パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

思ひでシリーズ 家族旅行2019 ~四国編~ その1

仕事で四国に行く用事ができた

ま、小さな学会に顔を出すだけなのだが

 

ついでじゃないけどどうせなら、というわけでめっきりご無沙汰している親族に挨拶がてら、高知県まで足を伸ばすことにした

それならばいっそのこと、と結局家族総出でゾロゾロ押しかけることに

 

 

というわけで今回は四国旅行

 

いつも通り備忘録程度にいってみよう

 

 

 

 

初日

 

毎度の如く仕事を終えてから車で出発

時間も遅いため、一日目は欲張らずに淡路島で一泊

 

旅館に到着したのが午後7時30分と遅くなったためか、部屋食を用意してくれる70歳近い二人組の仲居さんがなんとなく忙しない

そしてものすごく押しが強い

長くこの業界にいるという自負からか、手練れ感がハンパない

 

大人二人、子供三人がどう座るか、その配置に関してもこちらの意見など求めてはこない

「ハイあなたココ、あなたはコッチね」と勝手に座席が決まっていく

 

強大なフォースを前に為す術もなく、言われるがまま席に着き運ばれてくる食べ物を口に運ぶパンダ組一同

 

慌ただしく食事を終えて時計を見るともう9時前

子供たちは寝る時間だ

 

こうなることを想定していたため、子供たちは既に家でお風呂に入っている

というわけで温泉にも入らず

 

さすがにこれじゃあまりにも味気ない

ということで少しだけ館内を散策してみるとカラオケルームを発見

 

カラオケは昨年の沖縄旅行で一度行ったきりであったが、よほど楽しかったのかどうしても行きたいと駄々をこねる子供たち(思ひでシリーズ 家族旅行2018 ~沖縄編~ - パンダ組の日常

 

今日ばかりは少し夜更かししても良しとするか・・・

 

というわけで皆でカラオケを小一時間ほど

 

なぜか今我が家では鳥山明系アニメが旬を迎えているため、ドラゴンボールシリーズやアラレちゃんを熱唱

他にもパプリカとかプリキュアとかおしりかじり虫とか

 

去年はPVが怖いと泣いていた次女も今回はなかなかマイクを離さないところに成長を感じたりして

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二本しかないマイクを子供たち三人が奪い合ったり譲り合ったり、なかなかに楽しいひと時を過ごす

 

部屋に戻るとすでに10時半

翌日は朝が早いため早々に就寝

 

 

 

二日目

 

朝早くに淡路島を出発し四国に入る

 

午前中に学会へ顔を出し出席点をゲット

その間嫁さんと子供たちは車内でDVDを鑑賞しながら待機

面白そうな演題をいくつか聞いて早々に会場を後にする

 

その後、事前に連絡しておいた親族の家を目指して高知県を爆走

 

約束の時間よりかなり早く着いたため、近くの回転ずしで昼飯を食べながら時間を潰すことに

 

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さて、高知県の魚がどれほどのもんかお手並み拝見といきましょうか

 

もちろん真っ先に頼んだのはコレ↓

 

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高知と言えばカツオのたたき

格別たたきが好きというわけではないのだが、この旅行が決まった時から食べると決めていたのだ

 

いざ実食

 

 

ヤバい

関西で食べてるカツオのたたきとは全くの別物だ

カツオの生臭さを一切感じない

味付けは塩だけで十分、いやポン酢なんてもっての外だ

 

回転ずしでこのレベルなんだから、少し気の利いた小料理屋なんかで食べるとまだまだ上がある予感

 

 

想像の上を行くカツオに興奮したからか、はたまた旅行前からの疲れを引きずっていたためか、店を出る前に長男をトイレに連れて行ったタイミングで突然ウ〇コを漏らす父

 

少々凹むが、逆にそこがトイレだという幸運を足掛かりに沈みかけた気持ちを無理やり引きずり上げる

 

自慢じゃないがこういう事態には慣れっこのため、自分の気持ちとの折り合いさえつけばあとはもう単純作業

眉一つ動かさずパンツを廃棄、涼しい顔で店を後にする

 

もちろんノーパンで

 

車内で新しいパンツをはいたら心機一転、何事も無かったかのように親戚宅へ

 

 

午後2時過ぎ、親戚の家に到着

実はその家、私が今の長女の年頃に一度泊まったことがあるのだ

もうほとんど記憶の彼方に霞んでしまっていたが、ご厚意で二階を見せてもらった瞬間に埋もれていた記憶がフラッシュバック

 

ああ、オレこの部屋で寝たわ・・・

 

ヒトの脳ミソというのはつくづく不思議なもんだ

 

ひとしきり昔話を聞いたあとは家の周りを散策

父が通っていたという小学校の通学路を見せて頂く

 

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途中にある踏切

父が通っていたころとなんら変わってないんじゃなかろうか、てくらいに素朴な風景

 

父もこの風景を見たのだろうか

 

 

しかし田舎の線路ってのはなぜか郷愁を誘うものだ

なんでだろう

 

そうか

きっと単線だからだ

そうに違いない

知らんけど 

 

 

ひとしきり歩き回るともう昼の3時過ぎ

子供たちもここが気に入ったらしくもっとゆっくりしたかったのだが、いかんせんその日の宿は室戸岬に近い北川村というかなり離れた場所

ということで後ろ髪を引かれる思いで親戚宅を後にする

 

 

高速道路と下道を飛ばすこと3時間

ようやくその日の宿、北川村温泉ゆずの宿に到着

想像以上の山奥にポツンと建つ温泉宿だ

 

到着時は真っ暗でなんにも見えなかったのでホームページから写真を拝借↓

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何でも2018年にリニューアルオープンしたてとのこと

とにかく全てが新しくて清潔

とても気持ちが良い旅館だ

 

館内にはゲームセンターやラウンジ、酒類自動販売機などが一切ない

純粋に温泉と静寂を楽しんでほしいとのメッセージだろうか

 

そんなお宿に小うるさいガキどもを三人も連れ込んでゴメンナサイ

 

清潔感溢れる宿にご満悦の長女、少し眠いのかご機嫌斜めの次女

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塵一つ落ちていない磨き込まれた廊下

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開放感のある吹き抜け(翌日撮影)

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とにかくもう新築感に満ち溢れている

この分だとお部屋も満足できそうだ

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部屋に入ると想像通りの広々とした空間

その中で獣の様に雄叫びを上げて走り回る子供たち

 

サヨナラ哀愁、サヨナラ静寂感・・・・

(平日のため隣に宿泊客はおらず、ある程度自由にさせてやりました)

 

 

さて、今回この宿を選んだ最大の理由は温泉の評価が高かったから

温泉宿だけに温泉がショボくては話にならない

 

お風呂は何としてもみんなで入りたいという父のわがままから、今回は風呂付きの部屋をチョイス

 

家族五人で入っても余りある浴槽に飛び込む

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・・・・コラーゲン入れてます??

 

思わずそう口走るほどにトロトロの湯

肌にまとわりついて離れない感じ

試しにペロッと舐めてみるとかなり塩分を感じる

 

これはいいわ

 

 

耳を澄ませば秋を感じさせる虫の鳴き声と川のせせらぎが聞こえてくる

風流なことこのうえない

 

ま、子供たちの叫び声ですぐにかき消されてしまうのだが

 

サヨナラ哀愁、サヨナラ静寂感・・・・

 

 

風呂から上がるとさらに温泉の効果を実感

四十路過ぎには不必要なほどにお肌ツルツル

みんなで肌を触りあい、スベスベであることを確認しては互いに納得

この儀式を何度も何度も繰り返す

 

ちなみに食事は1階の食堂にて

コースの内容、味付けともに申し分なし

 

このスペックで大人1名1万円台(部屋によって数千円の差あり)は絶対にお得

ただし近くに高速道路も無いため、この宿に到達するまでにかなりの労力を要するのが難点か

 

食堂で日本酒を入手し、子供たちが寝たあとに酒を飲みながらまた風呂につかる

 

結局チェックアウトまでに4,5回は風呂に入っただろうか

 

 

 

 

長くなったので今回はここまで

 

次回、3日目以降乞うご期待