パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

もしもあなたの近くにアトピーで苦しんでいる人がいたら

以前このブログで書いたことがある。

アトピーのこと。

 

私の身内には成人発症のアトピー性皮膚炎でかなりの期間、QOL(Quality of Life:生活の質)が落ちていた人間がいる。

かれこれ20年以上、家族ぐるみでこの病気と闘ってきた。

それなりの我慢も強いられたし、神サマに平等に与えられているはずの機会も損失してきた。

命に直結しないというだけで、長い人生のスパンで見るとかなり厄介な疾患であることは間違いない。

 

 

そんな憎きアトピーではあるが、最近我が家において大きな転換点と言えるイベントがあった。

同じ病気で苦しんでいる方の一助にでもなればという思いで今回、ここに記録しておこうと思う。

もちろん私は皮膚科医では無いため、書いていることに多少の間違いや専門家から見たニュアンスの違いがあることはご容赦頂きたい。

素人が素人なりに理解した現在のアトピー治療、という程度で流し読みしてもらえれば。

 

 

だけど今回はいたって真面目。

目次まで作る気合の入り方。

アトピーと縁の無い方には全く面白くない長文なので、思いっきりスルーしてください。

 

 

 

目次

 

 

 

ステロイド外用薬とは

アトピー性皮膚炎の治療の柱はご存知ステロイド外用薬」である。

湿疹がでたときなどに病院でよく処方されるやつ。

リンデロンVGとか、大体のご家庭に一本くらい常備されているのではなかろうか。

 

ステロイド(詳しくは糖質コルチコイド)とは体内の副腎と呼ばれる臓器で生成される「副腎皮質ホルモン」のことであり、それを人工的に作って外用に加工したものが「ステロイド外用薬」である。

ステロイドは様々な作用を有するホルモンであるが、中でもその「抗炎症作用(炎症を抑える働き)」を期待して皮膚炎に投与されている。

 

しかし一言でステロイド外用薬とはいっても、その種類は多岐にわたる。

なぜたくさんの種類があるのかというと、ステロイド外用薬はその抗炎症作用の強さによって五段階のグレードにわけられているからだ。

 

具体的には以下の通り。

 

・ストロンゲスト(最強)

・ベリーストロング(かなり強力)

・ストロング(強力)

・マイルド(中等度)

・ウィーク(弱い)

 

ちなみにリンデロンVGでストロング程度。

この五段階の中に各製薬会社が色んな製品を送り込んでいるため、実にややこしいことこの上ない。

私のような皮膚科でない医者は、どの外用薬がどのグレードだったか一向に覚えられずに何度も薬の本をめくり返す羽目になるのだ。

 

 

アトピー性皮膚炎とステロイド外用薬

繰り返しになるが、アトピー性皮膚炎治療の柱となるのがこのステロイド外用薬である。

それなら何も考えずに最強ステロイドをガンガン使いまくればいいじゃん、とお思いになるかもしれない。

しかしステロイドは魔法の薬ではない。

強い外用薬を使い続けると、皮膚そのものに萎縮や色素沈着などの局所的な副作用が出るだけでなく、皮膚から体内に吸収されることで副腎機能低下などを引き起こすことがある。

頑張ってステロイドを合成しなくても、外から勝手にステロイドが入ってくるために副腎がサボって自前のホルモンを作らなくなるというわけだ。

 

副腎ホルモンは人体にとって無くてはならないホルモンであるため、副腎が機能低下に陥るとシャレにならない事態となる。

というわけでアトピー性皮膚炎に関わらず、ステロイド外用薬は自己判断で適当に塗ってよい代物ではなく、医師の診察を受けて然るべきグレードのものを然るべき期間継続する、という使い方が大原則の薬なのだ。

 

 

リアクティブ療法とプロアクティブ療法

さて、従来のアトピー治療はいわゆる「リアクティブ療法」とよばれるもの。

一言で言うならば、「悪くなった時」に対応する治療法である。

 

普段は基本的に保湿剤のみ、皮膚の状態が悪化した時だけ一時的にステロイド、改善すればすぐに保湿剤に戻す、という流れだ。

 

しかしアトピーという病気は良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴。

軽症のアトピーであればこの治療法で上手くいくだろうが、中等症~重症の場合、この方法ではどうしてもイタチごっこの様相を呈してしまい、結局ダラダラとステロイドを塗り続けてしまうなどコントロールが上手くいかないケースが多かったようだ。

ちなみにウチもおそらくこのケース。

 

そこで最近(と言っても実は何年も前から)になって注目され始めたのがプロアクティブ療法」と呼ばれる治療法である。

リアクティブ療法が悪くなることを前提とした治療法であるのに対し、プロアクティブ療法は悪くならないように前もってアトピーをコントロールしましょう、という治療法。

そもそもの前提が全く違う。

そのため、プロアクティブ療法ではステロイド外用薬を完全にoffするのではなく、症状のない時も基本的に週に1、2回は外用を継続する場合が多い(状態が良ければ最終的にoffすることもあるらしいが)。

皮膚に炎症がない状態をキープし続けるのがプロアクティブ療法の目的だ。

 

 

プロアクティブ療法の骨子(我が家が受診した病院の場合)

①皮疹の程度に関わらず、まずは強いステロイドをドカンと使う(1日に2回全身塗布)ことで炎症がゼロの状態に皮膚をリセットする(約2週間):初期寛解導入

②炎症が完全に鎮火されたのを確認し、強いステロイドの全身塗布を1日1回に減らす(約4週間)

③皮疹の無い状態がキープできていれば、ステロイドの全身塗布を隔日に減らす(約4週間)

④再燃が無ければ、ステロイドの全身塗布を1週間に1、2回に減らす

 

 

 一見するとグレードの高いステロイドを皮疹の程度に関わらず使うなんて・・・なんてオソロシイ、と考えてしまいそう。

しかしそれこそがこの治療法を成功に導くためのミソ。

まずは完全に炎症がゼロの状態にもっていかなければ、塗布回数を減らした時点で再燃してしまう確率が高い。

しかもパッと見では皮疹の無さそうな部位においても実は炎症が隠れている場合があるため、皮疹が出ていないところも含めての「全身塗布」がポイントなのだ。

 

さらに最近では、見た目の炎症だけではなく血液検査において炎症が燻っていないかを確認できるようになった。

「TARC」と呼ばれる指標である。

TARCはアトピーの重症度を反映するとともに、治療の効果判定の指標としても用いられる。

500~600pg/ml以下(施設による)が目標らしいが、重症患者ともなると1万を軽く超えるケースもあるらしい。

この値も参考にしつつ、皮膚炎が燻っていないかをチェックするというわけだ。

 

さて、この治療法を成功させるために①の火消し(初期寛解導入)を行った後は、皮膚の状態を見ながらゆっくりと塗布回数を減らしていく。

用いるステロイドの強度や減らすペースは、皮膚科医が患者の皮膚の状態を見ながら個々に判断していくのだろう。

そして最終的に、皮膚に炎症が無い状態でステロイドの外用は週に1回前後、といういわゆる寛解状態”をキープするのだという。

一見すると強いステロイドを大量に使っているように見えるが、実際には短期間集中して外用することで、ダラダラと塗り続けた場合よりも結果的に薬の総量は少なくなるらしい。

 

これが本当なら、長らくアトピーで苦しんできた患者にしてみれば間違いなく朗報である。

 

 

プロアクティブ療法を成功させるために必要なこと

素人目にこの療法の概要をザッと見て感じたこと。

この治療法を成功させるためにはいくつかのポイントがある。

それを列挙してみる。

 

ステロイドの副作用を恐れすぎない

もちろんステロイドには嫌な副作用もある。しかしそれはグレードの高いステロイドを長期間にわたってダラダラと使い続けた場合。

ステロイドの副作用がどのようなものか、どの程度使用するとどんな副作用が出るのか、そういった知識を正しく理解することで不安は解消される。

使うべき時には躊躇なく使う、この姿勢が重要。

 

②信頼できる医師をみつける

全ての医療機関で同様の治療を受けることができるほどプロアクティブ療法が浸透しているかというと、残念ながら「ノー」だろう。

重症アトピーに対しても、未だに民間療法まがいの治療が行われている場合もあるらしい。

そこでまずはネットや実際に治療を受けた人の話を聞いて、この治療法を積極的に取り入れている医療機関を探すところから始めなければならない。

そこで自分に合った信頼できる医師を見つけることができれば、あとはその先生と二人三脚で治療を継続するのみ。

決して途中で通院を中断したり、薬の量を自己流で減らしてみたりといったアレンジを加えてはいけない。

 

③一生付き合っていく

例えば治療を受けている高血圧の患者。

血圧が正常範囲内にあるのは薬を飲んでいるからであって、降圧薬をやめると血圧は再び高くなる。

逆に言うと、薬を飲み続けている限りは正常な人となんら変わりないわけだ。

 

アトピーもこれと一緒のこと。

ステロイドを始めとしたスキンケアは今後ずっと必要だけど、それさえ怠らなければ見かけ上はアトピーだとわからないレベルをキープすることが可能なのだ。

治すのではなく、炎症を抑えた状態で上手くコントロールしながら付き合っていくというイメージ。

 

 

 

最後に ~我が家の場合~

それでは最後に我が家のケースを簡単にご紹介。

 

良くなったり悪くなったりを繰り返して埒が明かない現状を無気力に受け入れていたのだが、私たちの居住地からやや離れた場所にアトピー治療のメッカと呼ばれる病院があるという噂を偶然入手した。

なぜか運命的なモノを感じた私は自ら紹介状を作成し(医者の特権)、すぐに予約を取って半ば強引に家人をその病院へ受診させたのだ。

 

紹介状には以前このブログでもご紹介した新しいアトピー治療の分子標的薬、デュピクセントの使用(アトピー性皮膚炎に新薬・・・デュピクセント - パンダ組の日常)も検討頂きたい旨まで記載したが、紹介状の返書には下記のような何とも頼もしい返事が記されていた。

 

 

返書の要旨はこんな感じ。

 

「成人発症型の重症アトピー性皮膚炎です。長期間ご苦労されたこと、容易に想像がつきます。が、適切な外用療法で状態は大きな改善を見込めるものと思われます。おそらく外用療法のみで長期的に寛解を維持できるタイプだと思われます。デュピクセントの使用は治療が上手くいかない時に改めて考慮しましょう。」

 

文面からは先生の絶対的な自信が窺えた。

きっと、もっともっと重症の患者さんを日々相手にされているのだろう。

なんだか光がパーッと差し込んできた気がした。

 

なお、紹介状の続きにはこう記されていた。

 

「集中した外用療法による初期寛解導入を兼ねた、アトピー教育のための2週間程度の入院を勧めさせていただきました。」

 

このチャンスを逃してはいけない、そう思っていた。

もし勧められたら絶対入院するように家人には伝えていたため、即入院日が決定した。

 

 

2週間の入院では強いステロイドヒルドイドと呼ばれる保湿剤で混合したものを全身(顔面はプロトピック)に塗る。

保湿と掻爬防止のため、上下肢にはやわらかいギプスみたいなものを装着する。

効果はほどなく現れ、大抵の人は2週間以内に湿疹が消失し、テカテカの状態で退院していくらしい。

赤ちゃんは特に皮膚のターンオーバーが速いため、掻きむしって血みどろの状態で入院してきても、退院する頃にはツルツルになっているんだとか。

 

家人の場合、たまたま皮膚の状態が良い時期だったこともあり、退院する頃には完全に皮疹が消失。

もともと足はさほど酷い状態では無かったが、さらに輪をかけてキレイになっていた。

こんな感じ↓↓

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足はそれほど酷くなかったんだけどね。

写真で出せるのがこれくらいしかなくて。

 

 

先ほど、入院のタイミングがちょうど皮疹の落ち着いている時期だったと書いた。

しかし恐ろしいことに、前述の「TARC」を入院前に測定してみたところ「7000pg/ml」というまずまずの高値が叩き出された。

一見皮膚の状態が良く見えても、実は陰で炎症が燻っていたということだ。

この数値が低くならない限り、ステロイドを減らすとアトピーはすぐに悪化してしまう。

 

 

さて、今回の教育入院。

見た目の皮疹は大きく改善したが、見えない炎症、すなわち「TARC」の値はどうなったか。

 

退院時の測定で、なんと150pg/ml程度まで低下していたのだ(この下がり方には個人差あり、ウチはかなり下がった方)。

 

恐るべしプロアクティブ療法。

 

いや、これはプロアクティブ療法そのものではなく、プロアクティブ療法を成功に導くための前段階、いわゆる「初期寛解導入」というプロセスであった。

ややこしいけど混同してはいけない。

 

 

プロアクティブ療法は退院後の今からが本番。

せっかく寛解導入で「いい状態の皮膚」を手に入れたのだから、今後はこれを維持できるように先生と二人三脚でアトピーと付き合っていかなければならない。

 

 

今回書けるのはここまで。

この状態をキープできるかどうか、それは今後おいおいわかってくるだろう。

 

だけど、私はこの治療法に可能性を感じる。

 

 

中等症以上のアトピーに我流で挑んでいる方、厳しい食事制限やステロイドを使用しない方法でなかなか思うような成果が出ていない方。

もしもあなたの周りにそんな方がおられたら、こういう治療法もあるんだよと教えてあげて欲しい。

選択肢の一つとして。

もちろんこの先何年も経てば「こんな治療法は非常識だ」なんていわれるかもしれない。

医療なんてそんなもの、昔の常識は今の非常識ってのが日常茶飯事の世界。

 

 

だけどやっぱり私はこの治療法に可能性を感じる。

 

高価な新薬に安易に飛びつくのではなく、昔からある治療薬を正しく理解して正しく使用するだけの治療法。

ただ、それだけなんだけど。

 

 

アトピーで苦しむ方、アトピーで人生を棒に振りそうな方。

そんな方が一人でも少なくなれば、と切に願う。

 

 

 

 

長文にお付き合い頂きましてありがとうございました<m(__)m>

 

「すべて真夜中の恋人たち」

約35年ぶりに読書感想文でも書いてみようか

 

昔は本が好きだったけど、最近はほとんど読まなくなった

よく読んでいたのは明治~昭和初期あたりの作品

独特の雰囲気というか浪漫があるというか、なんとなく好きだった

 

だけど今となってはもう堅苦しいのは無理

気軽に一気読みできる本ばかりに手を出してしまう

 

 

そんな中で最近、とは言っても数年前に読んで雰囲気が好きだった本がコチラ↓↓

 

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

 

 

これはもうなんというか・・・・グッときた

 

もともと私、少しズレてるところがあるじゃない?

それはもうブログ読んでいただいてたらわかると思うんだけど

そんな私だからこそ、主人公の「冬子」にはグッときた

 

ボインでパツキンな美少女ちゃんがパンチラしながら剣とか杖とか振り回してるような現実離れした話、そんなんには一切反応しない

だけど三十路過ぎの内気でヒッキーで若干アル中?なこの「冬子」には完全にやられてしまった

 

 

ネタバレ覚悟で軽くあらすじをご紹介するとこんな感じだ

 

 

 

出稿前の原稿に誤植やストーリーの矛盾が無いかをチェックする「校閲」という仕事

主人公の冬子はその校閲を生業とする三十路過ぎの冴えない独身女性だ

おまけに内向的で引きこもりがち

ただでさえ交友関係が狭い上に、勤めていた出版社を辞めてフリーランス校閲者となることを選んだ冬子は、ますます引きもりに拍車をかけていく

 

さすがにこれではいけないと思ったのか、ある日突然近くのカルチャーセンターで定期的に開催されている講座を受けてみようと思い立つ

ちなみに受ける予定の講座は数ある中から適当に選んだ「世界の悲劇史入門」

これを選択してる時点で私のツボにハマりまくりだ

 

しかし「人前に出る」という行為に極端に緊張する冬子

そこで最近覚えたアルコールの力を借り、朝からキメキメの泥酔状態で受講手続きのためにカルチャーセンターへと赴く

センターで受け付けの順番を待つ間、ブラックコーヒーを飲んで突然ゲロを吐く冬子

私も時々やってしまうのだが、泥酔にブラックコーヒーは禁物なのだ

この点でも冬子に共感しまくり

 

ゲロをぶちまけながらトイレに駆け込もうとする冬子

そこでトイレから出てきたこれまた冴えない中年男性「三束(みつつか)さん」と出会う

出会うというか、ゲロをかける

そこから物語が始まるわけだ

 

ちなみに三束さん、年齢は50代後半

高校の物理の教師らしい

描写からは「ザ・おっさん」て感じの中年

それ以外の情報はほぼ無し

 

 

さて、これ以上はネタバレになるので自主規制

続きが気になられた方は是非ご一読を

 

 

ま、こんな紹介文で興味を持たれた方がおられたら、それはそれで相当ヤバい気も・・・

 

 

 

しかしこの小説、最初から最後まで実に暗い

いや、暗いというよりは静か、静寂

だけどそれがまたいい感じ

人生において決してスポットライトを浴びるタイプでは無いそんな二人の話だから、なおさらグッとくるのだ

むしろ痛いくらい、胸が

 

そしてなんとなく含みのあるこの題名

「すべて真夜中の恋人たち」

読んだ後はこの題名が妙にしっくりとくる

最初からこの小説にはこの題名しか無かったような

 

 

最後に、この小説の冒頭部分を引用

実に綺麗な文章だ

 

真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う。

それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思いだしている。

光をかぞえる。

夜のなかの、光をかぞえる。

 

 

 

 

はぁ、オレもこんなカッコいいこと言ってみたい

 

 

 

 

 

 

これって読書感想文ですか?

白日

今日はこの曲の気分


King Gnu - 白日

 

 

2カ月ほど前、コクワガタを捕まえた話をしました

 

pandamonda.hatenablog.com

 

この度、このコクワガタを殺してしまいました

100%父の責任です

今後このような惨劇が繰り返されることのないよう、落ちる気持ちを無理やり奮い立たせて今、この記事を書いております

 

 

「白日」を聞きながら

 

 

 

もともとコビートレシア(コクワガタの名前、以下コビー)の体には結構みっちりとダニが付着しておりました

そのことを長男と嫁さんがひどく気にしておりまして、この度の山籠もりから帰ってきたら何とかせねばと思っていたのです

 

家に到着し、母親宅に預けていたコビーを受け取りに行きました

久しぶりのご対面

コビーは元気でしたが、相変わらずダニはみっちりでした

 

 

ちょうど今回のキャンプではパンダ組一同、ダニに噛まれまくってかなりナイーブになっていました

そういうバックグランドもあってか、これを機会にコビーのダニーを一掃してやろうという流れになったのです

 

 

ネットで色々調べました

その中で最も簡便、かつ書き込みの多いものに「アルコールを噴霧する」という方法がございました

 

アルコール・・・・・ほんとに大丈夫なのか?

 

一抹の不安はありましたが、調べても特に問題なさそうです

 

 

思い切って噴霧しました

 

 

比較的元気にバタバタ手足を動かしています

 

 

スゲー、エタノール最強

 

あとは長男に任せてパソコンをいじってました

 

 

「お父さん、コビーが痙攣してる」

しばらくして突然長男が叫びました

 

慌てて見に行った時にはもう微動だにしていませんでした

 

速攻で嫁さんと調べまくりました

どうやらエタノールの毒性ではなく、エタノールが揮発する際に体温が低下することが問題のようです

 

さらに調べると、3日ほどで徐々に動き始めた例もあるようです

 

 

 

4日待ちました

 

 

 

ピクリとも動きませんでした

 

 

 

 

埋葬しました

 

 

 

 

エタノールの量が多かったのでしょうか

そもそもアルコールの毒性が原因でしょうか

 

いずれにせよ始めからダニなど無視していればよかったのです

 

インターネットの書き込みを盲信した自分を呪いたい気分です

 

 

 

 

King Gnu「白日」を聞きながら色々考えました

 

 

そしたら突然、ポエムの神様が私の頭上に降臨致しました

 

 

 

聞いてください、心の詩(うた)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白目

作詞 ポエ村パンダ

 

 

 

 

 

 

・・・・・・ダメだ

 

 

やっぱり今日はやめときます 

長い山籠もりを終えて下界に降りてきたら・・・

いやぁサボったサボった、ブログ

書く方も読む方も

 

というのも数日間、山に籠って野生化してたからね

文明の利器とはオサラバしてたわけだ

で、最近ようやく下界に降りてきたらなんか・・・エライことになっとるね

芸能界とかコロナとか

 

 

さて、もう一回山に戻るとしましょうか

 

 

それは無理だとして、色褪せないうちに今回の山籠もりを軽くレビューしておこう

なんせ同じキャンプサイトで三連泊したのは初めてだからな

三連泊もしてみると新たに気付いたことがある

今回はその点を「気付きポイント」として付記していこうと思う

素人キャンパーなりに少しでも他人様の役に立ちたいのだ

 

 

ではでは、いってみよう

 

 

 

 

今回訪れたのは山口県にある須川家族村キャンプ場」

なぜこのキャンプ場を選んだか

実はこの夏休み、九州にある嫁さんの実家に車で帰省する予定だったのだ

その帰り道にちょうど中間点である山口県あたりでキャンプして帰ろうということで、川遊びもできるこのキャンプ場をかなり前から予約していたのだ

 

ところが結局、このご時世での帰省はやめといたら?と九州の実家からやんわり断られ・・・

 

けどもう夏休み取っちゃったしな~

キャンプだけでも行っとく??

 

念のためキャンプ場に電話で確認してみると、別に規制が入ってるわけでもないから全然来ていただいて結構ですよ~と

 

さらに詳しく聞くと、平日ということもありお客さんはほぼゼロかそれに近いとのこと

 

これなら果てしないディスタンスが取れそうだぜ、ということで当初の予定よりさらに一泊上乗せし、どっぷりキャンプ三昧の方針に変更

 

 

三連泊ともなるとなんだかんだで荷物が膨大になる

今回は犬も連れて行くから尚更のこと

車への積載には限りがあるため、下着や服は川で洗濯する方針として最低限しか持っていかない

 

ルーフキャリアがパンパンになるまで荷物を詰め込んで、いざ出発

 

 

高速道路を使っても5時間以上かかる道程であるが、コロナ情勢を考慮してノンストップで目的地を目指す

 

しかし途中どうしても小用を我慢できなくなった嫁さんと長男のため、一度だけ数分程度のトイレ休憩を設ける(ちなみに長女と次女は昔使って余っていたオムツをはかせている)

 

六日市ICで高速を降り、下道を走り続けること約15分

突如目の前に見慣れぬ動物が

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小さくてわかりにくいが、青い標識の下に何か見えるはず

実はこれ、ニホンザル

 

そうこうしている内に目的のキャンプ場に到着

突如現れるキャンプ場の入り口(少しわかりにくい)

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かなり前から予約していたということもあり、最も人気の高い15番サイトをゲット

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この15番サイト、どこが人気かというとすぐ裏が川になっているところ

 

こんな感じ↓↓

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梅雨の合間ということもあり、通常より水量が多くやや濁っている印象(通常を知らんけど)

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到着後すぐ、テントの設営もせずに川遊びへ

事務所で釣竿二本と浮き輪を一つレンタル

 

浮き輪を借りる際大人用か子供用かを聞かれたため、汎用性を考慮して大人用をチョイス

そしたらこちらの予想から相当ディスタンスを取ったサイズの浮き輪を物置小屋から引っ張り出してきた

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気付きポイントその1:あまりに大きすぎる浮き輪は逆に汎用性に乏しい

 

 

水遊びの最中は携帯を操作できなかったため写真は無し

まだ水が怖い子供達(特に長女と次女)は膝上程度の水深の場所まで

決して無理はしない

 

ちなみにこの川、深いところでは大人でも足がつかない

したがって岩からの飛び込みや素潜りも可能

子供から大人まで楽しめる川だ

 

 

さて、小一時間もすると子供たちの唇が紫色に

早々に水から上がって体を乾かし、そのままテントを設営

 

気付きポイントその2:夏とは言え曇り空(時々小雨)の下での川遊びは一時間が限界

 

 

今回のキャンプでは試してみたいことがいくつかあった

 

その内の一つがコレ↓↓

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そう、このキャンプではたき火を使って料理をするのが目標

使用したのはベルモントのアイアン焚火スタンド

 

そしてもう一つの目標

それはなるべくライターを使わずに火を起こすこと

そのためのアイテムがコレ↓↓

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ピンボケしてるけど・・・・ファイヤースチール

このマグネシウムたっぷりの棒切れをこすって火花を散らすのだ

それを麻紐をほどいて作った火口に着火すれば簡単に火起こしできるはず

イメトレだともう何回も着火に成功している

 

燃えやすい針葉樹の枯葉も拾ってきたし、準備は万端だ

 

勢いよくファイヤースチールを擦る

麻紐の火口には簡単に着火できた

その火を慎重に枯葉に移す

 

 

・・・・・何回やっても失敗

枯葉に移る前に消えてしまう

 

気付きポイントその3:雨が降って湿ったコンディションではファイヤースチールからの火起こしは至難の業

 

 

・・・・うん、仕方ない

ライター使っちゃお

 

さすがは文明の利器

ライターを使うと瞬く間にキャンプファイヤー完成

 

気付きポイントその4:こだわりは早々に捨てるべし

 

 

今回のキャンプで試してみたかったことの一つ

メスティン(飯盒みたいなやつ)で米を炊くこと

しかも焚火を使って

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初めての体験だから火加減がよくわからない

上手く炊けてるかドキドキ

もし失敗してもすぐには変わりの炭水化物を用意できない

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ハイ成功

以外に簡単

そして炊飯器で炊くより格段に旨い(気がする)

 

 

今回のキャンプでどうしてもデビューさせたかったアイテムがコチラ↓↓

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オイルランタン

嵐の中でも消えないというハリケーンランタンだ

 

このランタンは明るさが足りないとの前情報であったが、なるべくLEDなんかの強い光は使わずにこのランタンと焚火の光だけで夜を過ごしたい

 

こんな感じ↓↓

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食事時だと少々厳しいが、夜まったりする分にはこれくらいの光で十分

 

気付きポイントその5:オイルランタンの光は優しくて癒されるため、食後から就寝までの間の主力光源になり得る

 

特にオイルランタンには虫よけ効果のあるパラフィンオイルを使用したため、灯すだけで虫が寄り付かなくなった(ような気がした)

 

 

 

翌朝、5時過ぎに長男が起きてしまったため、諦めてテントの外に出てみた

周りを散策すると思いもかけずヤツらに遭遇

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カブトムシのオスとメス

都会では考えられないくらい簡単に見つかった 

ていうかそこらへんに落ちてた

 

連れて帰ると言って聞かない長男

 

「待て待て、まだあと二日もあるんだから帰り際に活きのいい奴を見つけたらいいじゃないか」

それを聞いて納得した長男、あっさりとカブトムシをリリース

 

そのあと朝食の準備をしたり虫を探したり

結構アクティブに動き回ったけど、ふと時計を見るとまだ7時

 

気付きポイントその6:朝早く起きると一日をとてつもなく有効利用できる気がする

 

 

ちなみに長男が着ているこの(ちょっぴりダサめの)服、実は幼稚園の体操着なのだ

我が家ではキャンプの着替えとして幼稚園の体操着を多用している

一泊のキャンプの場合、体操着を寝間着として使用し翌日そのまま遊び着として着せておけば荷物を大幅に減らすことができるのだ

汚れてしまっても全然気にならない

美意識が許すならば是非お勧めしたいアイテムである

 

 

さて、朝食を食べ終えても川に入るには早すぎる、というか寒すぎる時間のため、暖かくなるまで川釣りにトライしてみた

 

川釣りは難しい印象が強く、どうせ釣れないだろうと適当にソーセージを針に付けて投げてみたところ・・・・・

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ものの数分で難なくゲット

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小物だけど

それでも次から次に釣れる

 

一度だけ20㎝弱の大物が釣れた

何の種類かはわからなかった

 

鮮度を保つため、川の中に石で囲った即席のいけすを作ってみた

釣った魚をバケツからいけすに移した瞬間、すべての魚が石の隙間から逃げて行った

 

子供たちが泣き叫んだ

 

 

気付きポイントその7:川釣りは意外と簡単

気付きポイントその8:石で囲ったいけすは隙間が多すぎて使えない

 

その後暖かくなるのを待って川の中で遊んだが、やっぱり一時間が限界

川から上がって濡れた体を乾かす

 

さて・・・・次は何をしようか

 

さすがに早起きしただけのことはある

体感ではそろそろ夕方でもおかしくないのだが、時計を見るとまだ昼前だ

 

そこで満を持して今回のキャンプにおけるエース級遊具を投入することに

 

このキャンプが初登板となるエースと言えばコチラ↓↓

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そう、ハンモックだ

 

このハンモック、アマゾンで3千円程度で購入したのだが・・・ムチャクチャ凄い

設営は簡単だしもの凄く丈夫だし揺れが心地良いし

家族五人が同時に乗ってもビクともしない(なんと耐荷重350kg!)

 

これに揺られてゆっくり昼寝でもしようと思っていたのだが、子供たちに占領されて満足に使用できず

 

いずれにせよ今回のキャンプで最も重用されたギアであることは疑いようがない

雨が降って濡れてしまってもすぐに乾くし

 

キャンプ以外でもピクニックや部屋使用などで重宝すること間違いなし

皆さんもお一ついかがでしょうか?

 

さて、長いキャンプの期間中お風呂はどうしたかと思われるかもしれない

 

だけど心配ご無用

どうせ川に入るんだから、その時ササッと洗ってしまえばいいじゃない

そんな軽い気持ちで初日は乗り切った

だけど二日目、川で冷えた体をお湯で温めたいという衝動を抑えきれなくなった

 

そこでコレ↓↓

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実はこのキャンプ場には簡易シャワーの他、五右衛門風呂まであるのだ

こういう場所の風呂はあまり使いたくない派の父ではあるが、今回ばかりは背に腹はかえられぬ

本来ならば事前予約が必要だったらしいのだが、ほとんど人がいないため当日でも快く使用を許可してくれた(もちろん有料だが)

 

こんな感じでホースから水を入れる

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半分くらい入れたら一旦水を止め、竈に火を入れる 

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さてこれで一安心、あとは炊き上がるまでハンモックで休憩

 

・・・・・・というわけにはいかない

団扇で扇いでおかないとすぐに火が消えてしまう

実際目を離した隙に三回も火が消えてしまい、その都度一からやり直した

意外に手の掛かるやつだ

 

やっと炊き上がり

底が熱いので板を沈めて入る

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小っちゃい風呂だから子供達三人で入るのが限界

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汗だくで火の調整をする父を尻目に気持ち良さげな子供達

普段使用している全自動な風呂のありがたみを噛みしめる父

 

気付きポイントその9:五右衛門風呂はかなりの重労働、入った後も汗が噴き出て結局ベタつく

 

 

さて、その頃嫁さんはというと・・・・・

そろそろ底を尽きかけた服類を洗濯するために河原へ

もはや「まんが日本昔話」の世界だ

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洗った衣服はロープにかけて自然乾燥

 

・・・のつもりが曇りがちの天気で一向に乾かず

仕方がないので、こんなこともあろうかと持ってきておいたセラミックヒーター(主に冬キャンプで使用)を乾燥機替わりにテント内で乾かす

 

ところが、小雨のパラつく天候のせいかなかなか乾いてくれない

数時間後テント内に入ってみると・・・・・・

 

気付きポイントその10:川の水で洗った洗濯物の生乾き臭は水道水のそれとは比べ物にならない破壊力

 

特に父が着ていた黄色いTシャツ

これはもう腐乱臭といっても過言ではないレベル

 

 

3日目

川遊びもそろそろなんだし、ちょっと趣向を変えましょか

ということで場内に設置されている装置を使って流しそうめんにチャレンジ

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なんとも本格的

 

しかし材料は自分たちで用意しなければならない

そこで買っておいたそうめんを茹でる

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ヤリスギマシタ・・・

父さん量的な感覚がちょっとね、鈍いみたい

ま、なんとかなるでしょ

 

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結構楽しい

食が進んで以外にも完食

 

気付きポイントその11:一回の量を多く流し過ぎるとそうめんが下に落ちてしまって掃除が面倒

 

さて、そろそろ書くこともなくなってきた

 

すっ飛ばして最終日

 

 

朝早く二匹目のドジョウを狙うべく無人のキャンプ場内をうろつく長男

そして難なく立派なカブトムシを発見

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撤収までの間、自分の指や服にカブトを引っ付けて遊ぶ長男

 

長女や次女にも見せびらかして自慢していたところ・・・・・

 

 

突然「ぶ~~~ん」と羽音を響かせて飛んで行きましたとさ

 

 

気付きポイントその12:自然のカブトムシは結構気軽に飛ぶ

 

 

後は撤収して終わりなんだけど、その前に一つ

 

実は二日目以降、嫁さんの足に赤いブツブツが出現

最初は嫁さんだけかと思ったが、その後次女・長男・長女の順に至る所にブツブツが

これはダニのせいに違いない、と半狂乱になる嫁

そこからはテンションダダ下がり

 

最後までダニに見向きもされなかった父

なんとなく疎外感に苛まれていたところ・・・・・

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最後の最後に二の腕の内側に赤いポツポツが出現しましたよ~~

 

良かった・・・・ダニにまで敬遠されたわけじゃなかったんだ

 

だけど嫁さんは全員がダニに刺されまくったことにポッキリ心が折れてしまったようで

帰ってからキャンプに持って行ったモロモロを徹底的に水洗いしてましたとさ

 

 

それでは最後、気付きポイントを連続で

 

気付きポイントその13:夏のキャンプは虫が多い、特にダニはもう避けようがないのかも

 

気付きポイントその14:三連泊のキャンプはまあまあしんどい(荷物の量を考えても)、ベストは二連泊か

 

気付きポイントその15:川遊びは装備が増えてしまいキャンプのついでとしてはやや荷が重い印象、川遊びメインなら日帰りがベストかも

 

気付きポイントその16:嫁さんがアウトドアに否定的になったらファミリーキャンプは継続不可能

 

 

以上、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました

 

ウチは・・・・もう少しペースを落としながら細々と続けていけたらいいなって思ってます

 

 

 

 

ちなみに来週はグルキャン(グループキャンプ)予定ですw

夏休み取ってもいいっすか?

まただ

また邪魔されたわ

 

今回こそ嫁さんの実家(九州)に帰省してやろうと目論んでたのに、またコロナに邪魔された

これでゴールデンウィークに引き続いて二回目のキャンセル

 

二ヶ月前から着々と準備してたのに

救急当番代わってもらったり予約外来閉じたりして

 

今回は車でキャンプしながら帰ってくる予定だったから、大量になる荷物対策にルーフキャリアまで取り付けたのに

ルーフキャリアってのは車の屋根に乗っけるアタッシュケースみたいなやつね

 

ちなみに我が家が選択したルーフキャリアはコレ↓↓

 

見た目はちょっとダサいけど、使わない時は車から降ろして畳んで置いとけるから超便利

しかも容量570Lと特大サイズ、四次元ポケットですか?ってくらいなんでも入る

 

 

・・・・・・なのにまたコロナに邪魔された

 

ほんまええ加減にしろや、ちょっと引っ張り過ぎじゃ

もうそろそろお腹一杯や、コロナって名前聞いただけで吐きそうになるわ

 

この振り上げた拳をどうしてくれるねん

このままやと拳振り上げたまま昇天してしもたラオウの二の舞やんけ

 

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しかしどうやら国はGo To キャンペーン実施に踏み切ったようだ

 

 

・・・・・どっちなんだ

 

オレ達はどうすればいい?

 

 

だけど確かに自粛一辺倒ではこの先の生活が成り立たない

いくら自粛を続けたって今後コロナが消え失せることはないだろうし

子供達だって今は経験値をどんどん上げていかねばならない大切な時期だ

家に引っ込ませておくにも限界がある

 

そして何より、経済が止まれば国が死んでしまう

 

 

ちなみに鳴り物入りで報道されていたアビガン

現時点で治験結果は芳しくなかったようで

こうなるともうワクチンに期待するしかない

 

大阪発のDNAワクチン、アンジェスさん頼みまっせ

医療関係者としても投資家としても熱い視線を送ってるから

 

特にアンジェスは私にもホンの少し所縁がある会社のため、そういう個人的理由からも是非頑張って頂きたいのだ

 

 

話が逸れた

 

ということで、現時点では帰省は諦めてもキャンプには行く予定

平日ということもあって予約してるキャンプ場はほとんど貸切り状態らしいし

星屑のディスタンス・・・じゃなくてヒューマンディスタンスもバッチリだろ

 

 

中国地方のキャンプ場で数泊して帰りにヒメセンでも寄って帰ってこよっかな

ほとんど一年ぶりだしなヒメセン

みんな大好きヒメセン

 

 

 

 

 

もしかしてヒメセンって全国共通言語じゃなかったりする??

 

 

 

まさかね

 

 

 

万が一ヒメセンをご存知ないお方、もしおられましたら下の記事でも読んでみてください

 

身バレ寸前の写真付きでヒメセンの魅力を目一杯紹介してますんで

 

 

pandamonda.hatenablog.com

 

 

誰かこの詩(うた)に命を吹き込んでくれ

大雨が降り続く地域の皆さまの気が少しでも紛れる駄文を。

 

 

 

というわけでポエ村パンダが帰って参りました。

 

今回は本気です。

 

結構ブログでアートを披露されてる方って多いじゃないですか。

詩だったり歌だったり漫画だったり。

 

それに触発されまくってるわけです。

 

 

今回は私、ただ詩を作っただけじゃない。

これでてっぺん獲りに行きます。

 

誰か作曲のできる方、おられましたら大至急この詩に命を吹き込んでください。

ここだけは他力本願でお願い致します。

 

一緒に頂上からの景色を眺めようではありませんか。

 

 

この度の私の本気度はこの題名からも垣間見えるのではないでしょうか。

 

今回の詩の題名、「星屑のディスタンス」っていいます。

 

正直に言いますと、にわかTHE ALFEEファンが名曲「星空のディスタンス」を誤ってググってしまうことにより見込まれる検索流入を期待して命名致しました。

 

それくらい本気です、なりふり構ってられません。

 

あわよくばこれがTHE ALFEEの目に留まり軽い気持ちで曲をつけてくれたりさらにあわよくば軽く歌ってくれたりしてもっとあわよくばそのままオリコンランクイン・・・・

 

妄想が止まりませんね。

 

ちなみに私、ほとんどTHE ALFEEのことを知りません。

世代じゃありませんから。

 

 

それではそろそろ詩のほう、いっときましょうか。

 

曲は基本的に自由につけて頂いて結構ですが、最低限のイメージだけは付記させて頂きました。 

 

では参りましょう。

 

どうぞ。

 

 

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星屑のディスタンス

詞:ポエ村パンダ

曲:募集中

 

<イントロ:30秒程度で>

 

<Aメロ>

この頃流行りのヒューマンディスタンス

でもさすがにこれ ちょっと離れ過ぎじゃない?

もう少し傍においでよハニー

さりげなくココロのディスタンス 上乗せするのはやめてよ

そういや最近よく言うよね 「あなたって人間のゴミ屑ね」

 

<Bメロ>

ゴミ屑って言われても全然平気なんだ

ただ君が傍にいてくれるなら・・・・

 

<サビ>

星屑のディスタンス

ゴミ屑のフレグランス

もう駄目なんだったら なるべく早く言ってよね

その前に次の女性(ひと)見つけるからさ

 

<間奏:20秒程度で>

 

<Aメロ>

突然習い始めたソーシャルダン

HaHa~n そういうことだったんだ

全然気付いてなかったでしょハニー

入会希望のフリして僕が何回も覗きに行ってたこと

さりげなく腰に手を回したりしてさ 密着しすぎだよね

最近寝言でよく言ってるぜ?「早くパートナーチェンジしたい・・・」

 

<Bメロ>

チェンジしたいパートナーって誰のこと?

もしかして・・・僕!?

 

<サビ>

星屑のディスタンス

ズレかけたアデランス

本当はまだ熱く燃えてるんだ 君への想い

髪の毛以外 枯れちゃいないんだ・・・

 

<間奏:30~40秒程度で、後半曲調変わる>

 

<Cメロ:ラップ調で、後半に向けてテンポアップ>

やっぱ無理なんだね、復縁

なら貸してた金返して、二千円

どうせそんな恋なんて長続きするワケがないさ

どうせオイラの頭にはほとんどもう毛がないさ

やっぱ無理?(Why?)

ホント無理??(Oh No!)

わかった・・・・じゃあ諦めるよ

こんなオレだけど陰ながら応援してる

これも愛だ!みつを相田!!きっと幸せになれYO!!!

幸せ・・・・?

そういえば幸せってなんだっけ?(なんだっけ?)

そうさPON酢SHOW YOUのあるウチさ!(Yeah!!!)

 

<サビ>

星屑のディスタンス

放心のフラダンス

僕もそろそろ取り戻すよ いつもの日常を

壁に向かって三角座りの毎日を・・・・

 

<繰り返し>

 

 

 

 

 

ポエムをリリースするといつも思ってしまうんです。

 

 

 

 

 

オレ・・・・・何がしたかったんだろってね。。

 

 


1986年CM キッコーマン ぽん酢しょうゆ 明石家さんま

 

ついに水泳を習い始めた

遅ればせながら水泳を始めてみた。

兄妹三人同時に。

まずは体験教室を受けさせたのだが、長女@小1と次女@年中がギャン泣き。

長男@小2は楽しそうにレッスンを受けていたが、時折先生の指示を待たずに水に入ったりと注意力散漫。

とにかく不安要素しかない体験教室となってしまった。

 

長男には先生の言うことをよく聞くように、長女には泣かないように、次女には泣いてもいいけど逃げ出さないで最後までやりきるように何度も諭した上で、その場で正式に入会を決めた。

 

 

そして先日。

記念すべき第一回目のプール教室に行ってきた。

相応の覚悟を持って。

 

初日から遅刻寸前となってしまったため、教室に着いたらその場で三人の衣服をはぎ取って水泳帽とヘルパーをつけ、そのまま一言も交わすことなく先生に託す形に。

不安そうな子供達の姿がプールの入り口から消えるや否や、嫁さんと一緒に猛ダッシュで二階に駆け上がってガラス越しに子供達を見守った。

 

 

三人並んで準備運動、その後シャワーを浴びていよいよプールへ。

 

 

長男は堂々としたもの。

少しも臆することなく、そして勝手な行動を取ることもなくレッスン(といってもお遊びみたいなもの)を楽しんでいた。

 

長女はというと、さすがは小学校一年生。

見学で泣いてしまったのが嘘みたいに、少し緊張した面持ちで先生の指示通りバタ足をしたり水に顔をつけたり。

ものの10分程度で完全にその場の空気に慣れてしまったのか、時折笑顔を見せる余裕もあり。

 

 

さて、問題の次女。

案の定、水に入る前のプールサイドに座って足をバタバタさせる段階で顔をクシャクシャにして泣いてしまった。

 

「ああ、やっぱダメか」

嫁さんと顔を見合わせる。

こりゃしばらく時間がかかりそうだ。

下手するともう行きたくないとかゴネだすかもしれない。

 

なんとも言いようのない重苦しい気持ちで娘がむせび泣く姿を見守った。

 

プールに入るのをイヤイヤするため、先生が抱っこして水に慣らしてくれた。

水中に沈めた赤いテーブル(みたいな足台)の上を先生に抱っこされたまま歩いてグルグル回る。

体験授業の時と同じ展開だ。

 

だけどその後が違った。

 

最後まで逃げずにやりきるよう約束したことを覚えていたからかどうなのか、泣きながらもすぐに自分の足で歩き始めたのだ。

テーブルの上を一周回るとプールサイドに座る。

また自分の順番が来たら水に入り、一周回ると座る。

この繰り返し。

その間ずっと泣いているのだが、順番がくると泣きながら自分で水に入る。

先生に無理矢理入れられるのではなく、自分から。

全然逃げてない。

親バカだけどその姿に痛く感動した。

意外と根性があったみたい。

 

 

もう一つ嬉しかったこと。

それは長男と長女が垣間見せてくれた優しさ。

二人ともピタリと次女に寄り添い、頭を撫でたり次女が追い付いてくるのを待ってあげたり。

特に長女なんて自分も怖かろうに、そんなことそっちのけで次女の世話を焼いていた。

きっと事前に私が「次、お前は泣かないこと。お前が泣いたら次女が余計に怖がるから」って言ったことを健気に守っていたんだろう。

 

 

そんな三人の姿に神サマがプレゼントをくれたのだろうか。

1時間の授業の内半分が過ぎた頃。

ふと気付くと次女が泣かずに一人で水の中を歩いていた。

少し怖い場所では立ち止まって先生の介助を待つというクレバーさは見せつつも、泣かずに指示通りの動きができるようになっていた。

長期戦を覚悟していた私達にとってはまさかの展開だ。

 

そして最後の10分。

恐怖を克服したのが自分でもわかったのだろう、次女の口元には笑みが浮かんでいた。

プールサイドを歩く足取りが明らかに軽くなっていた。

 

 

 

記念すべき初授業を終えて更衣室に戻って来た子供達。

皆、わかりやすいくらい成長した表情を見せてくれた。

自信に満ち溢れた表情。

 

帰りの車の中で三人から何度も何度も同じ話を聞かされた。

泣かなかったことや先生の言う通りにできたこと、最初は少し怖かったけど最後は全然だったこと、次もまた頑張れるってこと。

 

 

親にとっては出来過ぎた話だけど。

 

少しビビりな我が子達がたった一回でプールに馴染んでくれるなんて、本当に嬉しい誤算だった。

 

 

ありがとう、神サマ。

 

 

プールから帰ってきた時の子供たちの表情、一生忘れません。