長女@小4が唐突に言った
「わたし・・・髪の毛切るわ」
断固として髪を短くすることを拒絶してきた長女
どういう風の吹き回しか、突然ショートヘアにすると言い出したのだ
「ちょうど父さんも髪の毛切ろうと思ってたとこだから、そんなら一緒に行くか」
二人そろって近所の美容院に行くことにした
ある休日の午前
出かける直前、念のため次女@小2にも聞いてみた
「お前もショートにするか?」
そしたら丁重に断られた、アタシは誰が何と言おうとも伸ばし続けますって
仕方がないから二人で出かけた
まずは父が髪の毛を切って、続いて長女の番
どれくらいにしますか?って聞かれたから「思い切りいっちゃってください」って言ってやった
そしたら本当に思い切ってやられたわけだけど、いかんせんウチの子はびっくりするくらい可愛いからなんだって似合うんだよね
ショートカットも実に似合ってたわけで
家に帰ると予想通りの展開に・・・
長女の姿を見るや否や、当然のように「私もショートにしますからねっ、今すぐに」って宣言する次女
まぁそう来るだろうと思って昼過ぎにもう一人いけますか?って予約入れといたんだけどね
嫁さんからも「いい判断だ」ってお褒めの言葉を頂けてラッキー
そして夕方
次女も長女と全く同じ髪型に仕上がって帰ってきたわけだ
近くに住む私の親や姉はなぜかショートカットを執拗に勧めてくるおかっぱ頭推進派な人たちで
帰り際にふらりと立ち寄って新しい髪型をお披露目したらもう大変な騒ぎ
必要以上に「素敵~」だの「超似合ってるわ~」だの持ち上げて携帯でパシャパシャ写真とか撮り始めるもんだから、子供たちは大層照れ臭そうに、だけどまんざらでもなさそうに「・・・・なんかアイドルみたい」なんて小声で呟きながらギコちないポーズで応えたりなんかして
さて、家に帰ってからも次女はさっきの感覚が忘れられなかったようで
可愛い可愛いって言われながら写真を撮られるあの快感が
リビングに入るや否や隣接する和室(窓無し)に篭ると、家中ありったけの電灯を所望された
一応聞いてみた
何をするの?
は??コンサートに決まってるやん
アイドルやねんから
やれやれ
和室を閉めきって真っ暗にして、携帯やら自転車の取り外しできるLEDライトやら懐中電灯やら、とにかく光を放つもので片っ端からアタシを照らせと言う
多分こんなイメージ
ちょうど最近、長女と共にYOASOBIにだだハマりしてるとこだから、歌う曲もまさに「アイドル」
父と母の携帯のライトをつけっぱなしにして足元に置き、さらに自転車のLEDライトを両手にもって次女を照らす
本人は懐中電灯をマイクに見立ててスタンバイOK
のはずなんだが・・・・・・
実のところ次女はものすごく緊張するタイプで
例え観客が家族だけであったとしても、実際に「それでは、どうぞ~」って振られると途端にモジモジ、表情だってアイドルみたいな笑顔は一切なくどちらかと言えば劇画タッチ
それでも意を決して歌おうとしたのか、持ってるマイクのスイッチをオン
浮かび上がったのはikuraではなくてjyunji
懐中電灯をマイク代わりにするのはいいけどスイッチは入れちゃいけない
そして、アイドルなら笑え
そんな教訓をそっと与えてくれる逸話のご紹介でした
稲川淳二、最近見ねーなー