パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

「子供にGPS論争」に終止符を打つ

何を隠そう私は心配性だ。

お父さんは心配症なのだ。

 

起こる可能性の極めて低い事象に関して年がら年中心配している。

だから飛行機もあんまり好きじゃない。

海外旅行なんてとんでもない(たまに行くけど)。

 

そう、杞憂で人生を楽しみきれないタイプなのだ。

 

 

そんな私が行動範囲の広がりつつある子供たちのことを心配しないわけがない。

特に長男は次から小学一年生、一人で登下校するし帰宅後は友達と遊びにも行くだろうし。

 

 

迷子に災害、誘拐事件

ウチは奇跡的に三人そろって可愛らしい顔立ちだからな・・・・(親バカ)

 

 

そうすると、行きつく先は当然ながらGPSということになる(携帯も含めて)。

親にとってタイムリーに子供の居場所がわかるというのは何ともありがたいことなのである。

 

 

だけど実際子供にGPSを持たせることに関しては、なんとなくためらいというかある種のうしろめたさというか、ホントにそれでいいんだろうかというネガティブな感情があるのもまた事実なのだ。

 

 

倫理的な問題?

子供にもプライバシーはあるとか?

 

否、特に倫理的には何も問題を感じていない。

プライバシーなんぞは自分の身の安全に責任を持てるようになってからほざくがよい。

仮に身を危険にさらしてまでも得たいプライベートな何かが小学生の身空であるというのなら、逆にそっちのほうが心配だわ。

 

 

それじゃあオレは一体何にひっかかっているというのだ・・・・

 

 

色々考えてみたのだが、今一つ判然としない。

 

 

なるたけ過保護に育てたくないという私達夫婦のポリシーに反するから?

一日に何度も居場所を確認しないと気が済まないヤバい親になりそうだから?

 

 

どれもカスってはいるがド真ん中の答えではない。

 

他に何かある・・・心のどこかで引っかかっている何かが

 

 

久しぶりに頭を使って考えてみた。

すると何となく答えが見えてきた。

 

 

私は心配性ではなく、心配症を自負している。

心配症・・・それはそれで疲れる性格ではあるが、今までの人生これによって未然に防げた事故だってもしかしたらあったのかもしれない。

 

心配症と慎重派は紙一重だから。

 

捨てたもんじゃない、心配症。

 

そしてどうやら私は、子供たちにGPSを持たせることで私の鋭敏な心配センサーが鈍ってしまうのではなかろうかということを心配しているようなのだ。

さらには、これから育まれるであろう子供たちの心配センサー、この感度まで鈍らせてしまうのではなかろうかという心配も。

 

 

 

どんだけ心配症やねん・・・

 

 

 

だけど思い返してみると、自分が子供の時代にはGPSや携帯電話なんてものはおろかポケベルすらなかった。

一度「行ってきます」と家を飛び出ると、次に「ただいま」と帰ってくるまでの間、どこをどうほっつき歩いてたかなんて本人にしか分からないことだった。

 

一人でいる時間は自己責任。

当たり前だけど大切なこと。

 

 

だから当然、親としても心配して色んな約束事を突きつけてくる。

 

どこそこには近づいちゃいけない

あんまり遠くに行っちゃいけない

学校帰りは寄り道しちゃいけない

知らないおじさんについていっちゃいけない

暗くなるまでには帰って来なさい

 

 

子供にGPSを持たせることによって、自分の中のこういった基本的な約束事が曖昧になりそうな予感。

暗くなってても近くの公園にいるってわかってるからもう少しいいかとか、遠くに行ってるみたいだけど危ない地域じゃなさそうだからいいやとか、寄り道してるけど誰ソレ君の家みたいだしまぁいいかとか・・・。

 

それは子供にとってみても一緒。

基本的な約束を守らなかったときに生じる不利益、そこから学ぶ反省。

迷子になること一つとってみても、実は貴重な体験だったりする。

そういう大切な学びの機会を失ってしまう可能性・・・。

 

そしてもう一つ。

今子供達がどこにいるのかがあまりにも簡単にわかりすぎてしまう生活に慣れてしまう不安。

子供達が中学校に上がる頃にはさすがにGPSも返上せねばならない。

その時、果たして自分はGPS依存症に陥っていないのか。

正直自信が無い。

 

 

 

とまぁ色々考えたのだが、だからといってこんなに便利な世の中になったのにそれを享受しないという手はない。

それが子供たちの安全につながるというならばなおさらのこと。

もう昔とは時代が違うのだ。

こんな物騒な世の中、自分達で身を守る努力をせにゃならんのだ。

しかも自分が育ったド田舎とは違い、今いる場所は都会。

それなりに危険な地域とも隣接してるし・・・・・。

 

 

 

全力で合理化した結果、ようやく私の中のGPS論争に決着がついた。

嫁さんはほぼ私と同意見。

ということで、長男の小学校入学を機についに我が家もGPSを導入することにした。

 

無駄な機能は一切不要。

通話もメールも警備員の駆けつけも、余分な機能は一切なく純粋に居場所だけが分かればよい。

その観点で選んだ結果、色々比較して我が家はコレに決定↓↓↓

 

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その名はGPS BoT

決め手となったのはGPSとしての使い勝手の良さと変なボタンが一切ないシンプルさ、そして良心的な価格設定。

本体買取で税別4800円、使用料は税別480円/月。

以上。

追加料金なし、解約料なし。

訳の分からん縛りもなし。

 

この単純明快な会計システムと余分な機能の無い潔さに惹かれて購入を決めた。

 

使い勝手に関しては、まだほぼ使用しておらず何とも言いようがない。

使用後の感想に関しては気が向いたら書くかもしれないし書かないかもしれない。

 

 

GPSを使うにあたってどんな機種が良いのか、使い勝手はどうなのか、重要なのはそこではない。

 

 

本当に大切なのは・・・・なんなんだろうか。

 

 

答えは各自で見つけましょうって話。。。