パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

卒業式からかなりズレたこの時期に泣いてしまった話

長男と次女の卒園式(幼稚園と保育園)はもう終わってます。

ちなみに長女は次から年長なので卒業はしません。

 

さて、本来ならば今は春休みということになりますが、父母の仕事の都合上、昨日と今日は幼稚園と保育園に子供たちを預けました。

ちなみに幼稚園と保育園はお隣さんです。

そして朝の送りは基本的に父の仕事です。

夕方のお迎えはほぼ嫁さんの仕事です。

 

 

昨日。

いよいよ次女の保育園も残すところあと2回か~、長男に至っては来週から小学校か~、なんて朝ご飯食べながら考えてたんです。

思い返せば長男をこの保育園に預けるようになってから長女、次女と続いたこの4年間、優雅にモーニングコーヒーすすりながら余裕を持って出勤しましたなんてこと、一度たりともありませんでした。

 

平日の朝7時台といえば、父母の脳内では徒競走でおなじみのクシコスポストが最大音量で流れています。

罵声と怒号が飛び交います。

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そんなことを思い返してたらふと思ったんです。

 

 

今日と明日くらいは余裕を持って出かけたい

 

園庭で子供達をポイ捨てするような別れ方じゃなくて、じっくり時間をかけて行ってきますのバイバイをしたい

 

 

早速その熱い思いを子供たちに伝えました。

子供たちはご飯を食べながら「わかった~」って言ってくれました。

 

 

結果、今までで一番ギリギリの出発になりました。

 

 

いつも以上にベラベラしゃべってご飯がはかどらない子供たちに向かい、切ない願いを無下にされた恨みも相まって激ギレしました。

 

 

そんなにご飯食べたくないんやったらもうええ!!

お前たちは金輪際オヤツ抜きじゃ!!!

 

 

子供達に買っておいた恐竜チョコレートを、これ見よがしにその場でバリバリ食ってやりました。

 

みな泣き叫びました。

 

時間ギリギリだったもんで、結局分かり合えることなく幼稚園・保育園に子供たちを置き去りにしてきました。

職場に向かう車の中で、大人気の無い怒り方をしてしまったことにかなり落ち込みました。

 

オレはなにをしてるんだろう・・・・

ぜんぜん変わってないじゃん・・・・

 

pandamonda.hatenablog.com

 

 

さてその夜、子供達を集めて真剣に話し合いました。

どうしても明日、最後の送り届けだけはゆっくりと時間に余裕をもって行きたいこと、そのために朝少しだけ早く起きていつもより15分早くご飯を食べ終わってほしいことを滔々と言い聞かせました。

 

 

みな「わかった~」って言ってくれました。

 

イヤな予感しかしませんでした。

 

 

 

さて本日。

いよいよ今年度最後の送りの日です。

 

父の切ない願いが通じたのか、なんと三人そろっていつもよりキッチリ15分早くに準備を終えてくれたんです。

 

 

 パンダ組開白以来、最も時間的余裕を持って家を出た記念すべき日となりました。

 

まずは次女の保育園からです。

いつもは時間が無いから車で待たせておくんですが、今日ばかりは長男長女も保育園の園庭までつれて行って少しだけ遊びました。

三人そろって記念撮影もしました。

 

その後次女をクラスに送り届け、先生に最後の挨拶をしました。

いつになく、次女は父の姿が見切れるまでドアのガラスに張り付いてずっと手を振ってました。

兄妹三人計四年通った保育園、今後この門をくぐることはおそらくないであろうことを考えながら保育園を後にしました。

 

 

続いてお隣の幼稚園へ。

 

長男と長女を桜の木の下に座らせて記念撮影。

そのままホームクラスの先生と朝のご挨拶。

 

いつもはこのままハイタッチしてそそくさと園を後にするのですが、今日は時間的に余裕があります。

 

長男をギュッと抱っこして「三年間よくがんばったな、お疲れさん」って言った途端、自分でもビックリするくらい突然涙が溢れました。

ていうか軽く嗚咽してしまいました。

 

卒業式の時は涙なんてこれっぽっちも出なかったのに・・・

 

なぜに今頃・・・・

 

多分私にとって子供達を送り届けるのはまずまずのストレスだったのでしょう。

送るよりは迎えに行く方がずっといいんです、精神衛生上。

だから長男を幼稚園に送るのはこれが最後って思うと、今までの色んなドラマ(ていっても泣いて嫌がるのをナダメすかして置いてくるだけなんですけど)がフラッシュバックして泣けてきたんです。

それと共に長男、おにいちゃんになったなぁっていう喜びと寂しさ。

 

そんなモロモロがゴチャ混ぜになって泣いてしまいました、コソッとだけど。

長男を抱っこしたままそっと涙を拭きましたが、なんとなく異変を感じた長男は父の顔を覗き込みました。

多分バレたと思いますが武士の情けなのでしょう、長男は何も言わずに自分のホームクラスへゆっくりと歩いていきました。

 

 

わずかに残った涙を拭いて長女の元へ行き、同じくギュッとしてその場を離れました。

 

門を出る時に一度だけ振り返ると、心配そうな顔の長女がずっと父の背中を見送ってくれてました。

どっちが親かわからんな、って思いながら長女に手を振り、彼女の視線を背中に感じつつ振り返らずに園を後にしました。

 

 

 

今夜は我が家でお疲れさんパーティー開催の予定です。。

 

 

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