先日ウチのワンコの避妊手術に行ってきた。
繁殖させないなら避妊すべき、でないと乳腺腫瘍やらなんやらのリスクが上がりますよと。
どこにでも書いてるし、かかりつけの獣医さんにもそう言われたのだ。
へー、そんなもんなんだ~
なんか引っかかりながらも家族5人+ワンでゾロゾロと、手術をしてくれる別の獣医さんを訪れた。
手術自体は1時間で終わるらしい。
退院は翌日、午前中でOKと。
へー、そんなもんなんだ~
これがニンゲン様だったらエライ騒ぎだ。
開腹下子宮卵巣全摘術、なんつってね。
翌日の退院なんてとてもとても。
クリニックに到着して順番を待つこと約1時間。
すぐに飽きてチョコマカと動き回る子供達をなんとかナダメて待ち続ける。
ようやく呼ばれて診察台に乗っけると、ありえないくらいにブルブル震えだすワンコ。
なんかその時にシミジミと思ってしまった・・・はい、全部ニンゲン様の都合ですよって。
犬からしてみりゃ、産まれてすぐによくわからん生き物の棲み処へ強制連行された上に、まだ信頼関係も十分できてないのに「次は子宮取りまーす」って・・・(多分理解できてないだろうけど)
それはさておき、無事に終わってくれと祈る気持ちでサヨナラしてきたのだが・・・
次の日迎えに行ったらこっちに対して不信感ムキ出しになってるんじゃなかろうか、という別の意味での不安も強かった。
そして翌日。
前の日と同じ診察室でドキドキのご対面。
しばらく焦らされた後に助手さんに抱きかかえられて登場したワンコ。
・・・・なんかボディコンみたいなピチピチの服着せられて不思議な感じに仕上がってるんですけど
傷口を舐めないようにお尻の部分だけくり抜いたお手製感丸出しのやつ。
笑いをコラえて愛犬の名を叫ぶパンダ組一同。
私達を見てもさほどテンションが上がっていない様に見受けられたが、助手さんの話によると待合室から家族の声が聞こえたらウレション(嬉しくて失禁)してくれたらしい。
ありがとう、ボディコン犬
ちなみにこのボディコンスーツ、お尻の穴が機能せずに尿まみれになることが判明したため、その場でハサミで切って脱がされるというお粗末なエピソード付き。
いろんな注意事項を聞いた後、傷口が開かないかとヒヤヒヤしながら キャリーバッグにそっとワンコを入れてすぐさま帰宅。
家に帰るや否や、ホッとしたのかテンションが上がりまくるワンコ。
もう家中を全速で走り回ったり傷口思いっきり引き伸ばしてジャンプしたりガツガツ飯食ったり、昨日手術したことを完全に忘れている様子。
ていうか痛くないんですか??
昨日腹切ってオンナとしての大事な部分取ってきたばっかでしょ!?
これがニンゲン様だったら点滴やらチューブやらモニターやらに囲まれて「い、痛み止め追加してください!!」とか言ってナースコール押してる頃よ!?
やっぱ野生は違うわ(厳密には野生じゃないけど)。
自然界で丸腰だったらニンゲン様が最弱説、あれはどうやら本当の話だな。
こんなヤツらに勝てるはずないわ・・・・・
目の前を普段となんら変わらぬ様子で走り回る黒い塊を眺めながらそんなことをボーっと考えていた。
でも心配だからとりあえずハウスだ。
なんか変な顔が撮れたから載せておこう。