「びっくらたまご」ってご存知でしょうか
卵の形をした入浴剤なんですけどね
コイツが子供たちの心をワシづかみにして離さないわけです
お察しの通り、コイツはただの入浴剤ではありません
卵の形をしてるってだけでイマドキの子供が興味を示すわけがない
そんなこと世の中の悪いオトナ達はちゃんと知ってます
なんとこの入浴剤、お風呂の中で溶けたら中からオモチャが出てくるんです
オモチャといってもちゃっちいフィギュアとかアクセサリーとかです
普通に売ってたらイマドキの目の肥えた子供たちなんて見向きもしないであろうシロモノです
なのにあら不思議
入浴剤の中に入れた途端、なぜか子供たちが目の色を変えちゃうわけです
ホントもう世の中の悪いオトナってのは悪いね~
入浴剤が溶けるまで何が出てくるかわからない、これに子供たちのドキドキが止まらないわけです
しかし我々親の立場から言わせてもらうと、1回分の入浴剤+ちゃっちいオモチャに対してお値段400円前後、この事実にもうドキドキが止まらんわけですよ
ホント悪すぎだろ、これ考えた悪いオトナよ
親にとってはさらにビックラが続きます
中から何が出てくるかわからない、というからには出てくるオモチャが1種類ではいけないワケです
当たり前ですが何種類ものオモチャが用意されています
その中の一つを手に入れると、当然ながらまだ持っていない他のオモチャもゲットして最終的にコンプリートしてみたくなります
だけどガチャがガチャと同じで中が見えないため、コンプリートするには果てしない道のり(お金)が必要となるのです
ここまで読まれた善良なオトナは吐き気を催してきたかもしれませんが、悪いオトナ達は攻撃の手を緩めません
さらなるビックラを仕掛けてきます
なんとこのびっくらたまご、無茶苦茶バリエーションに富んでるんです
クレヨンしんちゃんやらアンパンマンやら仮面ライダーやらディズニーやら、もう見境なく有名どころとコラボしまくってるんですよ
現代を生きる子供たちの多種多様な嗜好にバッチリ対応しちゃってるわけです
ホントもうビックラが止まりません
・・・・完全に脱帽だよ、悪いオトナさんよ
とまぁ色々書きましたけど、ウチはこの入浴剤を頻繁に与えてるわけではありません
なにかファインプレーがあった時なんかにご褒美としてね
年に1、2回ってとこですかね
それでも三人いると結構な出費になるんですけどね
さてつい最近、ものすごく久しぶりに「びっくらたまご」を買ってやったんですよ
そんでもってジャンケンで順番を決めて一日ずつやってみたんです
事件はそこで起こりました
その日は次女の「びっくらたまご」の番でした
嬉しそうにタマゴを少しずつ湯船につけて楽しむ次女
何が出てくるかドキドキです
その時、次女の手からタマゴがツルッと滑り落ち、浴槽の中で行方不明になったのです
焦った次女はお湯の中に顔をつけんばかりに手探りでタマゴを探します
「タマゴタマゴ!!タマゴがない・・・・タマゴが・・・・・
・・・・・・・アッ!?、、、、あった!!!」
ようやくタマゴを見つけた次女は心から安堵したような表情で笑います
なんて可愛らしい顔で笑うんだ、次女よ
オマエのその顔をずっと見ておきたいよ、父は
だけどな・・・・・・
それ、父さんのビックラタマゴなんだ
次女に股間をワシづかみされながら一体ビックラタマゴには何度ビックラさせられただろうかと物思いに耽った、ある冬の夜の入浴シーン