パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

長女は正義感が強い

昨日は長男@二年生のサッカーの練習試合だったんです

相手は1チーム、こちらも1チームだから休憩無し

朝9時に遠方のグランドに集合してから3時間ぶっ続けで試合

もうヘトヘトですわ、プレイしてる子供も応援してる親も

 

 

結果はぼろ負け

小学二年生とは思えない強烈なシュートを打ってくるんです

ま、いい勉強になったんじゃないでしょうか

世の中、自分たちより強いヤツなんて腐るほどいるもんです

少しでも早くに気付いた方がよろしい

 

 

さて、その強い相手チームの中に一人、上手いんだけど結構なラフプレーをする子がいたらしくて

みんなその子に散々蹴られたり押し倒されたり、はたまたこちらが少しでも接触すると激しくナジッてきたりと

試合が終わってからも、長男のチームメイトはみんな背番号21の彼を目の敵にしてたらしいんです

そんなことちっとも知らなかったんですけどね、父は

 

 

そして今朝

朝飯を食べながら不意に昨日の悔しさが甦ってきた長男

誰に言うともなく、21番のプレーがいかに酷いものであったかをつらつらと語り始めたのです

 

 

黙って耳を傾けるパンダ組一同

 

 

その静寂を破り、自称「瞬間湯沸かし器」の父が大声で叫びます

 

 

「おい長男オマエなに情けないこと言うとるんじゃぁ!!なんのために空手習ってるとおもうてんねん!!ラフプレーにはラフプレーやろがっ!!!ボール蹴るフリしてフトモモ蹴ったらんかい!!膝上の急所のとこじゃ!あそこ蹴り飛ばしたったらしばらく立ち上がれんでグヘヘヘヘ・・・・・・」

 

 

 

もうね、親として最底辺を蠢いてるんですよ私は

誰になんて思われても結構結構

 

 

しかしその時・・・・・・・

 

 

長女@一年生が虫けらでも見るような目つきで唇を歪め、この父に意見してきたんです

 

 

「おとう!違うやろ!!!」

 

 

あっヤベ・・・・・コイツの正義感、人一倍だからな

 

実は長女って正義感がものすごく強いんです

今までも行き過ぎた父の言動を何度も何度も諌めてくれました

 

 

誰に何と思われようと屁でもないが、愛娘に蔑まれるのは心苦しい

 

 

甘んじて娘の説教を受け入れようと、うなだれながら長女の方に向き直りました

 

 

 

 

「おとう!違うやろ!!!

 

 

 

 

 

 

金玉じゃぁぁぁああ!!!!」

 

 

 

 

 

長女のモラルを家族愛が凌駕した瞬間

 

 

その瞬間に立ち会えて、父は幸せです