パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

那智勝浦で名言を叫ぶ

ウチはもう全員、中学受験しないって決めちゃったからね

その経緯についてはまた別の機会にでも書きたいと思ってる

 

その代わり自宅学習はより一層気合を入れにゃいかん訳だけど

それはそれで頑張るとして、ね

 

せっかく受験しないんだったら、余った時間でガラスの少年時代に色んな経験や思い出を植え付けておいてやりたいんですよ

結局大人になってから一番思い出すのってこの時代のことじゃない?

この時期の思い出の層が分厚ければ分厚いほど、なんというか・・・・・頑張れる大人になれる気がするんですよ、逆境に強いというかね

それってあなたの主観ですよね~って言われたらその通りなんだけどさ

 

 

というわけで、うちはよく旅行に行きます

さぼり癖がついて全くブログに残してないけどね

デカいのだけじゃなくて1泊とか2泊とか、小さいヤツをチョコチョコいれて非日常を満喫するんです

非日常を満喫したらまた日常を全力で頑張る、その繰り返し

 

そして先日も行って参りました

長い距離を運転すると腰が痛くなるから今回も近場、和歌山県

 

だけど舐めてたね、和歌山

無茶苦茶広いわ、知ってたけどね

しかも今回は和歌山県の中でも辺境の地と名高い「那智勝浦」

学生時代に一度行ったことがあるんだけど、想像以上に遠くてね

もう一生行かないだろうと心の中でそっと永遠のサヨナラを告げた街

 

さらにその時泊まったのが、かの有名な「ホテル浦島」ときたもんだ

カメ(に模した船)が迎えに来てホテルに連れてってくれる、温泉が盛りだくさん、日本一の高低差を誇る長いエスカレーター、この3つ以外特記すべきことがない旅館

 

・・・・まさか四半世紀の時を超えてまた訪れることになろうとは

 

なんのかんので子どもたちが楽しめそうな要素が盛りだくさんだったからね

一か八か行ってみようってことになってね

どうせなら二泊して、もう一泊は一度泊まってみたかったお隣の島にある「熊野別邸 中の島」にでも行ってみるかって

 

那智勝浦に一度は行ってみたいと思っている方の一助にでもなればという熱い思いに駆られ、久しぶりに重い腰を上げてみようと思います

ご参考程度にどうぞ

 

 

 

 

道中、子供たちのリクエストでひたすら「Bling-Bang-Bang-Born」を聴いてました

曲が終わっても継ぎ目がわからないようにひたすら頭から再生されるという地獄の無限ループを延々とね

おかげさまであのメロディが3日間、頭から離れませんでしたよ

やたらと中毒性のあるメロディ

しかも歌詞がね・・・・・今どきの歌詞はよくわからんもんですよ、まったく

 

 

「it's 生身 it's 生身 yeah yeah yeah yeah」・・・??

 

「この存在自体が文化財な脳味噌」・・・わからないけど凄い自信だけは伝わってくる

 

「親の七光りも要らないお前のiceよりicy」・・・本当に意味がわからない、どなたか解説願えますか?

 

「相変わらず脱皮してる毎日」・・・「普通に毎日成長してるぜ俺」的な意味でしょ??これならわかるわ、名言ですな

 

 

「相変わらず脱皮してる毎日」以外全く共感できない歌詞を強制的に脳味噌に注入されながらひたすら勝浦に向かって海岸線を走り続けること数時間

 

 

ようやくホテル浦島の駐車場に到着するも、チェックインまで少し時間があるため急遽「那智の滝」を見に行くことに・・・もう腰が限界なんだけど

 

10分ほど山道をクネクネ行くと、突然その御姿が目の前に現れる

もっと山奥深く分け入ったとこにあるのかと思ってたら意外と簡単に到達できてびっくり

お金を払ってさらに近くへ

 

うん、なかなかに荘厳

流れ落ちる水が重低音で肚に響いてくる

 

まるでマイナスイオンを粒子で感じられるようだね~なんて言ってたらビショビショになりました

単に水しぶきをかぶってただけ

 

そのあと那智大社までサラッと歩いて観光、再びホテル浦島の駐車場へ

駐車場からマイクロバスに乗り換えて船着き場へと向かう

 

途中、バスの運転手より「このまま直行で旅館まで行けますけどどうしますか?船で行かれる人、おられますか?」と耳を疑う衝撃のアナウンスが

 

・・・・車で行けるんかい

 

いやいや、カメさんが竜宮城に連れてってくれんだろ?

子供たちはそれを期待して遠路はるばるやってきたんだから

 

どっちがいい?って子供たちに聞いてみたら「うーん、まぁ・・・船・・・かな」と結構どっちでもよさそうな雰囲気

 

ま、こいつらももう大きくなってきたからな

 

相変わらず脱皮してる毎日・・・だからね

 

それでも父と母はカメさんに乗りたいんだよ・・・いや、乗せたいんだよ

 

 

子供たちの成長に動揺を隠しきれないままカメさん号で竜宮城に向かうことに

カメがちっさく映ってる写真しか撮れてなかった

こいつに乗って5分間のセンチメンタルジャーニーだ

 

後でわかったんだけど、決して車に強くない子供たちみんな長すぎる車移動からのマイクロバスで不機嫌なだけだったみたい

船が着く頃には純朴な童心を取り戻してキャッキャはしゃいでくれてて一安心

 

・・・ごめんな、そんなに大した旅館じゃないんだよ

 

学生時代に泊まったことのある父としては、取り立てて印象に残るものがなかったという記憶しかない

きっと子供たちのお気には召さないだろうな、と

 

 

フロントでチェックインを済ませて今回宿泊する「山上館」へ

この旅館、めちゃくちゃ大規模で「本館」、「なぎさ館」、「日昇館」そして「山上館」の四つの館で構成されている(写真に写ってる山の上の建物がそのまんま山上館)

それぞれ特徴があるみたいだけど、日本一長いエスカレーターで行き着く先にある「山上館」が少しお高くなっているようで、ここで提供される夕食(ハーフバイキング)も他とは少し違う内容らしい

学生時代に泊まったのがどこだったか覚えていないけど、少なくとも山上館ではなかったはず

今回、直前の予約でそこしか空いていなかったという理由で山上館に宿泊することに

 

長い長いエスカレーターに乗っていざ山上館へ

上を見ても下を見てもエスカレーター

先が見えないほど長いエスカレーター3つ、少し短いエスカレーター2つ(だったと思う)を乗り継いでいざ山頂へ

 

子供たちのテンションもmaxに近づくが、5分以上乗り続けたため途中で飽きた様子(ちなみに数十秒で山頂まで到達するエレベーターもあるので、当然二回目からはエレベーターを使用)

 

山上館で再度チェックインを済ませ、部屋のキーを頂く

案内されるままにエレベータに乗り込むと・・・仲居さんが押したのはなんと最上階

 

最上階についてさらにビックリ

他の階と違って客室が数部屋しかない

しかも案内されたのは角部屋

 

この旅館に何の期待もしていなかった父の胸が突然高鳴り始める

 

もしかして・・・もしかして・・・・・・(小林幸子風に)

 

部屋に入った途端、父の予感が的中(良い方に)

 

 

ええ部屋やんか

 

 

見晴らし抜群

比較的清潔感あり

広さも文句なし

 

ここにきて父のテンション爆上がり

子供たちに「来てよかっただろ~」「ここ行こうって言ったのお父さんだぜ~」「お風呂もすごいんだから~」

とにかく恩着せまくってやりましたわ

 

 

それから晩飯まで館内のお風呂巡り

4つある風呂を1時間半かけて全制覇

詳細に関してはホームページで調べてくださいな

 

 

そして晩御飯

 

基本的にどの館もバイキング形式で期待値は低いけど、山上館のハーフバイキング(お造りやすき焼+バイキング)は美味しいという口コミが多数

 

あまり期待せずに夕食会場へ

 

結果的には・・・・・父さん大満足

 

すき焼のお肉も高級感丸出しだったし、ビュッフェの品々も比較的完成度が高い印象

 

調子に乗って海老天とエビフライだけで5匹も食べたりましたわ

他にもビーフシチューとか唐揚げとか肉吸いとかサザエのつぼ焼きとかステーキとかグラタンとか鱈の餡かけとか

とにかく親の仇のように食べまくったりましたわ

 

 

・・・・・・父さん、旅行に行くといつも腹を壊すんですよね

 

 

今回、お恥ずかしいことにバイキングで元を取ってやろうと貪り食ってる最中に催しましてね

 

急いで会場を出て最寄りのトイレに入ろうとしたんですけど、すでに誰か入ってて

急激に下りてくる〇〇を強靭な意志力で抑え込み、なんとか最上階の部屋までたどり着いたんですけど・・・・ちょこっとラブしてしまいまして・・・・

 

 

便器に座って少しだけ汚れたパンツを見てたら、突如あのメロディが頭の中を巡りましたね

 

 

相変わらず脱糞してる毎日・・・・

 

 

あっ、名言出たわ

かっこよくない方の

 

 

 

とにかく「ホテル浦島」、記憶に残ってたものとは比べものにならないほど良かったです

もちろん「山上館」以外はわかりませんが

可能な限り「山上館」をお勧めしますよ、僕は

 

 

 

 

 

ここからが本命の「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」の宿泊体験記になるわけですが

 

精魂尽き果てたので本日はここまでとさせてください

 

 

 

機会があれば続編へ続くかもしれないです

 

 

 

ではでは