先日の夕飯は外食の予定でした。
さて当日の朝、例の如く子供たちが中々朝ご飯を食べません。
業を煮やした父が喝を入れます。
「オイお前達わかってんだろうな。家のご飯残すようなヤツは絶対外に連れてってやらんからな」
結局長男だけが時間内になんとか完食。
長女・次女はダラダラ食べて半分以上残す結果に。
「長女と次女、残念ながら今晩お前たちはお留守番な」
そう言い残して私は仕事に出かけたのです。
さて仕事を終えて帰宅すると、皆すでに出かける準備をしています。
当然朝の出来事なんてキレイさっぱり忘れ去っている長女は、お出かけ前の小用を足しているところでした。
私がリビングのソファにドカッと腰を下ろすと、父の気配を感じた長女がトイレからパンツ片手に飛び出してきました。
「おとーさんおかえり!はよいこ!!」
「・・・・・朝の約束忘れたんか?お前と次女は留守番やで」
ようやく約束を思い出した長女。
みるみるうちに顔が曇っていきます。
「なんでそんないじわる言うん・・・わたしだって行きたいのに・・・」
「だから散々言うたやろ、ちゃんと家のご飯食べないと連れていかんでって」
どうやら父が本気らしいと悟った長女(本気なワケ無いのに)。
頭の中で色々と考えたんでしょう、軽くパニクったようです。
そして次の瞬間・・・・・・
おもむろに握っていたパンツを広げて父に襲いかかってきたのです。
朝からはいてる危険極まりないパンツを。
「クヌヌ~・・・〇✕☆$#△☆・・・コノ~イジワルガ~・・・$#△☆〇✕☆・・・パンツヲ~~・・・カブレ~~~イ!!!!!」
よく聞き取れないけど呪文みたいにゴニョゴニョ言いながら、パンツの中でも最もデンジャーな部位を的確に広げて襲いかかってきます。
断片的に聞こえる呪文の内容から察するに、どうやら父の頭にパンツをかぶせようとしているみたいです。
「ちょっ・・おま・・・・やめっ、やめろってば!!」
必死に制止しますが聞く耳を持ちません。
完全に目がイッテます。
凄い迫力です。
危ないところでした。
あわやウチで一番内気な長女の内なる竹内君を覚醒させてしまうところでした。
・・・・・うち多いな
ま、面白かったのでヨシとしました。
ちなみに同じく朝食を残していた次女は一貫して他人事を決め込んでました。
その後何事もなかったかの様にみんなで焼き鳥を食べに行きました。
以上。