パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

これからキャンプを始めてみようか迷っているあなたへ 後編

さて、デビューが冬という狂気じみた我が家の初キャンプ。

 

その話をする前に2枚の写真をお見せしておきたい。

これはキャンプデビューの1週間前、近くのオートキャンプ場で試しにデイキャンプをした時の写真だ。

 

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テント内で上機嫌に肉を貪る長女

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食事も早々に外で跳ね回る長男、次女

 

さて、何かお気づきだろうか。

 

そう、デイキャンプに行ったのは11月も中旬。

本来なら木枯らしが吹いててもおかしくない季節。

なのにあまりに暑くてみんな上着を脱ぎ始める始末。

 

どうなってんだ、地球!?

 

やっぱ世の中確実に温暖化してると思うんだけど・・・

 

 

 

とまぁ前置きはこれくらいにして。

いよいよ初のお泊りキャンプ本番のお話。

 

 

 

1週間前から天気予報を何回確認したことか。

 

もし雨ならキャンセルするか・・・・・

本格的に冬到来、とかでもやっぱキャンセルか・・・

 

色々考えたけど、そんな心配など吹き飛ばしてくれるかのように前日の予報は快晴マーク。

予想最高気温20℃、最低気温14℃とデビューには出来過ぎたコンディション。

 

 

さて当日。

訪れたのは電源も完備されていて敷地内に温泉まで付いているという、初心者にはありがたい「森のひととき」というキャンプサイト

断っておくが私たちが初心者というわけではない。

あくまで一般的な話だ。

 

 

丹波篠山市という兵庫県の山奥にひっそりと佇む「森のひととき」。

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フロントでチェックインをすませると、車でさらに奥へと進んでいく。

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見よ、この抜けるような青空。

やっぱスゲーわ天気予報。

ビバ気象衛星ひまわり。

 

 

しばらく走ると自分達の予約したキャンプサイトに到着。

車を横付けして早速テントの設営にとりかかる。

 

 

ここでモタついたら周りから素人と思われてしまう・・・・・

 

 

父として子供たちにカッコいいとこを見せたい、そんなやっすいプライドがムクムクと頭をもたげる。

 

大丈夫、これで3度目の設営なんだから・・・・

 

そう自分に言い聞かせる。

 

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車から御本尊を運び出す。

 

わかってはいるが・・・・・クソ重い(20㎏近くある)。

 

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幕を広げる。

ここまできたらもう後戻りはできない。

 

いくぜっっ、相棒!!

 

嫁さんと息を合わせて作業開始。

 

さすがに2回の実地練習+ You Tubeを見ながらイメトレを繰り返しただけのことはある。

ほとんどつまづくポイントもなく、淡々と作業が進んでいく。

 

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2回目まではまともにやってなかったペグダウン、これも今回は全ての個所で行なう。

 

 

作業に取り掛かること30分。

外回りは無事に完了。

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おお、ピシッと張れたテントってかっこいい!

 

今回はテントで一泊するため、初めてインナーテント(寝室部分)を吊るす。

これも比較的スムーズに。

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270cm×270cmの寝室は5人家族だとやや手狭らしい。

だけどウチは子供がまだ小さいから、これだけのスペースがあれば十分だ。 

 

 

 

さて、小一時間で室内を含めた設営が概ね完了。

 

まだこちらに余裕が無く設営を手伝わせることもできないため、ヒマを持て余して機嫌を損ね始める子供たち。

ということで晩御飯の時間まで施設内のアスレチックで遊ばせる。

 

 

そうそう、こういう自然な感じの遊具で思いきり遊んで欲しかったのだよ、父は↓↓

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フロントの前にはサンタのモニュメントが。

みんなで眺めてたら、頼みもしないのに可愛らしいスタッフの女の子が写真撮りましょうと寄ってきてくれてパシャリ。

やっぱりこういうとこで働いてる子はホスピタリティに満ち溢れてるよな、と妙に感心する。

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一通り遊んだら、暗くなる前に炭に火をつけてBBQの準備を始める。

BBQに関してはいつもやってるからお手のもの。

スーパーで良い肉が3割引きになってるのをコツコツ買い溜めて冷凍しておいたもの、これをハレの舞台で一挙大放出。

 

だけど内容が雑然とし過ぎてるので写真は省略。

 

 

散々食って飲んだら、広場で定期的に行われているというキャンプファイヤーに参加。

みんなで歌ったり踊ったり、はたまたスタッフの兄ちゃんのファイヤーダンスを見たり。

子供たちが目をキラッキラさせて楽しんでる様子を見てこっちも大満足。

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8時頃にキャンプファイヤーが終わると、今度は薪を持って帰ってテントの前で焚火。

裸の火を見る機会って実は少ないことに気付く。

 

生き物みたいに揺らめく火を見ながら「なんか今晩オシッコ漏らしそう・・・」って思った私は感性がおかしいのだろうか。

 

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さて。

 

テントの前で焚火をやり始めた頃、すでに私は自分が犯した過ちに気が付いていた。

 

 

 

あのですね・・・・・・

 

 

 

無茶苦茶寒いんですけど・・・・・・

 

 

しゃべると息が白い。

火に当たってても背中が冷える。

 

 

・・・おかしい、今日はあったかいんじゃなかったのか??

最低気温14℃だろーがよ!?

 

 

あまりに寒いので、寝袋にくるまるため皆早々に寝間着に着替え始める。

 

子供たちの寝間着は真冬用の厚手のもの。

嫁さんのもそう。

 

 

だけど自分の荷物を自分で用意した私は・・・・・・

 

 

 

ペラっペラのジャージしか入れてないんですけどなにか?

 

しかも半パン・・・・・・

 

泥と炭にまみれたジーパンで寝るのだけは絶対イヤ、とあったかそうなみんなの寝間着を横目に一人憮然と短パンに着替える父。

 

 

寒い、というか露出部が痛い・・・・・

 

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幸いにも電源サイトだったから持ってきたセラミックヒーターをガンガンつけたのだが、それでも寒い。

しかもなぜか寒い時ほどべっとり汗をかく、という特異体質の父。

寝袋の中で地肌むき出しの下腿部~足の裏にかけて、とにかくもう汗ばんで気持ち悪いことこの上ない。

 

そんなわけで夜中に何度も目が覚めるハメになったものの、翌朝寝袋の中で冷たくなった姿で発見されることもなく無事一夜を乗り切ることができた。

 

 

あとは朝飯を食って食器を洗ったら撤収作業。

テントをたてるのと違い、たたむのって地味に面倒臭い。

 

 

これさえなければキャンプって最高・・・・

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

なんとなくキャンプの雰囲気をお伝えすることができたでしょうか?

 

それでは最後まで読んでくれた読者さんへ、私が今までのキャンプ(一回だけ)で得た経験をもとに三つの言葉をお送りして終わりにしようと思います。

 

 

 

 

一つ、キャンプを舐めるな

相手は自然です。

舐めると痛い目を見ます。

冬キャン舐めたら死にます、たぶん。

 

 

一つ、天気予報を信じるな

晴れとか雨とか最高気温とか最低気温とか、あれ全部平野部の話です。

信じたら死にます、たぶん。

 

 

一つ、キャンプってサイコー!!

これは真実です。