パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

子供にマジックを見せるなら最大限の注意を払った方がいい

最近マジックに凝っている

トランプで選んだ数字をピタリと言い当てたりなんかするやつは、私にとって超朝飯前なのだ

 

こないだはコカコーラを透明にしたり、逆に透明な水をコカコーラに変えてやったり

さらにさらに、飲んで凹ましたスプライトの缶を振るだけで元通りの新品に戻したりね

 

これはもはやマジックではない、超能力だ

少なくともイタイケな我が子達はそう信じて疑わない

 

 

そんな子供たちが一番お気に入りのマジックは間違いなくコレ

何も持ってない掌からハンカチを出すヤツ

おもちゃ屋さんで千円以内で売ってる単純なマジックなんだけどね

ギミックの親指に赤いハンカチを仕込んどいて、反対の手の中で親指を引き抜いて中からハンカチを取り出すだけの単純なマジック

 

 

なんか知らんけど、トリックが単純なだけに不可思議感が倍増するらしい

何十回とやってるけど未だに見破られたことは無い

むしろこれをやる度に、子供たちの畏敬の眼差しがこの老体の胸に突き刺さって気持ちいいのなんのって

 

だからまだまだ種明かしはしないつもりだ

 

 

だけどこのマジックを披露するには注意が必要だ

子供達は必ずこう言うから

 

「絶対服の袖になんか仕込んでるやろ!」

 

そこで父は上半身裸になってマジックを行う

すると今度はこう言う

 

「ズボンのポケットになんか入れてるやろ!」

 

そして最後はお約束のようにパンツ一丁

それでも卒なくこなす父

 

ここまでくるともう、子供たちは父をダンブルドア教授かなんかと見間違えてるから

それくらい尊敬されるから皆さんも是非やってみて下さい

 

 

でもさすがにこればっかりじゃ飽きるから、子供達も

 

だからつい最近、このマジックに少しアレンジを加えて披露してやったんだ

 

近頃長男がポケモンカードとかいうカードゲームにハマってて

友達がやってるのを見て、どうしても欲しいって

だからコソッと買ってやったんだけど、ただ渡すだけじゃつまらないからマジックでサプライズを企てたわけだ

 

いつも通りパンツ一丁でハンカチを出す(←どうせ脱げって言われるから最初から男らしく脱いでおく)

その際、あらかじめパンツの中にポケモンカード(60枚一セット)を仕込んでおく

ハンカチを出して掌に乗せたらクルリと半回転、後ろを向いた瞬間に股間からカードを引き抜いてハンカチの下に隠す

子供達の方に向き直ってハンカチの下から仰々しくポケモンカードを出現させる

 

 

単純でしょ?

でも本当に騙されるんだから、子供って

もう称賛の嵐、スタンディングオベーション

気持ちいいことこの上ない

 

 

 

 

さて、先日

 

たまたま仕事のタイミングが合った日があって

子供達を小学校まで迎えに行ったのだ

 

小学四年の長男は友達と帰るだろうから、小学三年の長女と一年の次女を校門前で拾って帰ろうと思ったんだけど、運よく全員一気に拿捕

結局、長女次女+長男&長男の友人の計四人を引き連れて帰ることになったのだ

 

 

道すがら、何かのきっかけで長女・次女が父のマジックの凄まじさを長男の友人に自慢し始めた

 

長女「ウチのお父さんな、凄いねんで」

 

次女「魔法使えるんやから」

 

長女「コーラの色とか消せるねんで」

 

次女「飲んだジュースの空き缶も元に戻せるしな」

 

長女「手の中からハンカチも出せるねんで」

 

父を褒めちぎる子供達、心地よいことこの上ない

 

 

長男「そうや、この前なんかハンカチの中からポケカポケモンカード)だしてくれたもんな」

 

 

 

ここで次女が言い放った一言

 

 

 

「しかもな、チ〇コ膨らんでたんやで!」

 

 

 

 

・・・・気付いてたんなら言いなさいよ

 

 

一瞬、股間にカード仕込んでたのを見破られてたのかって思ったね

ウチの次女、観察力凄いからね

 

だけど違った

 

次女@小1はどうやら、それはそれで別のマジックかと思ったらしいんだよね

ポケカを出しつつ股間も膨らむ、みたいな

 

だから「どうよウチの父ちゃんは」的な感じで長男の友達に自慢したんだよね

「凄いでしょ」って

 

 

だけど長男の友達はもう小4だからね

 

少し恥ずかし気にこう言いました

 

 

 

「それは・・・・・言ったらアカンやろ・・・・・・」

 

 

 

彼の中で「凄い」の意味が明らかに変わっていくのを私はなす術もなくただ見守るしかなかったんだよね

 

 

 

 

みんながそれぞれに、それぞれの年齢に見合った勘違いをしてる

 

 

 

 

そして私だけがただひたすらに恥ずかしい

 

 

 

 

 

 

そんな・・・・・そんな昼下がりの出来事でした

最近徒然なるままに生き過ぎてる

暑い・・・・

 

四月ってこんなに暑かったっけか

 

 

なんでも全国的に夏に近い陽気らしい

こんなんで地球は大丈夫なのか

このままじゃおかしくなりそうだよオツムが

もともと少し緩んでるんだけどね、ネジ

 

 

 

春なのに季節外れの陽気とかけて、初代仮面ライダーと解く

 

 

 

その心は・・・・・

 

 

 

 

 

せまるぅぅ  初夏ァ!!

 

 

 

Yes!!

 

 

 

 

最近調子が悪いね

諸事情により家族全員キツめの自粛を強いられている影響もあるのか、ストレスが溜りまくってる

 

大体において、そんな時ほど太る

運動量は少ないくせに食べる量はいつも通り、またはそれ以上だから

しかもそういう時に限ってハイカロリーなもんばっか

なるべく和風のものですませようとするのだが、和風だからって常に体にいいとは限らない

揚げもんやらうどんやら

 

ましてやストレスのせいで普段はあまりしない「おかわり」なんかまでするもんだから、とにかくもう体が重くて重くて仕方がない

 

そんなフラストレーションからか、嫁さんとのコミュニケーションにも棘が目立ち始める

些細なことで小競り合いになる

嫁さんだって条件は一緒だから仕方がないんだけど

 

 

 

 

この前、二人して鏡の前に立ってみた

 

 

思わずglobeのFACEを口ずさんでしまった

 

 

 

 

♪ 鏡に映った あなたと二人

 

♪ 情けないよで たくましくもある

 

 

 

そういうことか

 

この歌詞、意味不明って思ってたんだけど

 

そういうことだったのか・・・

 

 

二人とも情けないくらいにたくましいもんな

一年前とはえらい違いだ

 

 

なんだかもうどうでもいいやって思えた

この際だから二人で醜い体を晒してYou Tubeデビューすることにした

 

 

ユニット名は私の強い意向で「三杯目  J SOULFOOD OKAWARIS」に決定

ライバルは当然ながら三代目 J SOUL BROTHERSだ、ナウいだろ

 

デビュー曲だって「J.S.B. HAPPINESS」を意識した力作だ

その名も「J.S.O. HAPPI着て」

作詞はもちろん私、ポエ村パンダ

作曲は嫁さんが担当

 

二人で法被着て踊り狂いながら醜い腹を揺らしまくる予定だ

楽しみにしててほしい

 

 

 

 

 

 

 

エイプリルフールって四月中ならセーフって認識でOK?

 

もしも小人を見つけたら・・・

ウチの長女はクレバーな小学二年生だ

 

冷静に見えて情熱的

大胆かつ繊細

 

本当にもう将来が楽しみで仕方がない

 

 

 

 

 

話は変わるが

 

もしも外を歩いていて小人を見つけたとしよう

あなたならどうする?

 

 

多くの人は以下のどれかを選択するはずだ

 

「捕まえて虫かごに入れる」

「保健所に連絡する」

You Tubeに上げる」

「動物園やサーカスに売り飛ばす」

 

これ以外、何か思いつく人いる?

だけどこれ、全部不正解だから

 

 

40歳以上のオトナならみんな知ってる常識

「小人に関わると酷い目にあう」

 

イムリーに「ニルスの不思議な旅」を見てた世代だからな

あのアニメを見てこの学びが無かったらね、ちょっとアレですね

 

他にもね、子供に童話なんか読み聞かせてると「小人に酷い目にあわされた」って話はいくらでも出てくるから

 

そう、小人は本来「スルー」が正解なのだ

 

 

でもね

 

 

人間だもの

せっかく小人見つけたのにスルーだなんて・・・好奇心を犠牲にしてまでオトナになんかなりたくないよ!!

 

残念ながらそんな暑苦しい心を持った若者ってまだいるよね、この日本にも

NHKはなんでニルスを再放送しないんだよ、まったく

 

 

僕はね、そういうちょっとアレな人達にこそ是非わが娘の公文の回答を読んでいただきたいんだ

 

 

冷静に見えて情熱的

大胆かつ繊細

 

 

 

きっと生きていく上でのヒントを見出せるはずだ

 

 

 

 

 

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本当にもう、将来が楽しみで仕方がない・・・・・

 

 

ついに我が家から幼稚園児がいなくなった

三月のある日。

園生活もいよいよ最後に近いということで、嫁さんと二人して次女の降園のお迎えに行ったんです。

次女は両親がそろってお迎えに来てくれたのが嬉しくて仕方ない様子でした。

父と母に片方ずつ手を握ってもらいながら、ブラブラと歩いて帰ります。

道中何やら熱心に嫁さんと話をし始めました。

どうやらその日はお弁当を持参する日だったようで、お内裏様とお雛様のカマボコとかなんだかよくわからないキャラクターのウィンナーとかが入っていたのだとか。

 

「ねえねえ、今日のお弁当どうだった?」

 

「おいしかったよ」

 

「何がいちばん良かった??」

 

「おひなさんのカマボコが人気やった」

 

「他には?次はどうして欲しい??」

 

「う~ん、こんどはおとなのウィンナー入れてよ~」

 

 

そんな他愛もない会話で盛り上がる母娘、それを横で聞きながら優しく微笑む父。

 

よもやこの父が「今のは下ネタラインに軽く抵触したのではなかろうか」なんて考えて一人ニヤついていただけだなんてこと、お天道様でも思いつきますまいて。

 

しかしまぁ、こんな穏やかな時間がまた我々に訪れるとは。

 

 

 

 

そして今。

時の流れは速いもので、とうとう我が家から幼稚園児がいなくなってしまいました。

まだまだ小さいと思っていた次女がこの度、無事に卒園したのです。

本当にもう寂しくてさびしくて、もはや私が派手に卒倒しそうです。

いや、今でも十分に可愛いんですけどね。

子供達三人ともね。

 

 

思い返せば私がブログを始めた当初、長男はまだ幼稚園の年中さん、長女は年少さん、次女に至っては保育園の真ん中組さんでしたからね。

それが次の四月から全員がいきなり小学生ですってよ?

途中経過どないなってるねんって話ですよまったく。

あっ、それは過去記事でも読んでくださいよ。

 

 

だけどね、最近は少し考え方が変わったんです。

むしろここまで成長する姿を見れてよかったなって。

世の中にはいろんな事情でそれを見れないケースがあるわけで。

だけど自分達はここまで見ることができた。

ということはまた次の感動的な瞬間に立ち会えるチャンスを得た、そういうことなんだなと。

少しだけ成長したのかもしれませんな、私たち親も。

 

 

 

ブログが書けなくなってから早8か月。

ここにきてようやく心に余裕を持てる状況になりました。

 

不定期更新ではありますが、またボツボツと書いていけたらな、と思っております。

いつまで続くかはわかりませんけどね。

同時に懐かしの読者さんのブログにもそろそろお邪魔しようかと思ってます(隠れてチェックはしておりましたが)。

 

そして我々パンダ組が味わった天国と地獄について、記憶が薄れる前に書ける範囲で残すことができたら、なんてことも考えてます。

こちらに関してはとてもじゃないけど一記事で書ききれる内容ではありませんので、おそらくはシリーズものになるかと。

シリーズの題名だけはすでに決めてあるんです、「~空がこんなに青いから~」って。

なんかいい響きじゃないですか?希望が持てそうで。

 

 

 

以上、近況報告でした。

ハリーポッターを手に取ってしまった小学三年生の顛末

ウチの子供達って、長男を筆頭に長女・次女まで本の虫なんです

本さえ与えとけば何時間でも黙って読んでます

どんなジャンルでもOK、物語でも図鑑でも絵本でもマンガでも

とにかく字が書かれてればなんでもいいみたい

 

これだけはもう教えてどうこうできることじゃないんで、本当に良かったと思いますね

 

 

 

少し前の話になりますが、こんなことがありました

 

長男@小学3年生が晩飯時、思いだしたように言ったんです

 

 

「そういやさぁ、昨日学校でハリーポッターの本読んでみたんやけどさ・・・」

 

 

えっ?ハリーポッター??

そいつはちょっと早過ぎじゃないかい、だって君まだ小学3年生だぜ?いくらなんでも小3でハリーはちょっとハリーが過ぎるでしょ(※急ぎ過ぎ、的な意)

だけど・・・・本の虫であるこの子なら読めちゃうかもしれない・・・ていうか読めちゃったんでしょきっと!!

 

期待に胸を膨らませて聞いてみました

 

「で、どうやった??」

 

 

 

「・・・・全然おもしろくなかった」

 

 

残念、やはりまだ早過ぎたか

 

 

「・・・・ていうか全然意味わからんかった」

 

 

そっかそっか

さすがの長男でもあの分厚い本はまだ厳しかったか

でもそれでいいじゃない、あの本はもう少し先のお楽しみに取っとけばいい

たくさん本読んでたらハリーなんてすぐ読めるようになるさ

しかもシリーズものだから何回も楽しめるしさ・・・・・

 

 

その時ふとイヤな予感がしたんです

聞いてみました

 

「ちなみに何読んだの?いっぱい種類があったでしょ?」

 

 

 

ハリーポッターと死の秘宝」

 

 

ぅおおおおーーーい!

それ最終巻!ハリーの最終巻ですよ!?

いくらハリーつってもそんだけハリーアップしたらさすがにね、アカンでしょ

そりゃもうオマエ、今までの脈絡ぜんぶ無視だもん

例えば「未来少年コナン」が面白いからって、コナンを知らない人に三角塔でモンスリーがインダストリアの連中にピストルで撃たれながら必死でコナンを逃がすところからこれ面白いよって見せたってまったく意味わからんだろうが!!

 

 

「・・・・・・・・・・の下巻」

 

 

ぅほほおおおおおおーーーーーーーい!!!

最終巻の、しかも下巻?上巻じゃなくて下巻から読んだの??

なんて無謀なダイブなんだ・・・紐無しバンジーレベルだわ

さっきのモンスリーのくだりは一回忘れてちょうだい

例えば「未来少年コナン」が面白いからって、コナンを知らない人にバラクーダ号に乗ったコナンとかラナとかダイス船長とかモンスリーが残され島を目指してるところからこれ面白いよって見せてたってもうそれほとんどエンディングやんけ!!

 

 

「・・・・・なんでそんなとこから読んだの?」

 

「だって他の全部借りられててそれしか残ってなかったもん」

 

「さすがにそれは無理やろって思わんかった?」

 

「うん、まぁいけるかなって思ったけど・・・全然わからんかったわ」

 

 

ちなみにその後しばらくしてから長男、家の近くの図書館で「ハリーポッターと賢者の石」を見つけて読んだみたいです

 

すぐに読み切って「これ面白いわ」って日々の生活の合間にちょこちょこ読み進めながら、一か月足らずでシリーズ第4作目の「ハリーポッターと炎のゴブレット」を読んでます、たった今

 

オマエにしてはちょっとスローペースじゃない?って横槍を入れてやったら、澄ました顔で「そやな・・・・他に三国志西遊記も読んでるからな」だって

 

「並行して読んでんの?ってか三国志西遊記も昔読んでなかったっけ??」

 

「うん、二回目。面白かったから」

 

息子、やっぱり本の虫に認定

 

申し訳ない・・・自慢みたいになってしまいました笑

 

 

 

けどよく考えたら、そもそもハリーポッターって子供向けに書かれた本だし

子供が読めたって喜んでる私は・・・・ただの親バカってね

 

 

それでも夢中で本を読み耽る子供たちの姿を見るのはやっぱり嬉しいもんですね

 

 

 

 

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか

もはや忘れ去られてる気がしないでもない今日この頃です

 

こちらはなんとかボツボツやってます

ようやく長いトンネルの先に出口が見えてきた?といったところでしょうか

もちろんそれがまだ出口ではない可能性もあるわけですが

 

新学期が始まる頃には、勝手に私が同級生だと思い込んでいる読者の方々に我々が味わった地獄の日々をスリリングにお届けできること、それを目標にもうひと踏ん張りしようと思います

 

 

それでは、またお目にかかれる日を願って

「目くそ鼻くそを笑う」という諺が持つ違和感を解消する新事実を発見した

 

目くそ鼻くそを笑う

 

おそらくこの諺を知らない日本人はいないだろう。

数多の諺の中でも一際異彩を放っているこの「目くそ~」に関して、誰も知らないであろう新しい事実を発見したのでここに書き記しておこうと思う。

 

 

またしても半覚醒状態の明け方、ベッドの中で突然この諺が頭の中をグルグルと回り始めた。

私の場合、時としてまったく覚えのないフレーズが寝ぼけた頭に舞い降りてくることがある(ちなみに前回は「米国」というフレーズが急に回り始めた)。

このように突如何かが降りてくる時は神の啓示である場合が多く、その言葉について思いを巡らせることで新事実にたどり着く可能性が高い。

 

そこで私は「目くそ~」について真剣に考察することにした。

 

 

 

この諺、調べてみると次のように解説されている。

 

汚い目やにが、鼻くそを汚いと言って笑う

自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑うたとえ

 

もちろんこの諺の意味は理解していたつもりだが、解説を読んで二つほど違和感を覚えた。

 

第一の違和感。

汚い目やにが鼻くそを笑う、あたかもオレの方がオマエよりもマシだと言わんばかりに。

 

 

・・・・えっ?別にそれでいいんじゃないの??

 

 

目くその方が鼻くそよりマシでしょ、どう考えても。

なんで目くそと鼻くそを同列に扱ってるの?

 

 

 

わかりやすく例を挙げて説明しよう。

高校生の西郷潔くん(仮名)が最近付き合い始めた彼女とデートしている場面を想像してほしい。

 

待ち合わせに5分遅れてきた西郷くん。

髪の毛はボサボサ、おまけに目やにまでついている。

 

「まぁ潔くんたら・・・・・お寝坊さん♡」

 

きっと彼女は笑って西郷くんの遅刻を許してくれることだろう。

 

 

逆のパターン。

待ち合わせの5分前にバッチリ決めた服装で彼女を待つ西郷くん。

もちろん鼻の穴から鼻くそがぶら下がっていることには気づいていない。

そこへ少し遅刻して集合場所に現れた彼女。

 

「ごめんごめん、待たせちゃった??」

「いや、全然待ってないよ、今着いたところ」

「それじゃ行こっか」

 

そこで西郷くんの鼻から飛び出ている鼻くそに気付く彼女。

 

 

「ヤダ、潔くんって・・・・不潔」

 

 

この場合、「潔」という名前によって西郷くんの負うダメージはさらに深くなる。

しかしそれは西郷くんの責任ではない、というかそんなことはどうでもいい。

 

いかがだろう。

やはり「目くそ」と「鼻くそ」が同列ではないことが御理解いただけただろうか。

 

えっ?

この設定は多分に彼女のキャラクターに左右されているじゃないかって??

 

それでは目くそより鼻くその方が数倍危険であることを、誰もが納得のできるように説明して差し上げよう。

 

 

目くそも鼻くそも、出来立てホヤホヤのフレッシュな段階では粘性が高い。

しかし長時間へばりついていることでやがて水分が蒸発し、ドライな状態になる。

 

これが目くそであった場合、どこかでポロリと剥げ落ちておしまい。

特に事件に発展することは無い。

 

問題は鼻くそだ。

 

鼻くそは乾いてもしばらくの間、鼻毛に絡みついてぶら下がり続ける。

もしも西郷くんが鼻呼吸するタイプの人間であれば、呼吸に合わせてピロピロとなびき続けることになる。

これを正面視し続けるのはいくら気の良い彼女であっても到底無理な相談だ。

 

そして何より恐ろしいこと。

 

そう、乾いた鼻くそは「飛ぶ」ことがあるのだ、春風に乗って。

いや、鼻息に乗って。

 

しかもこの鼻くそ爆弾、どのタイミングで飛び出すかは神のみぞ知るという曲者。

まさに「いつ発射されるのか誰にもわからない時限式ミサイル」なのだ。

 

もしこの発射ボタンが向かい合って食事しているときに押されでもしたら・・・・

 

それが彼女のスープの中に着弾でもした日には・・・・・・

 

 

恐ろしい・・・考えただけで身の毛がよだつ。

西郷くんは一瞬にして彼女を失うだけでなく、次の日から学校でいつものあだ名が変わっていることに気付くことだろう。

 

 

 

西郷どん(せごどん)」からテポドンに。

 

 

いかがだろう。

これで「目くそ」と「鼻くそ」が決して同列ではないことを御理解いただけたものと思う。

 

 

 

そこでようやく二つ目の違和感。

これに関しては、実は前々からずっと疑問に思っていたのだが。

 

解説では「汚い目やに、鼻くそを~」となっている。

目くそが主語だ。

だけど私はずっとこう思っていた。

 

「目くそ・鼻くそを笑う」

 

目くそが主語ではなく、目くそand鼻くそ、目くそ鼻くそなのだ。

 

 

そこでふと気付いた。

 

私は先ほどから、しつこいくらい例を挙げて目くそと鼻くそが同列ではないと書いてきた。

だけど実際には昔から目くそと鼻くそを同列と認識していた。

これは明らかに矛盾だ。

 

 

私はこの矛盾の理由を考えた。

寝食も仕事も忘れて考え続けた。

家庭すら省みず、ひたすらこの矛盾が生じた理由の解明に挑んだ。

 

そしてある可能性に辿りついた。

 

 

・・・・この諺には続きがあったのかもしれない

 

 

よくあるパターンだ。

有名な一部のフレーズだけが独り歩きした結果、本来の意味が取り違えられて広く浸透してしまう現象。

きっとこの諺はその類に違いない。

 

もしこの諺に続きがあったとしたら、「目くそ・鼻くそを笑う」でもまったく違和感はない。

それならば「目くそ」が「鼻くそ」を笑うなどという、別にそれでもいいんじゃない?的な微妙な空気に包まれなくても済むじゃないか。

 

 

そこまでわかれば後は簡単。

長い年月の間に省略され忘却の彼方に葬り去られていた続きのフレーズ、それを掘り起こしてやればよい。

 

 

簡単と言ったが、この作業は常人にはまず無理だろう。

しかし私にはできる。

なぜなら寝ぼけた頭に突如、この諺が舞い降りてきたわけだから。

 

これは神の啓示なのだ。

私には神様がついている。

 

 

目くそと鼻くそを同列たらしめる強力な何か、それこそが失われたフレーズの正体だ。

 

 

 

それでは最後までお付き合いいただいたあなたにだけ、この諺の完成形、本来の姿をお教えいたしましょう。

 

 

 

 

 

目くそ鼻くそを笑う 一本ぐそ

 

 

注)すべての偽物どもは本物の前にひれ伏すのだ、的な意味

 

 

 

 

 

さあ、新しい時代の幕開けぜよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さま、ご無沙汰しております。

 

様々な事情によりブログが書けなくなって4か月、ようやく一筋の光明が見えてきました。

 

今はまだ本格復帰とはいかないまでも、近い将来またこの場に戻ってくることができるかもしれません。

そうなれるよう、日々120%で精進して参ります。

 

 

 

どのような状況でもユーモアを忘れずに。

 

 

 

明日も全力で行く。。

ごあいさつ

大変ご無沙汰しております。

 

ここ数週間というもの、自分の力ではどうしようもない出来事に翻弄され、ブログを見ることはおろか開くことすら不可能な状態に追い込まれておりました。

 

まさに「事実は小説より奇なり」。

 

短期間で天国と地獄の両方を味わいました。

 

 

 

このブログ、当初は子供達への遺書のつもりで始めたのです。

知らぬ間に訳の分からない記事ばかりが増えてしまいましたけど。

 

それでも何とか3年半続けることができました。

毎回スターをつけて下さる読者さんがいてくれたおかげです。

だから頻回の更新は無理だとしても、これからも不定期で細々と続けていきたいと思っていましたし、続けていけるものだと思っていました。

 

 

でも日常なんて簡単に変わってしまうものなんですよね。

今まで何度も経験してたはずなのに、ついつい忘れてしまいがちなことです。

 

 

先日までの当たり前の日々が遠い過去のように感じます。

そして今現在感じている非日常感、これが今後当然のように日常へと置き換わっていくのでしょう。

 

生きるっていうのはつまり、こういうことの繰り返しなんでしょうね。

 

 

この3年半、何の変哲もない日常を書き留めることができて本当に良かったと思います。

書いていた当初は深く考えもしなかった何気ない記事たちが今、想像以上に強い光を放ち始めています。少なくとも私たちにとってはですけど。

三日坊主の私が唯一成し遂げた偉業なのかもしれません。

 

 

 

 

さて、ダラダラと続けていたこのブログを一旦終了しようと思います。

今の私には書く気力・体力・時間のすべてが不足しているようです。

 

 

この逆境を乗り越えて近い将来再びこの場に戻ってくることができるよう、全力でいきたいと思います。

なのでこのブログはこのまま残しておこうと思いますが、もしかしたら消し去っているかもしれません。気分次第です。

 

 

もしもいつの日かブログを再開することができた暁には、我が家が味わった天国と地獄、それから先のドタバタ劇をスリリングなテイストでお伝えできたらと思います。

 

その際には、ブログを通じて温かいコメントやスターを下さった馴染みのブロガーさん達が一人でも多くこの場で発信を続けておられることを切に願っております。

 

私を浦島太郎にしないでください、お願いします。

 

 

 

 

 

それではみなさま、またお会いできる日まで。

 

 

 

 

 

 

どうぞ、どうぞ日々を大切に。。