夏休みに大冒険をしたんだけどね・・・・西表島
書こう書こうと思って少しずつ進めてたのに気が付けばもう11月、しかも下旬
完全に機会を逸したわ
多分私、いま更年期真っ只中なんだと思う
いくら寝ても眠いのに夜中にすぐ目が覚める
日中の眠気が酷い
やたらと汗をかく
食に対する貪欲さが減った
酒もさほど欲しない(しっかり飲んでるけど)
疲れた~が口癖
やる気が出ない
コレ間違いなく男性更年期
男性ホルモン測らなくてもわかるわ
これからは閉経男子としてユル~く生きていくしかない
そして同じ境遇の人たちとバンドでも組んで歌を歌おう
バンド名はHey!Kei!JUMPでいこう
それはそうとして
この際、西表島は封印して一旦振出しに戻ろうと思う
ゼロがいいゼロになろう
そして心新たに今回の里帰りの記録でも残しておこう
ここまで書いてすでに息切れ・・・・
でも、今回は書き切る
11月某日
季節外れの台風の進路を気にしつつ、九州行きのフェリーに乗船
海が荒れるかと思いきや、当直明けかつ酔い止めと眠剤のトリプルコンボで爆睡
気が付けば懐かしの港に到着していた
ここから嫁さんの実家に車で移動するのだが、その前に大学時代の同級生であるA君Bちゃん夫婦(私と嫁さん含め、四人とも同級生で仲が良かった)が港近くまで会いに来てくれるとのこと
朝ご飯を食べていなかったため、行きつけのうどん屋で集合
久々の再会に心を躍らせる
しかし子供同士は遥か昔に一度会ったきりのほぼ初対面
ややぎこちない滑り出しとなる
うどんを食べたあと、店の近くを皆で散歩
このころには子供同士の距離感もグッと縮まる
しかしA君、貫禄出てきたな・・・
A君はバリバリの外科医
この日は学会で県外に飛び立つ予定とのこと
搭乗までのわずかな時間で会いに来てくれた心意気に感謝だ
もっと遊びたいとゴネる子供たちに、「近々また必ず機会を設けるから!」とオトナの約束を交わしてお別れ
そのまま嫁さんの実家に向けてGO
嫁さんの実家に到着
約1年半ぶり、中学生になった甥っ子姪っ子を見て度肝を抜かれる
大人の階段駆け上ってるね~
恐るべし成長ホルモン
閉経気味のおっさんにそのホルモン少しだけ分けてくんねーかな・・・・
あとはいつも通りの過ごし方
親戚の家にお邪魔したり焚火したりバーベキューしたり
音楽一家だからピアノ弾いたりチェロかき鳴らしたり
犬の散歩行ったり昼間っからお酒飲んだり
そんな感じ
叔父さんの家で珍しい石のコレクションにかぶりつく子供達
野菜を整然と並べて几帳面に焼く女子たち
部屋にピアノが二つというなんとも贅沢な空間
好きに音を奏でながら語らう子供達
グランドピアノの上は長女の特等席だ
初めてのチェロ
弾き方がわからない次女、教えられない父
が、子供の成長は速い
大自然の中、犬の散歩
実はこれが一番好きな時間
前を向いても後ろを向いても視界を遮るものなし
空気が澄み渡っている
が、時にかぐわしい
家に遊びに来る野良猫
名前は「そら」
そらとお近づきになりたくて仕方ない次女
しかし野良猫に触るのはご法度だ
近くの公園の釣り堀までニジマスを釣りに
普段穏やかなバァバだが、竿を持つと人が変わった様に食い気味
それを隣で次女が引き気味に見守る
普段こういうのに興味を示さない長女も前のめり
そしてようやくゲット
釣り堀とは言え、川魚を釣り上げるのは意外と難しい
しかしなんだかんだで8匹ゲット
釣り堀のおじさんが1匹サービスしてくれたので合計9匹
これで晩のBBQも安泰だ
釣った魚はその場で内臓を処理して塩漬けにしてくれる
手際の良さに見惚れる次女
同じく見惚れる嫁さんと長女
想像以上に小さかった心臓に見惚れる長男
そして魚たちは晩御飯の一品に
ニジマスってビックリするほど旨いのな
だけど塩はちゃんと洗い流すべきだった・・・塩釜焼きみたいになっとる
よし、書き切った!
こんなけ書けたら上等だろ、閉経ジジィなんだから
そんなこんなで今回も濃密な帰省だった
自然の力をフルチャージ、これでしばらくは都会のしがらみにも耐えうるパワーを頂いた
あとはひたすら車で我が家を目指すのみ
だがしかし
まだまだこれでは終わらないんだな
今回は新しく試みたんだよ、この閉経ジジィが生気をふり絞って
バカの一つ覚えみたいに高速道路をひたすら走って九州から門司港経由で中国地方通って近畿に入るなんてさ、もう時代遅れなんだよ
今回は別ルートを試してやるんだ
コレだ↓↓
知ってた?
実は大分と愛媛って国道でつながってんだぜ??197号線
もちろん海の上を道が走ってる訳じゃない
フェリーで繋がってんのよ、一時間に一本、片道一時間
知らんかったでしょ?
俺も知らんかったね、この歳まで
というわけで今回初の試み
九州から中国地方ではなく四国経由で帰宅するという超人的発想で、マンネリ化してきた帰路に新しい風を吹き込もうとした閉経ジジィの奮闘、息もつかせぬドキュメンタリーの始まりだ
高速道路をひたすら走る
目指すは大分市佐賀関港
正直、高速道路なら素直に門司港経由で帰る方がいいね、広くて
こっちは一車線だから前に遅い車が走ってるとイライラする
乗船の30分前までには必ず到着しておかないといけないという縛りがあるから
だけど時間内に港まで着けばこっちのもんだ
四国経由の方が距離が短いから、走行時間だけで1時間は短縮できる
しかも昼飯時に乗船した場合、お昼休憩の間にもフェリーが進むわけだからさらに1時間の時短が可能
後部座席で長時間の座位を強いられる子供たちの負担も少しは減るに違いない
なんとか出港の25分前に乗り場に到着(5分遅刻した)
これ以上遅れていたら予約が自動で取り消され、キャンセル待ちの車が先着順に案内されていたらしい・・・危なかった
乗船したら真っ先に甲板に出て、昼ご飯のスペースを陣取る
しかしさすがは国道をつなぐ船、一日に何回も往復するだけのことはある
テープを放ったりハンカチを振り回したりして感傷に浸る余裕など一切なく、時間通りにサッサと出港
みるみる遠ざかる九州の地
時間通りに三崎港に到着すると、これまたテキパキと荷下ろしの準備に取り掛かり、そのままスムーズに下船
イラちな私にとって、このスピーディな乗下船はかなりポイントが高い
さて、船を降りたら半島の道をクネクネと進んでいく
もちろん一日では帰れないからね、家まで
門司港経由で帰るときは大体広島か岡山で一泊してたんだけど、いつも似たようなとこに泊まってたからやや食傷気味
だけど今回は嫁さんや子供たちにとって初愛媛、いつもとは違って新鮮な気分だ
今回のお宿、晩御飯は付いてなくて素泊まりのみの古民家貸し切り
その割にやや高めの値段設定ではあるが、江戸から明治にかけて木蝋で栄えた町としての面影を強く残す内子町において、そのノスタルジックな雰囲気にマッチした良い宿だったと思う
チェックインを済ませたら、エキゾチックな雰囲気を醸し出す女将さん?の後ろについて本日のお宿まで徒歩で移動
街並みがいい感じ
本日のお宿
街並みに溶け込んでいる
玄関(土間?)が広い
あまりの広さに靴を脱ぐ場所を間違えとるのが・・・・・いい
別アングルで
やっぱり異様に広い
てか、ここで寝れる
上がってすぐにハンモック
子供たちに大人気
中二階には秘密の読書スペースが
本好きの長男がここを陣取る
一階には掘り炬燵とベッド
晩御飯が出ないため、ダイニングで買ってきたお惣菜を食べられるようになっている
想像以上の広さにテンション上がり気味の嫁
何やら奥に続く廊下が
お風呂だった
残念ながら温泉ではない
だけどいい感じ
中庭を囲うように母屋と風呂場が配置されている
二階にも寝室
隣には和室もあり
こんだけ広かったら逆に落ち着かない
と思いきや、皆めいめい好きな場所で寛いでいる
バックミュージックにスタジオジブリの名曲を流しながら、ハンモックに揺られたり持ってきたお気に入りの本を読みふけったり、風呂に入ったり庭を眺めたり
このお宿、絶対にまたリピートしたくなる雰囲気だったね
さて、長くなったけど書き切ったわ
閉経ジジィとしては本当によく頑張った方だと思う
だけどね
今回はまだ終わりじゃない、終わるわけにはいかない
実はちょっとしたサプライズを用意してたんだな
最終日
荷物をまとめながら旅の余韻に耽っていた時
子供たちの誰からともなく口をついて出たこのフレーズ
「あ~あ・・・・もう一泊したかったな」
待ってましたよその言葉
実は嫁さんと申し合わせて、もう一日余分に休みを取ってたんだな
もし誰かがこのフレーズを口にしたらすかさず「じゃ、もう一泊やっちゃう?」って言えるように
誰も言わなかったら旅の疲れを癒す予備日として家でダラダラ過ごせばいいわけだし
だけどやっぱり出たんだな、このフレーズが
子供にとってもまさかの嬉しいサプライズ
これはきっと記憶に残るに違いない
急いで宿にもう一泊できるか問い合わせたところ、残念ながらこの部屋はもう予約が入ってますって
平日だからワンチャンいけるかな?って思ってたけど、やっぱり甘かったね
だけどこっちとしても仕込みなしのぶっつけ本番だったわけだから、部屋が空いてなかったんならしょうがない
あきらめようと思ったら、あのエキゾチックな女将さんがなにやらパソコンをカタカタやりだした
もしかしてって思ってたら、「このお部屋はもう埋まってますけど、別タイプのお部屋に一つ空きがありますよ!!」と弾んだ声でゴリ押ししてくる
みんなにどうする?って聞いたら、それならいらない・・・・なんて訳ないわな
よし、そしたらもう一泊だ!!
イエーイ!!
わかりやすい展開、期待通りの反応
二泊目の部屋もまた趣向が違ってなかなか良かったけど、私は正直一泊目かな
二泊目の方が良かったという意見もあって、それが面白いところ
やっぱこういうドキドキっていいよね、毎回は無理だけど
できれば二泊目の部屋も写真で紹介したいんだけど、すでにホルモンが枯渇しかかっている老馬にこれ以上のムチ打ちは危険
サプライズ大成功、ということで今回の旅行記を締めさせていただきたいと思います
次は西表島・・・・・
よし、頑張ろう・・・・