パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

初めての検索流入

台風通過中。

さすがに職場も開店休業状態。

そりゃこんな日に出歩くような奇特な人は少なかろうて。

 

逆にこの天候でもやって来る人はホンモノである場合が多い。

しかし本日そのホンモノは現れず、今こうしてノンビリとブログを書いている。

 

 

話は変わるが、最近ある異変に気が付いた。

ありがたいことに、こんなブログでも律義に読んでくださる方が僅かながらおられるのだが、最近になってそうではない人、いわゆる検索流入?ってやつが増えた気がするのだ。

 

いかに情弱な私でも、ブログ解析を見ればそれくらいのことはわかる。

 

そして検索されているのが、どうやら昔書いた「お父さんは心配性」というタイトルの記事なのだ。

 

 

なぜに今頃この記事が検索される??(とはいえタイした数ではないが)

自分で言うのもなんだけど、内容なんてほぼ無いに等しい記事なのに・・・

 

 

原因がわからない。

ここ1週間くらいで急にポツポツとその記事だけが読まれるようになったのだ。

 

 

無い知恵を絞ってあーだこーだと考えている内に、ふとある可能性に気が付いた。

 

 

もしや・・・・・ちびまる子ちゃん

 

 

このお父さんは心配性という記事、昔りぼんコミックスに連載されていた岡田あーみんさんの「お父さんは心配症」という漫画をモチーフにしているのだが、そういえば一時期「ちびまる子ちゃん」も同コミックスに連載されていたはず。

 

調べてみると連載時期も一時被っていたようだ。

 

 

そういうことか。

 

さくらももこさんの訃報を受けて、ちびまる子ちゃんからのりぼんコミックスつながりのお父さんは心配症だったのか。

 

 

検索流入というのは予測不能でなかなかに興味深い。

 

しかしそれ以上に、こんな末端のブログにまで波及するさくらももこさんの影響力。

 

つくづく本当に凄い人だったんだなと。

 

改めてご冥福をお祈り申し上げます。

 

天才はココにいる

今週のお題「ひんやり飯」

 

うちの子天才ちゃうか?って思うときがあるんです。

多分どこの家でもそうなんでしょうけど。

 

そして今朝は長男@6歳の言動が光り輝いてました。

 

 

前にも書きましたが、今我が家ではウンコチンコの下品な言葉が蔓延しています。

おそらくクレヨンしんちゃんの影響です。

 

それはさておき、今日も朝からワケのわからんことを言うわけですよ、長女@4歳と次女@2歳が。

 

「ねぇねぇおにいちゃん、おにいちゃんとウンコってどっちがおっきい??」

 

オトナからしたら、またバカげたことをと。

ショーモナイこと言ってる暇あったらはよ目の前の朝食終わらせろよと。

 

 

しかし今日の長男は一味違いました。

バカにするでもなく笑い飛ばすでもなく、小難しい顔をしてこう言ったんです。

 

 

 

「それはウンコによる」

 

 

 

ハッとしましたね、頬っぺを平手打ちされたような衝撃。

 

しかし両親の驚きの視線など気にする風もなく、長男は小難しい顔のままこう続けたんです。

 

シロナガスクジラのウンコはオレより大きいかもしれん」

 

 

・・・・・コイツは将来大物になるかもしれんな

 

ヒジキを黙々と頬張る長男の横顔が少し逞しく見えた、とある休日の朝食シーン。

 

食ってるもんが黒すぎてなんかウ〇コ頬張ってるように見えなくもなかったんですけどね。

 

そういう意味では(肝が)ひんやり飯でも気分は爽快に、ってことで。

 

今回もコジツケだわ。

 

ギフト

 日中まだクソ暑いのに、日が暮れると秋の気配を感じるようになってきた

こういう季節は胸の風穴の調子が一段と悪くなる

 

 

今日は少し趣向を変えて、常々不思議に感じているけど誰かに話すほどでもないことをつらつらと書いてみよう

 

 

 

進化論

 

自然選択説

厳しい自然環境を生き抜くために、それに適した個体のみが選別されて生き残る

だから進化に方向性が生まれるとかいうやつ

 

たしかに馬の足が速いのもキリンの首が長いのもライオンが強いのもサルが木登り上手なのも、全部進化という言葉で説明はつく

それらに長けた個体だけが生き残って子孫を残すわけだから

 

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でも本当にそれだけで全部説明できるのか?

 

じゃあ、カメレオンが自由に体の色を変えられるのは?

電気ウナギが800Vの電気を発生するのもホントに進化?

トリカブトが猛毒持ってるのも?

そもそも鳥が当たり前のように空を飛んでるの、これって進化で説明できるのか?

 

 

怪しいな・・・・・どうも怪しい

 

これらは明らかに個々の能力を超えている

普通このレベルを進化とは言わないでしょ

進化ってのはすでにベースが出来上がってる中で、個体差の範囲内でマイナーチェンジしていく過程を表す言葉でしょ

 

例えば自分には子供が三人いる

そして時々強く思うことがある、手が三本あれば子供達全員と同時に手をつなぐことができるのに、と

 

ではそれを強く念じていれば、いずれ第三の手が生えてくるのか?

 

・・・・生えるワケがない

百歩譲って生えたとしても、他人は手が三本になった私を見て「おっ、進化ですな~」とは言わないはず

 

ムササビがワキの皮たるませて滑空する、これは確かにリスからの進化かもしれない

でも、飛ぶという明確な目的をもって翼という道具を駆使して空を舞う「鳥」という生物の誕生、こいつまで進化で片付けるのはちょっと納得がいかない

 

 

そう、これらはもう進化なんかじゃない

ギフトだ

自然淘汰を繰り返して勝ち取ったものではなく、誰かが明確な意思をもって与えたものだとしか考えられない

 

その方が有利だから生き残ったのではなくて、始めからそうなるようにデザインされて生まれてきたのだ

誰かの手によって

 

きっといるんだと思う、人を超えた何かが

そして、その何かはおそらく意思を持っている

この世の中、その何かの力が進化の方向を決めていると思わずにはいられない

 

 

アタマおかしくなったんじゃねーの?って思われついでに、もう一つ日頃から感じてる違和感をブチまけてやる

今日はいつも以上に酔っぱらってんだよ

 

 

 

現代科学

 

異常に早すぎる科学技術の進歩

 

ホンの100年ほど前は江戸時代のチョンマゲから毛が生えた程度の文明が、いまや宇宙に向かってロケットを飛ばしてますって

他にも原子力がアブナイとか人工知能がヤバいとか仮想通貨がアツいとか・・・・

 

もう自分の貧弱な脳ミソで理解できるレベルをとうに超えてるわ

自分には黒電話とかラジオの原理くらいがギリギリだわ

 

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・・・・だけどホントにその技術、純粋に人間が生み出したモノなんですか?

 

例えば世界規模の大地震が起きてほとんどの人と文明が消え失せたとして、その中で自分が奇跡的に生き延びたとしたら・・・・・・・

 

今の知識を保持したまま100年寿命を与えられたとしても、ロケットはおろかテレビすら作りだせない自信がある

もう畑を耕すだけで精いっぱい

 

何が言いたいのかというと、少なくとも自分は現代科学の恩恵を一方的に受けているだけであって、自分からは何一つクリエイトすることができないってこと

 

でもそれって、大半の人はそんなもんじゃないのだろうか

今目の前にある便利なモノを使ってはいるけれど、誰のアイデアでどうやって作られたものかはよく知らない

きっとどっかの頭のイイ人が考えたんだろうな~、程度

 

実際にそういったモノを作る仕事に携わっている人達ですら、全部を理解しているわけではなく、与えられたパートを黙々とこなしているだけかもしれない

全体像に関してはどっかのおエライさんがきっと把握してるんだろうって

 

 

誰もが見も知らぬ他の誰かに頼った科学技術

原理を理解する必要はなく、使い方さえ知っていればOK

 

 

・・・・・ほら、だんだんキナ臭くなってきた

 

やっぱりいるんじゃないの?

裏で糸を引いてる得体の知れない何か

人を超える存在

 

こんなこと言うと「いーやこの理論に関しては日本の誰ソレが、その原理ついてはアメリカの誰ソレがちゃんと論文で発表してますけどなにか?」って反論が出てきそうなもんだ

 

まぁ確かに、一部の天才や秀才達の発見によって現在の科学技術が飛躍的に進歩してきたのは確かだろう

そういう意味ではこの高度な文明が(一部の)人間の手で造り出されたことに異論の余地はなさそうだ

そしてこれからも、人類はこういった頭のイイ人達の新たな発見によってさらに進化し続けていくのだろう

 

 

 

・・・・ん?進化??

 

なんかさっきの話と繋がるような・・・・

 

 

そうか、そうだったんだ・・・・・

 

頭のイイ人たちがこの世に送り出されること、これ自体がギフトか

 

得体の知れない何らかの力が人類に与えたギフト

偶然を装って、結局人類は決まった方向に進化させられていくわけだ

自分達の力で道を切り開いてきたかのように錯覚しながら

 

 

 

とまぁ色々書いたけど、秋という季節にちょびっとセンチになってるだけですわ

実際不思議に感じるというか、あまりにスピードが速くてもうついていけませんよって思うことが多過ぎて、ちょっと抵抗してみたくなっただけです

 

 

そしてホントはコレを言ってみたかっただけなんです

 

 

 

信じるか信じないかは、あなた次第です

 

思ひでシリーズ 家族旅行2018 ~沖縄編~

今週のお題「#平成最後の夏」

 

行って参りましたよOKINAWA、夏休みの家族旅行。

おかげさまでブログも大変ご無沙汰でしたよ。

そしてそして、ふと気づけば今週のお題が「平成最後の夏」。

これはもう便乗するしかないでしょ。

 

というわけで平成最後の「夏の家族旅行」、印象的な出来事の覚え書き程度です。

 

 

 

初日

仕事を終えて家族と合流し関空へ直行。

タイトなスケジュールでギリギリの到着。

20時台発の飛行機に間に合わせるため、551の蓬莱で適当に夕食を掻き込む。

滑り込みで搭乗口に到着すると・・・・・あるべき飛行機の姿が見えない。

イヤな予感ムンムンで係員に尋ねると、案の定到着が遅れているらしい。

 

・・・・・はよ言えよ

搭乗手続きの段階である程度わかってたやろ

 

思っても口には出せないんだけどね。

 

結局出発が1時間遅れたため、那覇空港に到着したのは23時頃。

クソ重たい手荷物に加え、就寝中に無理やり起こされて手荷物より扱いが面倒臭くなった超機嫌の悪い子供達を抱きかかえ、ほうほうのていでレンタカーを受け取る。

 

空港近くのホテルを予約していたため、車を飛ばしてなんとか深夜0時にはチェックイン。

初日は元々移動と寝るだけの予定なわけで、飛行機の遅延とそれに伴って上乗せされた疲労感以外は概ね想定の範囲内

 

 

 

2日目

 

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到着が深夜だとナカナカ実感が湧かないが、太陽の下で見るとさすがはOKINAWA。

テンション上がりまくり。

写真は初日に宿泊したロワジールホテル那覇

和室があるので子連れには心強いホテル、去年も利用させて頂いた(今年は手違いで洋室だったけど・・・)。

 

早々に朝食を済ませ、二日目から最終日まで連泊予定の名護市のホテルへ向かって出発。

 

しかしその前に去年行って感動的だった、うるま市宮城島のトンナハビーチに寄り道。

自然のビーチだが、簡易のシャワー室もあって使い勝手が良い。

昨年シュノーケリングで魚にエサをあげている人がいたため、今年は自分達も、と特大魚肉ソーセージを5本も用意して臨む。

 

・・・・あっ、よく考えたら共食いだわ

 

道中、もしもトイレに行きたくなったらと心配する長男に

「そんなもん海の中でササッと済ましゃーいいんだよ。大はイカンけどな、大は」

なんて他愛もない会話をしているうちにビーチに到着。

 

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水着姿で勇んでビーチに飛び出してみると・・・・・

 

台風の影響か、去年とはうって変わって荒々しい姿を見せるトンナハ。

薩摩白波かなんかのCMに起用されてそうな(勝手なイメージです)荒波を前にして呆然と立ち尽くすパンダ組の面々。

 

緊急家族会議の結果、トンナハビーチでは波打ち際で足をつける程度で水着を濡らさないようにして、そのまま車に乗ってホテルのプールに飛び込む方針に。

 

そうと決まれば慎重に、とおそるおそる波打ち際に向かう際、ふと目に入った長男の足がビチョビチョに濡れていることに気付いた父。

 

「おい長男、オマエなぜ濡れている!?」

「えっ?なんでってオシッコしたからやん」

当然のように答える長男。

 

「オシッコって・・・水着濡らさんようにって話、聞いてなかったんか!?」

「聞いてたけど、海でオシッコしていいって言うたやん」

 

・・・・・ここまだ海の中ちゃうやんけ

・・・・・それってただのお漏らしやろ

 

言いたいことはヤマほどあるが、時すでに遅し。

尿漏れの長男と小さすぎて海への気持ちを自制できない次女は水着を濡らして良し、の方針に急遽変更。

ビビっている長女は砂浜で貝殻探しがメイン。

 

結局ロクに海に入ってもいないのにビーチのシャワー室で子供達を着替えさせるという重労働を課され、汗ダクになって再び車に乗り込む父母。

やや下がり気味のテンションを90年代ヒットソングCDで無理やり引きずり上げ、気を取り直して連泊予定のホテル、カヌチャベイホテル&ヴィラズへと出発。

 

昼ご飯はもちろん特大魚肉ソーセージ5本、しかも車内でorz

 

しかしそんなハプニングも旅行には重要なスパイス。

ホテルに着くころには再びテンションMaxに。

 

 

14時半頃にホテル到着。

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このホテル、敷地が広大なため移動は専用カートを自分達で運転する(事前予約要)。

そしてこのカートの使い勝手が予想外に良い。

 

私たちが連泊したのはジャスミンという諸々の施設から最も離れている棟なのだが、ここからビーチやプールまで水着のままカートに乗って移動。

もちろん帰りも濡れたままの水着でカートに乗り込んで部屋まで帰ってくる。

イチイチ更衣室で着替えたりシャワー浴びたりの手間がいらないのは、小さい子連れの家族にとっては物凄くありがたい。

 

それ以外にも食事や散策など、ことある度にカートが活躍する。

もはやカート無しでは考えられないホテル。

 

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3日目~最終日

 

そろそろ面倒臭くなったので端折ろう。

 

基本的にはホテルのビーチとプールを活用。

泳げないクセに浮き輪なしで飛び込んだ長男が溺れる←昔のオレかと。

ちなみに次女は部屋のジャグジーで溺れる。

長女は溺れないものの水を怖がってなかなかプールに入れず。

 

しかし最終的には皆プールが楽しくなったようで、長男と長女はヘルパーさえつければ手を握らなくても勝手に浮かんで遊ぶ程度にまでレベルアップ。

 

 

ホテル内での夕食は初日沖縄料理、二日目バーベキューであったが、どちらもイマイチ・・・というか値段に見合っていない印象。

だから最終日は地元のスーパーへと繰り出して、魚やらテビチやらテンプラやらを大量に買い込み自室のテラスでホームパーティー

夕日をバックに海を見下ろしながら飲むビールは最高。

 

 

初日の夜、沖縄料理があまりにショボ過ぎて下がりかけた気持ちを鼓舞するため、隣接するカラオケ店に家族全員でGo。

生まれて初めての体験にそれぞれの反応を見せる子供達。

長男は照れることなく一生懸命知ってる曲を熱唱。

長女はところどころしか歌えないものの、決してマイクを離さない。

次女は曲のイメージ映像が怖かったのか、途中から泣き叫んでずっと抱っこ。

 

なんかこのカラオケが印象的過ぎて、遠い将来この瞬間を思い出して涙することがあるんだろうな、って思ってたらすでに帰りの飛行機で思い出して涙しました

 

 

あとは慶佐次のヒルギ林に行ったり名護市内でソーキソバ食べたり・・・

まぁ色々ありましたけど長くなりましたのでこの辺で失礼致します。

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一つ大事なエピソードを忘れてました。

滞在中、絶対触るなよって念を押してた部屋の中の金庫を長男が勝手に触ってロックしてしまったんです。

この時ばかりはかなり本気で叱り飛ばしてやりましたよ。

ホテル側に連絡したら簡単に開けてもらえるのはわかってたんですけどね。

戒めの意味を込めてね。

さすがの長男もやってしまったと思ったのか、次の日から金庫のロックが解けたかどうかを何度も何度も聞いて来るんです。

だけど金庫ってうまく言えなくて

「チンコどう?チンコ開きそう?」って。

真剣な顔してね。

最初何を言ってるのかわからずに嫁と目を見合わせましたよ、強すぎる紫外線に脳ミソやられちゃったのだろーかってね。

 

今度こそ本当に失礼致します。

色エンピツはあと何本?

この頃老化ネタが多い。

もっと明るくて爽やかなヤツを書きたいのだが、ふと気付けばここに戻っている。

きっとココロの更年期なんだろう。

 

 

昔は楽しかったはずのこと、もっと興奮したこと、感動的だったこと、すべてが若干色褪せて感じる。

もちろん一つ一つのイベントに反応する柔軟性は失われていないと思うのだが、それぞれに対する感情の振幅が小さくなってきたというかなんというか。

多分誰でもそうなんだろう、ある程度歳をとってくると。

 

だけどやっぱり少しおかしい。

ここ最近で急速に進行している気がするのだ、この褪色症候群が。

 

そこんとこを自分なりに解釈してみた。

 

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この前書いたカミサマの話、リュックに時限爆弾を入れるとかいうヤツ。

 

もちろんカミサマはそんな物騒なもんだけじゃなくて、この世で生きていくために必要な色々なものを入れてくれる・・・・・はず、きっと。

 

その中の一つとして、今回は色鉛筆。

24色入りが標準。

この色鉛筆で日々の出来事をココロに描写しなさい、ってわけ。

そうすることで興奮やら感動やら恐怖やら悲しみといった情動が湧き起こり、それを表出するのだ。

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ときにこのココロの色鉛筆、100色セットなんて入れてもらえるラッキーな人がいる。

そういう人は物事に対して鮮明で詳細な描写が可能となる。

いわゆる情緒の豊かな人。

 

逆に20色や10色と、少ない本数しか入れてもらえなかった人もいる。

そういう人達は何かが欠落してるなんて言われたり、時に病気扱いされる事もある。

しかし少ない本数でも、その分だけ画力を上げれば素晴らしい描写ができるのだ。

そうすれば、それは一つの才能となる。

 

 

 

それはともかく私の場合、どうやらごく標準的な24色セットが入っていたようだ。

今までの人生、特にこれで困ったことはない。

まずまず人並みの描写をしてきたのではなかろうか。

 

それがここにきて異変が起きた。

日常のモロモロが、最近どういうわけか色彩に乏しいのだ。

美味しいもの食べても、友達と酒飲んでも、綺麗な女の人とすれ違っても。

もちろん子供に関する事柄は別格、特に色褪せているとは思わない。

思わないのだが、それですらもっと若い頃ならさらに鮮明に描写できたのではないかと思ってしまう。

 

 

おそらくこのココロの色鉛筆、年を経るごとに本数が減っていくのだ。

短くなって使えなくなったり、途中でへし折れてしまったり。

 

それだけではない。

あまりに大きな悲しみやショッキングな出来事を経験すると、色鉛筆そのものを紛失してしまう。

ショックの大きさによって失う色鉛筆は1本かもしれないし、それ以上かもしれない。

そして一度なくした色鉛筆は二度と戻ってこない。

 

例えば彼女にフラれた時、何も手につかず世界がモノクロに感じられるはずだ。

しかしそれは紛失ではない。

一過性にそこにあるはずの色鉛筆を使えなくなるだけ。

新しい彼女ができればすぐにバラ色になる。

 

色鉛筆を失ってしまうのは、もっと不可逆的で大きなショックを受けた時だけ。

 

 

そう考えると、歳を取るにつれて喜怒哀楽が乏しくなるのも納得だ。

長く生きてきて色んな経験をして、もう残ってる色鉛筆が少ないわけだから。

その少ない色鉛筆で一生懸命描写しても、それを本人もしくは傍から見てる人が物足りなく感じるのはある意味当然のこと。

 

 

 

では自分には今、どれくらいの色鉛筆が残っているのか。

 

 

・・・・・まぁ感覚的には12本くらいかな、半分くらいに減った感じ。

 

年と共に自然と無くなったものに加えて、最近経験した悲しい出来事で急に3,4本は持っていかれた気がする。

さらに不幸なことに、悲しみで紛失する色鉛筆は常に暖色系と相場は決まっている。

だから今自分に残された色鉛筆は寒色系が優位。

 

 

・・・・そりゃ色も褪せるわ

どうりで怒りとか悲観とか、寒色系の表出だけが煌めいてるワケだわ

 

よし、原因はわかった

しかしそれで納得するだけでは何も変わらない

 

さてと、これからどうするか・・・

 

 

もう画力上げてくしかないわな

緻密なタッチで細部にまでこだわって

鋭い観察眼でもって全体を俯瞰して

 

もう道具に頼った描写とはオサラバだ

使える道具が減った時こそ真価が問われるってもんだ

 

そして最後、黒一本になった時にはもう達人の域に達してやる

 

 

 

 

こんな感じに 

 

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https://www.skillots.com/search/work_images/9146?category_id=1&locale=enより引用

U.S.A.にハメられました

息子と一緒に踊ってたんですよ

DA PUMPのU.S.A.

サビの部分だけね

 

あれって簡単そうに見えて結構難しいんですよ

足と手の動きが微妙に違うから

それを意識するとぎこちなくなるんです、どうしても連動してしまって

 

 

でも子供たちが喜ぶから、頭カクカクさせて全力で踊ってやったんです

 

後でわかったんですけどね・・・・喜んでたんじゃなくて失笑ってね

いい歳こいたオヤジが痙攣してるみたいでね

強直間代発作みたいなね

 

それでも一生懸命踊りました

 

 

 案の定、首と腰と右膝を痛めました

 

 

さらに傍にワンコがいることを知らずに足を振り回して顔面を思いっきり蹴飛ばしてしまいました

 

聞いたことない声で「キャインッ」と短く鳴いたワンコ

父がゴメンゴメンって近づいたらプルプル震えてオシッコを漏らしました

 

 

どうやら大切な何かを失くしてしまったようです

 

 

誰一人幸せにしないパフォーマーです

 

 

明日から普通の四十路に戻ろうと思います

 

 

 後日談:父が踊るそぶりを見せるとワンコが自分からゲージに入るようになりました

今、目の前の黒い塊が熱い

先日ウチのワンコの避妊手術に行ってきた。

繁殖させないなら避妊すべき、でないと乳腺腫瘍やらなんやらのリスクが上がりますよと。

どこにでも書いてるし、かかりつけの獣医さんにもそう言われたのだ。

 

へー、そんなもんなんだ~

 

なんか引っかかりながらも家族5人+ワンでゾロゾロと、手術をしてくれる別の獣医さんを訪れた。

手術自体は1時間で終わるらしい。

退院は翌日、午前中でOKと。

 

へー、そんなもんなんだ~

 

これがニンゲン様だったらエライ騒ぎだ。

開腹下子宮卵巣全摘術、なんつってね。

翌日の退院なんてとてもとても。

 

 

クリニックに到着して順番を待つこと約1時間。

すぐに飽きてチョコマカと動き回る子供達をなんとかナダメて待ち続ける。

ようやく呼ばれて診察台に乗っけると、ありえないくらいにブルブル震えだすワンコ。

 

なんかその時にシミジミと思ってしまった・・・はい、全部ニンゲン様の都合ですよって。

からしてみりゃ、産まれてすぐによくわからん生き物の棲み処へ強制連行された上に、まだ信頼関係も十分できてないのに「次は子宮取りまーす」って・・・(多分理解できてないだろうけど)

 

それはさておき、無事に終わってくれと祈る気持ちでサヨナラしてきたのだが・・・

次の日迎えに行ったらこっちに対して不信感ムキ出しになってるんじゃなかろうか、という別の意味での不安も強かった。

 

 

そして翌日。

前の日と同じ診察室でドキドキのご対面。

しばらく焦らされた後に助手さんに抱きかかえられて登場したワンコ。

 

 

・・・・なんかボディコンみたいなピチピチの服着せられて不思議な感じに仕上がってるんですけど

 

傷口を舐めないようにお尻の部分だけくり抜いたお手製感丸出しのやつ。

 

笑いをコラえて愛犬の名を叫ぶパンダ組一同。

私達を見てもさほどテンションが上がっていない様に見受けられたが、助手さんの話によると待合室から家族の声が聞こえたらウレション(嬉しくて失禁)してくれたらしい。

 

ありがとう、ボディコン犬

 

ちなみにこのボディコンスーツ、お尻の穴が機能せずに尿まみれになることが判明したため、その場でハサミで切って脱がされるというお粗末なエピソード付き。

 

いろんな注意事項を聞いた後、傷口が開かないかとヒヤヒヤしながら キャリーバッグにそっとワンコを入れてすぐさま帰宅。

 

家に帰るや否や、ホッとしたのかテンションが上がりまくるワンコ。

もう家中を全速で走り回ったり傷口思いっきり引き伸ばしてジャンプしたりガツガツ飯食ったり、昨日手術したことを完全に忘れている様子。

 

ていうか痛くないんですか??

昨日腹切ってオンナとしての大事な部分取ってきたばっかでしょ!?

これがニンゲン様だったら点滴やらチューブやらモニターやらに囲まれて「い、痛み止め追加してください!!」とか言ってナースコール押してる頃よ!?

 

 

やっぱ野生は違うわ(厳密には野生じゃないけど)。

自然界で丸腰だったらニンゲン様が最弱説、あれはどうやら本当の話だな。

こんなヤツらに勝てるはずないわ・・・・・

 

目の前を普段となんら変わらぬ様子で走り回る黒い塊を眺めながらそんなことをボーっと考えていた。

 

 

でも心配だからとりあえずハウスだ。

 

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なんか変な顔が撮れたから載せておこう。