三月になるといまだになんとなくソワソワする
別れだったり旅立ちだったり、古いものを捨てて新しい何かを探しに行くための月
ま、カッコよく言ったけど自分にとっては「不合格を突きつけられる月」だったな
正確には「突きつけられた不合格を消化しながら次に動き出すための英気を養うという名目で何もせずにダラダラ過ごすことが許される月」ってところか
お恥ずかしい話、今までの人生で数えきれないくらいの不合格を喰らってきた
合格した回数より不合格だった回数の方が遥かに多い
不合格の理由は「圧倒的怠慢」
今となっては信じられないくらいに「努力」という行為を毛嫌いしていたあの頃の自分の首を絞めてやりたい
なんかいい道具ない?ドラえもん・・・
そんな自分の半生を振り返ってみて反省や後悔が無い訳などないのだが、だからと言ってこんな人生が嫌いでなかったりもする
そりゃあ負け知らずの土つかずでここまで生きてこれたとしたら、今とはずいぶん違ったキャリアを積んでたんだろうとは思う
だけどそのためには多くの犠牲が必要だったはず
それこそ幼少期から、お金も時間も
私だけでなく、私を取りまく周囲の人間も巻き込んで
正直、そんなお金やら時間やら労力をオレに注がないでいいよって思う
そんなことされたら重すぎるわ
もともとプレッシャーに超弱い人間なんだから、周りの期待なんて一身に背負っちゃったら歩き出す前に潰れてしまう
だからこれで良かった
自分には回り道の人生が身の丈に合ってたんだ
回り道して友達がどんどん先に進んでいくのを横目で見ながら、色々と考える時間があったからな
ほんと、時間だけはあったからな
勝率2割程度の自分が何を言っても説得力なんてないだろうけど、それでもこれだけは言わせて
人生、勝ち越す必要など無し
負け惜しみでもなんでもなく、ホントにそう思う
これが野球の世界だったら2勝8敗は立派な負け越し
だけど人生は野球ではない
例え10連敗してたって、たった1回の勝ちで人生を大きく変えるようなチャンスを掴むことが往々にしてある
大事なのは何回勝つかではなくて、どの勝負に勝つか
もっと言えば、自分の人生を左右し得る勝負を見極めてその土俵に上がることができるか
そこだと思う
だから、我が子たちには是非ともそんな大勝負、自分たちの人生にとって大きな意味のある大勝負の土俵に上がって欲しい
というかその土俵を見つけて欲しい
そしてできればそこで勝利を掴んで欲しい
そのために今、習い事が必要だったらいくらでも習えばいいし何往復だって送迎する
その労力を惜しむつもりはない
わかってる
上で書いたことと明らかに矛盾してる
自分だったらそんなことしてほしくないって言ってたクセにな
まったく・・・親ってのはどうしようもない生き物だわ
最後に、自分にとって三月のイメージにピッタリの曲でお別れを
大好きな関取花さんの「君の住む街」
なんだかその先に希望が待ってるような気がする曲です