでなかったりもする

 

そりゃあ負け知らずの土つかずでここまで生きてこれたとしたら、今とはずいぶん違ったキャリアを積んでたんだろうとは思う

だけどそのためには多くの犠牲が必要だったはず

それこそ幼少期から、お金も時間も

私だけでなく、私を取りまく周囲の人間も巻き込んで

 

正直、そんなお金やら時間やら労力をオレに注がないでいいよって思う

そんなことされたら重すぎるわ

もともとプレッシャーに超弱い人間なんだから、周りの期待なんて一身に背負っちゃったら歩き出す前に潰れてしまう

 

だからこれで良かった

自分には回り道の人生が身の丈に合ってたんだ

回り道して友達がどんどん先に進んでいくのを横目で見ながら、色々と考える時間があったからな

ほんと、時間だけはあったからな

 

 

勝率2割程度の自分が何を言っても説得力なんてないだろうけど、それでもこれだけは言わせて

 

 

人生、勝ち越す必要など無し

 

負け惜しみでもなんでもなく、ホントにそう思う

これが野球の世界だったら2勝8敗は立派な負け越し

だけど人生は野球ではない

例え10連敗してたって、たった1回の勝ちで人生を大きく変えるようなチャンスを掴むことが往々にしてある

大事なのは何回勝つかではなくて、どの勝負に勝つか

もっと言えば、自分の人生を左右し得る勝負を見極めてその土俵に上がることができるか

そこだと思う

 

 

だから、我が子たちには是非ともそんな大勝負、自分たちの人生にとって大きな意味のある大勝負の土俵に上がって欲しい

というかその土俵を見つけて欲しい

そしてできればそこで勝利を掴んで欲しい

そのために今、習い事が必要だったらいくらでも習えばいいし何往復だって送迎する

その労力を惜しむつもりはない

 

 

わかってる

 

 

上で書いたことと明らかに矛盾してる

 

 

自分だったらそんなことしてほしくないって言ってたクセにな

 

 

 

 

まったく・・・親ってのはどうしようもない生き物だわ

 

 

 

 

 

 

最後に、自分にとって三月のイメージにピッタリの曲でお別れを

 

大好きな関取花さんの「君の住む街」

 

なんだかその先に希望が待ってるような気がする曲です

 

 


関取花 君の住む街