長男
鼻クソをほじってはそこら辺に捨てるヘキがある。
あるいはそのまま壁になすりつけたり。
あまりに目につくので「鼻クソは必ずティッシュに包んで捨てるように」と強く言い聞かせた。
先日子供達を寝かせつけながら自分もウトウトしていると、おもむろに長男が
「おっきい鼻クソとれた、ティッシュちょーだい」
と。
リビングまでティッシュ取りに行くのめんどくせーなー・・・でもティッシュに包むって約束守ってるしなー・・・・チキショー眠いなー・・・・・・・・
そんなことを考えながらなかなか起き上がれずにグズグズしていると
「あ、やっぱもういいわ」
と急に問題解決した模様の長男。
「おいおい、捨てるなって言ったやろ!?」
完全に目が覚めて問い詰めたところ
「大丈夫、もっかい戻しといたから」
そうそう元あった場所にキチンとね・・・・・・じゃねーよ
行動心理学からのアプローチ:まず鼻クソをほじるという行為、これは彼が非常にリラックスした状態であることを表しています。次に鼻クソをそこら辺にほかしたりなすりつけたり、これはマーキングであり自分の縄張りを主張しています。この年頃の男の子にはよく見られる行動です。最後に鼻クソを自分の鼻に戻す行為、これはあまり経験が無く上級編と言わざるをえません。おそらくですが、これによってすべてが自分に帰属するという、いわば一連の儀式を完結させる行為と捉えてはいかがでしょうか。まぁ特に害は無さそうなので自由にやらせておきましょう。
長女
少し遡って、前々回田舎に帰った時のこと。
長女にとって久しぶりに会う親族や新しい環境がストレスだったのか、一人庭の片隅でひたすら石ころを洗い始めたのだ。
無心に石を洗い続ける長女に思わず
「おい長女・・・・・石を洗って楽しいのか?」
と尋ねたところ、
「たのしない」
無表情にそう答えて、また黙々と石を洗い始める長女。
お前のストレスは理解できるが、なにも石洗いじゃなくても・・・・・・
行動心理学からのアプローチ:ご指摘の通り彼女はストレスでいっぱいです。しかし心配には及びません。何かを無心に洗うことで雑念まで洗い流してしまおうとする、一種の防衛機制が働いているだけです。その対象がたまたま石ころであったというだけで、この場合石を洗うという行為自体には何の意味もありません。しかし石を神格化しているような兆候がみられた際には注意が必要です。具体的には石に話しかける、石を拝む、仏壇に石を並べる、誕生日プレゼントに石をねだる、このような行為が見られた場合には早急に石から遠ざける手立てを講じましょう。まぁこのケースは特に害が無さそうなので自由にやらせておきましょう。
次女
今朝の話。
本日は父が子供達を園に送る当番。
三人を連れて玄関を出てエレベーターを待っていたところ、玄関のドアから顔を出した嫁さんに気付いた次女がニコやかに手を振りながら放った一言。
「ツイテクンナー」
凍りつく嫁。
父爆笑。
さすがは魔の二歳児。
行動心理学からのアプローチ:これは心が傷つきますね。育て方の問題です。
解説:パンダモン・ダ・フロイト