四十路を過ぎて急に衰えを感じるようになりました。
人生を観覧車に例えるとわかりやすい。
頂上付近で急に今上がってるのか下がってるのかわからなくなるゾーンがあります。
注意深く周りを見回して、フトあぁもう半分過ぎて下がってるんだってことに気付きます。
今まさにその状態なんです。
三十代の頃も口癖みたいに年とったな~なんて言ってましたが、実際には別にアスリートでもないしビジュアル系でもないし、本当に切実な衰えを感じていたわけではありません。社交辞令みたいなものでした。
しかし四十代の衰えた感は本物のキラメキを放っています。
なにがキラメイてるかって、何より白髪が色めき立っています。
こればかりは遺伝だからどうしようもないのですが・・・・それでも見た目からして衰えを助長しています。
だけどまぁ白髪は横に置いておきましょう。これは老化というより体質に近いから。
そんなことより最近気付いてしまったんですよ、老いの原因というか、その本質に。
そう、問題は水だったんです。
体から水が抜けていくんですよ、年を取るってことは・・・・・・多分ね。
何を当たり前のことを、だからみんな必死になって化粧水塗りたくって保湿保湿言うてるんじゃないか。
そう思われる方も多いと思いますが、私の言う「水を失う」は何も細胞や組織レベルの話ばかりではありません。もっと大きく、一つの生命体として水をロスしていく方向に傾いてるってことなんです。
詳しく見てみましょう。
最近下痢ばっかりです。
固形のモノなんて1週間に1回お目にかかれば良い方です。
病気でしょうと言われればそれまでですが、多分違います。
これは老化です。
下痢によって水をロスするのです。
ここ数年、夜間に強い尿意を覚えるようになりました。
昔は朝まで我慢できたのに、今は夜中にトイレに行く日が増えました。
酒の飲みすぎでしょうと言われればそれまでですが、多分違います。
これは老化です。
尿量の増加によって水をロスするのです。
四十路を超えてめっきり涙もろくなりました。
昔は火垂るの墓を見てもなんとかこらえることができたのに、今では仮面ライダービルドでもアウトです。
情緒不安定でしょうと言われればそれまでですが、多分違います。
これは老化です。
流涙しやすくなることで余分に水をロスするのです。
職場などで若い女性と話すのがとても疲れるようになりました。
昔はそんなのなんてことない・・・・・ウソです、喜んでお話させて頂いたものですが、今でははるか歳上のマダム達と話す方がむしろ落ち着きます。
モテないヤツの言い訳だろうと言われればそれまでですが、多分違います。
これは老化です。
ココロの潤いまで無くしつつあるのです。
まぁ半分当たってると思いますが、残り半分は妄言ですかね。
老化の解釈は人それぞれですしね。
同じ年でももっと若々しい人、いくらでもいますしね。
まぁそういう人はえてしてギラギラしてますもんね、水分たっぷりです。
私は枯山水を目指そうと思います。