今シーズン初の冬キャンプから無事帰って参りました
冬キャンプっつっても限りなく秋に近いけどね
つうか、はっきり言って秋だね
山なんてまだほとんど色づいてなかったしね
だけど冬キャンプって言った方がなんだか聞こえがよろしいから
玄人っぽくて
というわけで今回も軽くレビューしておこう、我が家の冬キャンプを
初日
晴天の下、高速道路を飛ばして岡山県の山奥へ
今回のキャンプ場、めちゃくちゃ良かったからホントは誰にも教えたくない
だけどこのブログを読んでくれた人にだけコソーリとサービスショット
わかりにくい標識を右折すると、細い一本道
この先を右折して受付小屋へ
今回はこのキャンプ場で二連泊の予定
実はこのキャンプ場、林業を営まれているご夫婦が少しずつ手作りで開拓したのだとか
人工的に区画化されている感じは無く、各サイトが林の中に点在するためプライべート感もたっぷり
人目を異常に気にする私なんかにとってはとてつもなく有難いキャンプ場ってわけだ
キャンプ場内のこれまた細い道を車で恐るおそる上り、二日間お世話になるはずの23番サイトへ
見晴らし最高
しかしまぁ、空がムチャクチャ綺麗だわ↓↓
早速テントを設営しようとするも、なぜか地面が湿っている
そこで地面が乾くまでの間、先にキャンプ場の頂上にあるグランドで子供達を遊ばせることに
キャンプ初心者と言えど、年間10泊を超えてくると余裕が出てくるわ
グランドという名の工事現場のような空き地で長男とサッカーの練習
あれ?
私・・・身長176㎝なんだけど、 なんかむっちゃ小さく見えない??
あまりの大自然の中で遠近感覚がおかしくなってる???
グランドの片隅には、かの有名なアルプスの少女ハイジのオープニングにおける空中ブランコのモチーフになったという噂の、スケールのでかいブランコが
すべり台という名の、土をならしただけの崖を滑って楽しむ娘たち
いいぞ
自然と戯れてる感じがすこぶるいい
しばらく遊んだらグランドを後に
お次は山道を一気に下って受付近くの広場へ
こちらは殺風景なグランドとは打って変わって緑に囲まれている
その中にやはりお手製のブランコとハンモック、そしてターザンロープ
ブランコはかなりの高さ
そしてその先には池が・・・・
ま、手を離さなければ問題ないだろ
そしてターザンロープ
・・・・・ハンパなく高い
ま、手を離さなければ問題ないだろ
頑なに乗車拒否していた長女も最後は余裕のライディング
それを必死に追いかけるワンコ
いやぁ、やっぱ自然っていいね
自己責任って概念を説明なしで叩き込めるわ
さて、あとはサイトに帰ってパパッとテント設営
そして夕食の準備
実はこのキャンプ場、今どき珍しく直火OK(地面の上で直接焚き火しても良い)とのこと
子供達に石を集めさせて竈を作る
そして火を起こし、鍋を煮る
ちなみにこの日はキムチ鍋
なめ茸でとろみを出したから温かさも倍増
その後なんだかんだあったけど、そろそろ面倒臭いので初日はここまで
二日目
この日は朝からまったりと燻製づくり
なんせ二連泊だから慌ただしく撤収する必要が無い
やっぱりキャンプは連泊に限る
あらかじめソミュール液につけてから乾燥させておいた鶏のササミ
コイツをパンダ組自慢の高級燻製機を使ってじっくり温燻する
自慢の高級燻製機↓↓
段ボール製だけど、もう何回も使えてる
やっぱりSOTOってスゲー会社だわ
温燻で小一時間
色味は良くなってきたけど、触るとプニプニでレア感がハンパない
さすがに鶏肉の半ナマは怖い
そこで我が家にて日常の炊飯にラーメン鍋に湯沸かしのヤカン代わりにと大車輪の活躍を見せてくれるメスティン様
コイツにウッドチップを入れ、下からシングルバーナーで炙る熱燻に切り替え
10分ほど炙ったらいい感じの硬さに
味の方は最高
子供達にも概ね好評
やっぱキャンプっていいわ
どデカい災害がきても、なんか生き延びれる気がするもん
さて、ここで問題が
どうやら天気予報では二日目の夜遅く、または翌日の早朝から雨になるらしい
キャンプをする人は御存知だろう
雨の中の撤収ってエゲツないほどHPを削られる
そしてびしょ濡れのまま袋に詰め込んだテントを後日もう一度開ける勇気が無くなる
カビてそうで怖い
かといってテントを干すスペースなど、普通のマンションにあるはずがない
その結果、二度とキャンプに行きたくなくなる・・・・・
そこで私は考えた
諦めて一泊で帰るか
濡れるのを覚悟で断固二泊するべきか
そして英断
「コテージに変更しようぜ!」
そう、実はそのキャンプ場にはコテージが二つあるのだ
そして日曜日ということもあり、キャンプ場は私達だけの貸し切り状態
オーナーさんにコテージで泊まれるか聞いてみると快くOK(もちろん料金は発生するが)
ということで昼過ぎからゆっくりと撤収作業を始め、夕方にはキャンプ場の入り口付近にあるコテージへの移住が完了
この判断が大当たりだった
実はこのコテージには秘密兵器がある
なぜ我々が二つあるコテージ(一つは超和風、それはそれで趣があって良かったのだが)の内、こちらの洋風コテージを選んだのか
その答えはコレだ↓↓
あなた、暖炉ですぜ?
暖炉なんてアンデルセン童話に出てくる空想上のアイテムかと思ってたわ
まさか生きてるうちにナマ暖炉を拝むことができるだなんて
暖炉ってめっちゃ暖かかったんですね
ていうか家の中で赤々と火が燃えてるってだけで、こんなにもテンションが跳ね上がるんですね
夜、嫁さんの目を真っ直ぐに見つめて言ってみました
「家にも暖炉を置こうと思う」
返事すらありませんでした
ま、ウチはマンションだからな
一戸建て買う時にもう一度談判してみよう
ちなみにコテージにはロフトがあって
そこに布団を敷いて寝るわけだが
これがまた楽しい
修学旅行みたいで
ちなみに手前にも布団を敷いた場所と同じくらいのスペースがあって
このスペースがあまりにもったいないので、一人ずつ空手の型を披露してビデオに収めました
学芸会みたいで楽しかったです
キャンプに関する道具は全部撤収して車にしまい込んだため、夜の食事は屋根付きテラスの下でバーベキュー(もちろん機材は全てレンタル)
すべてを自分達で準備するキャンプの翌日だったから尚更なのか、何もかもレンタルで賄えるコテージ泊があまりにも楽チン過ぎて衝撃
いやぁ、父さんもうアウトドアはコテージでいいや
そんな危ない考えがチラホラ浮かんでは消えるほど快適なコテージ泊でした
翌日は朝から雨
屋根の下で雨を凌げるってなんて贅沢なんだ
土砂降りでも余裕
しかも暖炉があるからどんなに冷え込んでも余裕
暖炉の前で定番のUNOとババ抜き
ちなみに子供達が着てるのは幼稚園時代の体操着(次女は現役)
ウチはビジュアルよりも機能性重視なんだ
さて、長くなったからそろそろ終わりにしよう
その前に一つだけ
こういう暖炉のある天井の高いコテージには必ずと言っていいほど、シーリングファンと呼ばれる扇風機みたいなオシャレアイテムがついている
こんなやつ↓↓
今回のコテージにもそんなオシャレなやつがついてたんだけど
オーナーの奥さんが使い方を説明しようとしてリモコンを押してもウンともスンともいわない
電池切れかと新しい電池に変えてくれたけど、それでも微動だにしない
「ごめんねぇ、、、なんか壊れちゃってるわ」
すまなさそうに謝る奥さん
すまねぇじゃねーよ
せっかくオシャレな暖炉なのに上でクルクルまわってるオシャレそうなヤツが回ってなかったら全然オシャレじゃないやろうが
すっかり暖炉のオシャレマジックに洗脳されきっていた私は、心の中で悪態をつきながらも冷静に対応した
「あれが回ってないとせっかくの暖炉の威力が半減ですからねぇ、ちょっと見せてください」
おばさんからリモコンを受け取って電池入れの部分を見てみると、二個の電池を入れるスペースの片方のマイナス側、そこにあるはずのグルグルしたバネ状の端子、そいつが無くなってることに気付いた
「あ、たぶんこれが原因ですわ」
そこで辺りを見回すと、キッチンに今夜のバーベキューでキノコのホイル焼きに使う予定のアルミホイルを発見
端っこをビリッと破って丸め、無くなった端子の部分に噛ませてから電池を入れる
こんな感じ↓↓
さらにもう一つ、正常な方には普通に電池をはめ込んでもう一度リモコンのボタンを押すと
ピッ
聞こえましたよ勝利の音が
やったぜ、これでシャレオツな夜はオレのものだ!!
そう思って一人満足感に浸っていると・・・・・
嫁さんとおばちゃんが私に熱視線を注いでいるではありませんか
「あなた・・・・・すごーーい!」
「すごいねぇお客さん、電気関係の仕事かなんかされてるの??」
えっ?
オレ・・・今・・・・・尊敬されてる??
「いやぁボクは別に電気関係じゃないですよ、だけどこれくらいは朝飯前というかなんとういか・・・アルミって電気通しますからね、簡単な理科の実験みたいなもんですよねハハハハでも咄嗟にそこら辺にあるもので代用できたっていうのは自分としても良くできたなっていうか機転がきいたなっていうか自分で自分を褒めてあげたいっていうかんじですかね、まっこれがいわゆる実学ってやつですよねオイっオマエたち(子供達)オマエらもただただ漫然と勉強してるだけじゃダメなんだぞ、学問ってのは実生活の役に立ってナンボなんだからな、オマエ達も父さんみたいに・・・・」
全然聞いてませんでしたね、子供達は
さっさとロフトに消えていきましたね
嫁さんとおばちゃんも気づいたらいかにこの季節カメムシが多いかって話を熱く語り合ってましたね
さて、そんな感じで今回の冬キャンプ、無事に乗り切ることができました
乗り切るどころか、野生を忘れてしまいそうなくらい快適に過ごしてしまいました
だけど今回は収穫もたくさん
子供達の成長も実感することが出来ました
(あんなに小さかった次女が自分でサイトから離れたトイレまでウンチをしに行ったり、それを長女がそっと付き添ってくれたり、長男が進んで焚き火回りの雑用をこなしてくれたり)
よし
次は厳冬期に行ってやる
そして更なる成長を掴み取ってやるんだ
もちろん暖炉付きのコテージにね