パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

ハリーポッターを手に取ってしまった小学三年生の顛末

ウチの子供達って、長男を筆頭に長女・次女まで本の虫なんです

本さえ与えとけば何時間でも黙って読んでます

どんなジャンルでもOK、物語でも図鑑でも絵本でもマンガでも

とにかく字が書かれてればなんでもいいみたい

 

これだけはもう教えてどうこうできることじゃないんで、本当に良かったと思いますね

 

 

 

少し前の話になりますが、こんなことがありました

 

長男@小学3年生が晩飯時、思いだしたように言ったんです

 

 

「そういやさぁ、昨日学校でハリーポッターの本読んでみたんやけどさ・・・」

 

 

えっ?ハリーポッター??

そいつはちょっと早過ぎじゃないかい、だって君まだ小学3年生だぜ?いくらなんでも小3でハリーはちょっとハリーが過ぎるでしょ(※急ぎ過ぎ、的な意)

だけど・・・・本の虫であるこの子なら読めちゃうかもしれない・・・ていうか読めちゃったんでしょきっと!!

 

期待に胸を膨らませて聞いてみました

 

「で、どうやった??」

 

 

 

「・・・・全然おもしろくなかった」

 

 

残念、やはりまだ早過ぎたか

 

 

「・・・・ていうか全然意味わからんかった」

 

 

そっかそっか

さすがの長男でもあの分厚い本はまだ厳しかったか

でもそれでいいじゃない、あの本はもう少し先のお楽しみに取っとけばいい

たくさん本読んでたらハリーなんてすぐ読めるようになるさ

しかもシリーズものだから何回も楽しめるしさ・・・・・

 

 

その時ふとイヤな予感がしたんです

聞いてみました

 

「ちなみに何読んだの?いっぱい種類があったでしょ?」

 

 

 

ハリーポッターと死の秘宝」

 

 

ぅおおおおーーーい!

それ最終巻!ハリーの最終巻ですよ!?

いくらハリーつってもそんだけハリーアップしたらさすがにね、アカンでしょ

そりゃもうオマエ、今までの脈絡ぜんぶ無視だもん

例えば「未来少年コナン」が面白いからって、コナンを知らない人に三角塔でモンスリーがインダストリアの連中にピストルで撃たれながら必死でコナンを逃がすところからこれ面白いよって見せたってまったく意味わからんだろうが!!

 

 

「・・・・・・・・・・の下巻」

 

 

ぅほほおおおおおおーーーーーーーい!!!

最終巻の、しかも下巻?上巻じゃなくて下巻から読んだの??

なんて無謀なダイブなんだ・・・紐無しバンジーレベルだわ

さっきのモンスリーのくだりは一回忘れてちょうだい

例えば「未来少年コナン」が面白いからって、コナンを知らない人にバラクーダ号に乗ったコナンとかラナとかダイス船長とかモンスリーが残され島を目指してるところからこれ面白いよって見せてたってもうそれほとんどエンディングやんけ!!

 

 

「・・・・・なんでそんなとこから読んだの?」

 

「だって他の全部借りられててそれしか残ってなかったもん」

 

「さすがにそれは無理やろって思わんかった?」

 

「うん、まぁいけるかなって思ったけど・・・全然わからんかったわ」

 

 

ちなみにその後しばらくしてから長男、家の近くの図書館で「ハリーポッターと賢者の石」を見つけて読んだみたいです

 

すぐに読み切って「これ面白いわ」って日々の生活の合間にちょこちょこ読み進めながら、一か月足らずでシリーズ第4作目の「ハリーポッターと炎のゴブレット」を読んでます、たった今

 

オマエにしてはちょっとスローペースじゃない?って横槍を入れてやったら、澄ました顔で「そやな・・・・他に三国志西遊記も読んでるからな」だって

 

「並行して読んでんの?ってか三国志西遊記も昔読んでなかったっけ??」

 

「うん、二回目。面白かったから」

 

息子、やっぱり本の虫に認定

 

申し訳ない・・・自慢みたいになってしまいました笑

 

 

 

けどよく考えたら、そもそもハリーポッターって子供向けに書かれた本だし

子供が読めたって喜んでる私は・・・・ただの親バカってね

 

 

それでも夢中で本を読み耽る子供たちの姿を見るのはやっぱり嬉しいもんですね

 

 

 

 

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか

もはや忘れ去られてる気がしないでもない今日この頃です

 

こちらはなんとかボツボツやってます

ようやく長いトンネルの先に出口が見えてきた?といったところでしょうか

もちろんそれがまだ出口ではない可能性もあるわけですが

 

新学期が始まる頃には、勝手に私が同級生だと思い込んでいる読者の方々に我々が味わった地獄の日々をスリリングにお届けできること、それを目標にもうひと踏ん張りしようと思います

 

 

それでは、またお目にかかれる日を願って