パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

林間学校

長女@小学五年生が林間学校に出発した

それを見送ってから仕事に向かったら、Tシャツが汗びっしょりでもはや働く気にもならない

だけど長女のリラックスした笑顔を確認できたから良しとしよう

 

 

そもそも長女はこんなイベントが大嫌いでね

人見知りが激しくて未だに友達が少ない

休み時間に友達とペチャクチャおしゃべりするよりかは、一人で学級文庫の本を読んでいたいタイプ

本当のとこはどうなのかわからないけどね

次女@小学三年生がいる限り私に友達なんていらないわ、とか考えてそうなフシがあって恐ろしい

 

 

長女が小学校三年生だったころ

一人で下校してくることが多いのが心配で、できるだけ誰かと一緒に帰ってくるように諭したことがある

それからはいつも「今日は誰と帰ってきた?」って聞くのが日課のようになっていた

 

そしたら長女、「今日は〇〇ちゃんと帰ってきた」、「△△ちゃんのお父さんって外国で働いてるんやって」、「□□ちゃん、最近犬飼ったんやで」なんて色んな情報を教えてくれるようになって

あぁ良かった、これで一安心・・・なんて思ってたんだけどね

 

一年くらいしてから驚きのカミングアウト

実は一緒に帰ってたんじゃなくて、前を歩いているクラスメイトの会話に耳を傾けながらそっと後ろをついて歩いてたんだって

だれかと一緒じゃないと怒られると思って

 

思い出すと今でも胸が締め付けられる

100%娘のことを思ってのことなのに、なんて残酷なことを言ってしまったんだろうって

どんな気持ちだったんだろうな・・・楽しそうに話してるクラスメイトの後ろについて黙って歩いてるとき、それをあたかも一緒に帰ったかのように我々に伝えるとき

 

そこらへんを想像するとね、もう駄目

全然気付いてなかった能天気な自分を呪いたい

 

 

だけど、そんな長女にも小学四年生になったら仲の良い友達が数人できてね

エアーじゃなくて、ほんとに一緒に帰ってくるお友達

休み時間もおしゃべりしたり一緒に絵を描いたり

 

しかもなんの奇跡か、五年生になった今もその子たちと同じクラスでね

林間学校の部屋割りも仲良しグループで一緒になれたって喜んでいた

お父さんはうれしくてうれしくて仕方がない

本当なら彼女たち全員を我が家にご招待して贅を尽くした宴を開き、帰りには厚底になった菓子折りを一人一人に手渡して今後ともどうぞよしなになんてやりたいところなんだけど、それだと敬愛する佐々木光太郎氏ではなく片桐の父に寄ってしまうからやめておこう

 

 

それはともかく

こうやって仲のいい友達もできたんだからもっと楽しみにしたら良さそうなものなのに、やっぱりこういうイベントは苦手らしくて

気が重い理由として、期せずして班長になってしまったってのもあるみたい

なんと班長はみんなの前に出て「ラジオ体操第一」の手本とならなければならないらしいのだ

あのRadio体操第一、略して「レディチ」の、だ

そりゃ荷が重すぎるだろな、長女にしてみたら

ただでさえ人前に出るのが苦手なのに、あろうことか「レディチ」まで遂行せねばならぬとは

 

「レディチ」の模範演技を画面に流しながら一生懸命練習する長女

体が硬いのか、公園でカチカチの太極拳をやってるご長寿さんみたいになってる長女を(笑いを堪えて)陰ながら応援するしかない父としては、是非とも先生方に本番の動画撮影をお願いしたいものだ

 

ちなみに「レディチ」にピンとこなかったそこのあなた

すぐにYou Tubeラーメンズの「バニー部」をチェックだ

ラーメンズの公式チャンネルは100本すべての動画が広告なしで見られ、しかもその収入は日本赤十字社に全額寄付されるという優れもの

見てない方、ましてやラーメンズを知らないという方・・・人生を無駄にすることなかれ

 

 

いやいや、レディチはどうでもよくて

とにかくなんだかんだで行く直前まで気乗りしない感じだった長女

だけどいざ校庭に集合して仲のいい友達と一緒になってからは、リラックスした良い笑顔を見せてくれてこちらも一安心

 

 

さあ、あとは思いっきり楽しんで無事に帰ってこい

山で迷子になったら先生より早くに駆けつけてやるから

 

だって父さん、GPSで分刻みに居場所チェックしてるからさ

 

 

 

佐々木光太郎のモデルって絶対俺だと思うんだよね