最近、長女@小学二年生と次女@幼稚園年長がそろってピアノを習い始めた
周りで習ってるお友達が多いのか、自分達からやりたいと言い出した
やりたいと言った限り簡単にはやめさせない
どんなにイヤになっても一年は続けるという約束で、二人そろって近くのピアノ教室に通い始めた
まだ音符を読んだりドレミファソラシドをギコちなく指でなぞったり、そんな程度だ
それでも楽しそうにやってるから、ピアノを始めたのは悪くなかったと思ってる
今のところはだけど
幼稚園児の次女はさておき、小学二年生の長女の周りには小さい頃からピアノを習っている子供らがたくさんいるわけで、中にはすでにかなりの腕前で才能の片鱗を見せる子もいるらしい
長女と同級生のルミちゃんがそういう子
運動神経も抜群で、一輪車とか連続逆上がりとか側転とか、色んな技を持ってるらしい
だからなのかなんなのか、やっぱりピアノも上手
実はルミちゃん、ピアノ教室も同じだ
そして先日、ルミちゃんがピアノを弾いているところを長女が目撃したらしい
帰って興奮気味に伝える長女
「なぁなぁ、ルミちゃんってな、すごいねんで
えっとな・・・・なんかな・・・・
ぬめっと弾いてるねん」
それを聞いて私は激しく混乱した
不慮の事態にフレキシブルに対応できるほど私の脳ミソはもう柔らかくない
だからその場の情景を一生懸命想像してみた
三角の眼鏡をかけた瘦せ型の女教師が、物差しみたいな棒でグランドピアノをピシピシと叩きながらルミちゃんの演奏を指導している
一心不乱に演奏するルミちゃん
(女教師)
そうそう、そこテンポよく~・・・ビバーチェビバーチェ~~
そしてアレグロ~・・・・からのモデレート~
だんだん落としてく~~・・・アダージョ~~
はいいぃぃそこもっとぬめって~~!!
もっともっと滑り(ぬめり)効かせて~~!!!
できるだけ粘着質に~~~
ネットリ糸引くように~~~
さしずめこんなところだろうか
何となく私のイメージ、貞子がテレビから出てきてこっちに近づいてくる感じが「ぬめっ」となんだけど
ま、なんでもいいけどピアノの世界って奥深いよねって話
その後、嫁さんが帰ってきたからこの話をした
「なぁなぁ、ルミちゃんっているじゃん
あの子のピアノってスゲーらしいぜ?
なんでもぬめっと弾いてるらしい・・・」
「???
・・・・あぁ、ルミちゃんね
あの子もうメヌエット弾いてるらしいね」
・・・・・メヌエット
いや、知ってたよ
メヌエット・・・・・ね