この週末、子供三人が同時に体調を崩した。
これはさすがに初体験。
今までも二人同時とか一人ずつ時間差でとかはあったけど。
だけど今回は三人ほぼ同時。
末っ子の次女が夜中に嘔吐し、体温を測ると37.5℃。
翌朝起きると長男がボーっとした顔をしてたので、まさかと思って測ってみると37.6℃。
すると自分だけ疎外感を感じたのか、急に長女がわざとらしく咳き込み始めた。
今回の風邪はどうやら消化器系にキテるのだが、そこらへんまではまだ頭が回らないようだ。
仕方なく「長女、オマエもお熱測るか?」って聞くと頑なに拒否。
自分だけ平熱という現実を突きつけられるのが耐えられないらしい。
だけどあまりにしつこく咳アピールするから無理やり熱を測ってみると、これまた驚愕の37.6℃。
自分でも意外だったのか、しばし呆然とした後に得意気な表情を見せる長女。
「な?」って感じでこちらを見る目が誇らしげなのだが、こちらはこの異常事態に狼狽えてそれどころではない。
おいおいどうなってんのよパンダ組!?
そしてここからがヒドかった。
長男は年の功だかなんなのか、微熱程度で特に症状もなく低空飛行。
しかし長女と次女はそろって夕方には39度前後に。
追い打ちをかけるように、夜中になると二人で嘔吐と下痢の波状攻撃。
一夜にして一体どれだけのオムツを消費したことか。
翌朝目の下にクマを作った長女と次女と父と母。
長男はソコソコ眠れたみたいだけどやっぱり微熱。
この破壊力、もはや同時多発テロだわ・・・・・・
・・・・・・・・・もう鶏ガラスープ作るしかないわ
この結論に至った経緯は省略。
まぁ栄養満点だし消化にも良さそうってことで。
かつこの状態で自由に動ける暇人は父だけだし。
ということで朝っぱらからスーパー2軒巡って買ってきました、鶏ガラ5羽分。
なぜ5羽かというと5羽しか置いてなかったから。
ほんとは多ければ多いほど旨いのだが・・・、まぁ処理が面倒臭いから良しとしよう。
鶏ガラ5羽分を鍋にぶち込んでまずは灰汁抜きから。
下茹でしたガラをザルに取り出し、残ってる内臓を取り除く。
そのあとデカいハサミを使って可能な限り細かく骨ごと砕いていく。
ここが一番面倒臭い。
あとは灰汁を取りながら香味野菜と一緒に煮るだけ。
ひたすら半日煮込んで完成。
若干黄色っぽくなってしまったが、香味野菜やらなんやらの色だろう。特に味には影響しない。
最初の頃はこの濁りを出せずに苦労したもんだが、最近ようやくいっぱしの白濁感を醸し出せるようになった。
ゴマすり棒みたいな太いやつで骨を砕きながら煮込むのがコツだ、骨だけに。
ちなみにこの鍋は圧力鍋なのだが、圧力をかけるかどうかは散々迷った。
なにせ鍋の9割近くまで水位が達している。
その状態で圧力をかけるのはさすがに怖い、爆発しそうで・・・・・・でもかけましたよ、面倒くさかったから。
そして気になるお味のほどは・・・・・
父的には合格点、今までで一番納得のデキ。
子供達も旨いうまいと食べてくれました、キッチリ残してたけどね。
まぁ、これ食って早く良くなってくれることを祈るばかりです。