お題「#おうち時間」
ステイホーム中に凄い遊びを発明した
名付けて「目隠しオニごっご」
リボンかなんかでグルグル巻きに目隠ししてオニごっごするだけ
だけどこれが意外にハマるのだ
逃げられる範囲が広すぎたら面白くない
オニが勢いを無くしてしまうから
だからウチは六畳の和室から出たら負け、というルールを作った
嫁さんまで参加したらエライことになる
五人が六畳間にひしめき合うわけだから
暑苦しいことこの上ない
オニとなった者は視覚以外の五感を最大限に研ぎ澄ませ、気配を察しては逃げ惑う子羊どもに襲い掛かる
子羊たちは息を押し殺し、なるべく足音を立てないようにしてオニの追撃をかわす
息詰まる展開だ
父がオニになると勝負は早い
何と言ってもたかだか六畳だから、両手をいっぱいに広げてゆっくりと進むだけで子羊たちの逃げ場は圧倒的に少なくなる
そんな中で意外と長女@6歳は最後まで上手く逃げ続ける
長男@8歳は体が大きい分捕まりやすい
そして次女@4歳・・・誤って彼女を一番最初に捕まえてしまうと阿鼻叫喚
泣きながら如何に自分がまだ年端もいかぬ幼子であるかを声高に叫び、だから三回捕まるまでセーフだと言い張る
正直面倒臭い
さて、一通り回って次女がオニの番になった時の話
リボンで目隠しして和室に登場した次女
なんとなく座敷童っぽい
ニヤリと笑みを浮かべると、迷いなく一直線に子羊どもを追い詰めていく
壁の近くではピタッと止まり、クルリと反転する
まるですべて見えているような行動だ
というか本当に見えてた
鼻の横の隙間から
だからセロハンテープをベタベタ貼ってやった
そしたらピタリと動きが止まってしまった
「どうした次女、五感だ!見る以外の神経を全集中だ!!」
鬼滅の刃っぽく応援してみた
すると突然、その場にうずくまり集中し始める次女
四つん這いで虚空を見上げるような仕草、何かを探知しているようだ
そして次の瞬間、部屋の四隅に散らばる子羊たちの中からなぜか父の方へと迷いなく近づいてきたではないか
(父)「な、なぜわかるんだ、次女!?」
(次女)「臭いところへ・・・・行く!!」
・・・・・なるほどね、嗅覚ね
みなさん
是非一度試してみてください、この「目隠しオニごっこ」
結構楽しめますよ
たまに傷つくけどね