パンダ組の日常

~だんご三兄妹をめぐるカオスな日常~

正月明けで鬱気味のあなたへ ~或る絵本作家の苦悩~

だめだ、もう疲れたわ

そろそろ医者は廃業だ

なんつってもリスクが高すぎる

オレはノーリスクハイリターンじゃなきゃ嫌なんだ

 

次の仕事はすでに決めてある

絵本作家だ

人気絵本作家

オレにはもうこれしかない

幸いオレには幼子が三人もいる

だからいわゆる「子供たちが好きそうな話」には精通している

子供たちの心をワシづかみにして離さない刺激的なストーリー展開

それにジャストフィットした緻密なタッチの挿絵

 

 

あっ・・・・・・絵が描けないんだった

すっかり忘れてました

 

ならば男らしくスッパリと絵本作家は諦めよう

絵本作家の絵じゃない方担当の人、これでいこう

 

物語の構想はすでに練ってある

だって世の中参考になる素晴らしい作品で溢れ返っているから

いや、決してパクッたわけじゃない

あくまで参考程度、だ

 

 

まずご紹介したいのがコレ

私の処女作「ずりとヅラ」

小さい頃大好きだった「ぐりとぐら」から着想を得た作品だ

 

内容はいたってオーソドックス

擬人化した砂ずり君とカツラちゃんの冒険を描いた長編だ

原作はカステラ焼いてたけど、こっちなんて最後砂ずり焼くからね

それをヅラが食べる

子供たちが夢中で食いつくこと間違いなし

シリーズ化する予定だからこの先いくらでも引っ張れる

オレの代表作になるハズだ

 

 

あっ・・・・ズリ君食べられてるからシリーズ化できんわ

再考の余地あり、と

 

 

お次は今でもお気に入りの小説「星の王子様」

これを手本に書き下ろしたのが「放心のおじ様」

ギャンブルで家も家族もすべて失った哀れな中年を描いた作品だ

 

このおじ様、作中至るところで名言を吐く

普通、辛酸を舐めた人間の言葉にはそれなりに重みがあるものだ

だけどそれを冴えない中年が言うもんだからなんの説得力もない

そういう「ダサかっこ悪い中年」を表現してみたのだ

 

ふと思ったけど「ダサかっこ悪い」って救いようのない言葉だな

しかもダサくてカッコ悪いのは当たり前のことだしな

けど書いててあまり産みの苦しみが無かったってことは・・・・・

 

まさかオレと被ってるから!?

 

ま、そんなことはどうでもいい

こいつはどちらかと言えば大人向けの作品だが、早い内に読んでおいて損はない

人生の厳しさを知るという意味で児童推薦図書に指定される可能性も大いにある

 

 

この際だからサスペンスにもチャレンジしてみたい

もはや絵本作家から離れてるけど

こちらもすでに大筋は出来上がっている

自分の中に28もの別人格を宿した多重人格者の苦悩を描いたサスペンス

その名も「別人28号」

 

これはまぁ、色々パクったと誤解されるかもしれない

でもパクってませんから

 

 

 

やばい、アイデアが溢れてくる

まるでコンコンと湧き出る泉のようだ

まさかこのオレにこんな隠れた才能があったとは

あとはもうイラストレーターを探すだけだ

オレの作品たちに命を吹き込んでくれる優秀なイラストレーターを

そしたらもうミリオンセラー連発も夢じゃないわ

もしそうなったら田舎に移住して毎日パンを焼いて暮らそう

 

毎日毎日朝から晩までパンを焼いては食べて焼いては食べて余ったらご近所に配って代りに玄米四合と味噌と少しの野菜をもらったりしながら気付いたらパンの食べ過ぎで病気になっててそれでも糖尿ニモ負ケズとか言って家族みんなで細々と生きていこう・・・・・

 

 

 

 

 

よし

 

なんか元気出てきたわ

 

正月明けなんて誰でもこんなもんでしょ

 

 

はい妄想終了

 

 

 

 

明日からまた全力でいく

ただただ、旨いもんが好き

今週のお題「2020年の抱負」

 

ブログってのは恐ろしい

ひとたび足が遠のいたら最後、生きて戻ってくるには想像を絶するエネルギーが必要となる

 

そして私は今その膨大なエネルギーをあの手この手でなんとか絞り出し、この場に舞い戻ってきた

 

I'll be back !!(戻ってきたぜ!!)

 

 

言ってみたかっただけだ

 

 

 

ふと気付けばもう2020年

 

ここはひとつインパクトのある記事でもバーンと打ち上げて、去りつつある読者さんを一網打尽に引き留める必要がありそうだ

 

 

 

 

 

あっ・・・・・・別に書くことねーや

 

 

 

ということであっさりと方針変更

 

ひとまず最近作った料理の紹介でお茶を濁すことにしよう

料理ネタは書きやすいからな

 

やっぱり無理はイカンよね、無理は・・・・

 

f:id:pandamonda:20200105152155j:plain

 

久しぶりにまたつけ麺が食べたくなった

ということで毎度おなじみの鶏がらスープ作り

今回は贅沢に鶏ガラ8匹も使った濃厚なやつを

 

f:id:pandamonda:20200105110311j:plain

 

さらにさらに

今回はラーメン屋さんで出てくるようなトロトロチャーシューにも挑戦

 

だけど大判の豚バラブロックってあまり店においてなかったりするのだ

何軒かスーパーをまわり、ようやくそれらしいものを見つけて購入

脂っぽいのが苦手な長男のためにロースも用意

 

ブロックをタコ糸でグルグル巻いて縛る

f:id:pandamonda:20200105110348j:plain

こいつをたっぷりのオリーブ油で表面がキツネ色になるまで焼く

 

油でもって脂を制す

メイラード反応とかいうやつだ

f:id:pandamonda:20191227155937j:plain

 

あとは小一時間弱火で茹でた後、茹で汁を捨てて醤油と酒と砂糖で作ったタレにつけてさらに一時間煮込むだけ

 

 

意外と簡単に〇〇系ラーメンに出てくるようなトロトロチャーシューができた

一時間下茹でしてるから脂がしっかり抜けてしつこさを感じない

ロース肉の方はいい感じにほろほろ

 

f:id:pandamonda:20191227155955j:plain

 

脂が好きじゃない長男、硬い肉があまり得意じゃない長女・次女も喜んで食べてくれて満足

 

 

続いてはコレ↓↓

 

f:id:pandamonda:20191227160049j:plain

友人と二人でフラリと立ち寄ったバーで、ツマミとしてなんとなく出されたポップコーン

それが異常に旨かったので作り方を教えてもらったのだ

 

作ると言ってもやることは至って簡単、市販のポップコーンをニンニクとオリーブオイルに漬けておくだけ

今回は勝手に唐辛子も放り込んでみた

 

あとは食べたいときに食べたい分だけ作ればいい

 

その時の味付けがコレ↓↓

ギャバン ケイジャンシーズニング 100g

香辛料はよく使う方だが、ケイジャンは初体験

しかしこの香辛料、なぜだか上のニンニク漬けポップコーンと異常に合うのだ

 

辛いのが大好きな私からしてもわりとピリ辛なのだが、意外に5歳前後のウチの子供たちでもウマいウマいと平気で食べることができるレベル

 

辛いのが苦手という人もぜひ一度お試しいただきたい

f:id:pandamonda:20200105110917j:plain

 

 

最後はコレ↓↓

これを見ただけで何のことだかわかる人がいたら相当なマニアだ

f:id:pandamonda:20191227160101j:plain

 

今年もいよいよこの季節がやってきた

 

そう、カラスミの仕込み

 

昨年の記事でもご紹介したように、カラスミ作りはもはや私のライフワークと言っても過言ではない

毎年この時期になるともうカラスミのことで頭がいっぱいになるのだ

 

 

 

カラスミを作り始めてまだ二年ということは口外無用だ

 

 

今年も(といってもすでに去年の話だが)市場でカラスミの原材料であるボラ子(ボラの真子)を物色

そこで売れ残りのボラ子を格安のお値段で購入(上の写真)

相当お安くしていただいたので、総重量3㎏(5腹)と去年の3倍も仕入れてみた

 

今回のボラ子、大きさは申し分ないのだが売れ残りというだけあって色味が悪い

だけど丁寧に仕込めば味に影響がないことは去年実証済み(昨年も売れ残りを格安で購入)

 

f:id:pandamonda:20191227160146j:plain

 

見よ、この大きさ

そしてこのブリッと感

 

そしてこの色味の悪さ

 

 

 

・・・・これ、腐ってないよね?

 

思わずそんな不安が口からこぼれそうになるのをぐっと我慢

 

OK・・・・大丈夫、手早く処理したら何とかなるレベルだ

 

早速血抜きを施して大量の塩に漬ける

さすがに去年も経験してるから手慣れたもんだ

 

 

と、ここまで書いてふと気づいた

 

 

こっから先は次の記事にする方ががお得じゃない??

 

 

ということで本年の唐墨日記はまた後日公開予定(現在天日干し中)

 

カラスミ作りに興味のある方(そんな人いないか・・・)のために前回記事を貼っときます

唐墨日記 ~ 自家製カラスミ作製録 その① - パンダ組の日常

唐墨日記 ~ 自家製カラスミ作製録 その② - パンダ組の日常

唐墨日記 ~ 自家製カラスミ作製録 その③ - パンダ組の日常

 

 

 

久しぶりの記事は食事に関する近況報告でした

 

 

ちなみに2020年の抱負はコチラ↓↓

 

 

旨いものを安く

そのための労力は惜しまない

 

以上

眠れぬ夜の処方箋


みなさんがブログを書き続ける理由はなんだろうか

 

ただ楽しいから何となく

お小遣い稼ぎに

備忘録として

自分の世界を広げるため・・・・

 

 

人それぞれ書き続ける理由があるはずだ

じゃないと続くわけがない、こんな面倒臭いこと

 

 

ちなみに私が書く理由は二つ

 

一つは子供たちに残すため

いずれ彼らが大きくなって字を読めるようになったら、自分たちの育った日々の情景を少しでも感じることができるように

それと同時に父がどんな人間だったか、その断片だけでも伝えられるように

親族に自分たちの近況を報告するという意図もないわけではない

 

 

二つめは・・・・・

 

ただ単にプププッと笑ってほしいから

これはなにも内輪の人間だけに限った話ではない

できれば心にイチモツを抱えて落ち込んでいる人にこそ笑ってもらいたい

 

コイツなにバカなこと言ってんの??プププッ

 

そうやって笑ってもらえたら本望だ

 

アホくさすぎて失笑

そして一瞬だけ嫌なことを忘れる

そんな風にこのブログを使ってもらえたら本当に嬉しい

 

 

このブログはうんこネタが多い

これは私のポリシーだ

将来子供に見せるつもりだから得意の下ネタは封印している

かといって誰かを攻撃して笑いを取る姿なんて見せられない

 

その点、うんこネタはやりやすい

ある有名ブロガーも言っていた

 

「ウンコはいい、ウンコは誰も傷つけない・・・」

 

本当にその通り、100%同意だ

強いて言うなら書いた本人が若干傷つく時はあるが・・・

 

それでも、それで笑ってくれるなら本望だ

 

 

このブログは太陽の下なんかで読むシロモノではない

例え数分でも、貴重な時間をこんなブログに費やすなんてムダ

 

私のブログは眠れない真夜中にこそ読んで頂きたい

 

嫌なことがあってイライラと眠れない夜

後味の悪い夢を見て目が覚めてしまった夜

眠ろうとすればするほど意に反して目が冴えてしまう夜

ただ目を閉じて明るくなるのを待っているだけの夜

 

そんな夜にこそ、このブログをまとめ読みしてほしい

そしてプププッと笑って知らぬ間に眠ってほしい

 

心にイチモツを抱えた人間が書いているブログだ

心にイチモツを抱えた人間が読めばそれなりに気持ちが楽になるはずだ

  

 

 

というわけで2年弱ブログを続けて250近く書き溜めてきた記事たち、このほとんど日の目を見ることなく忘却の彼方に追いやられてしまった記事たちにもう一度スポットライトを当てるべく、お気に入りをピックアップしてご紹介しようと思う

 

f:id:pandamonda:20191220164443j:plain

 

ポエム編

ブログを始めるようになってポエムに目覚めた

その中から三つをご紹介

 

 

まずはコレ↓↓

あまりに書くことがなさ過ぎて、とりあえず難しそうな言葉を並べ立ててみただけのポエムもどき

ここからポエムに目覚めたと言っても過言ではない

pandamonda.hatenablog.com

 

お次はコレ↓↓

二作目にしてすでに最終形、これ以降は衰退の一途を辿ることになる

pandamonda.hatenablog.com

 

最後はコレ↓↓

この記事自体はポエムというわけではないが、なぜか米津玄師のリリックにライバル意識を剥き出しにしてケンカを売った、という点において私の中で評価が高い作品

pandamonda.hatenablog.com

 

 

 

 

子供編

 

まずは長男↓↓

まだ定期的に訪問してくれる読者がいなかった頃、一人細々と書き続けていた日常の中で長男の機転が輝いた一幕

pandamonda.hatenablog.com

 

 

続いて長女↓↓

ウソをついた長女を懲らしめてやろうと手ぐすね引いて待ち構えていたところ、逆に返り討ちに合いましたよというお話

pandamonda.hatenablog.com

 

 

最後に次女↓↓

題名の通り、次女と未来少年コナンの共通点について考察した記事

pandamonda.hatenablog.com

 

 

 

嫁さんセレクト編

番外編として嫁さんお気に入りの記事を一つだけご紹介

 

私だってたまにはブログの主旨から外れたものを書くこともある

これは私が珍しく人生について真面目に考えた記事↓↓

嫁さんはこの記事が一番好きらしい

pandamonda.hatenablog.com

 

ちなみにこの記事には前編がある↓↓

コチラを読んでからの方が話が分かりやすいと思われるが、嫁さんはどうやらこっちはあまりお気に召していないらしい・・・難しい奴だ

pandamonda.hatenablog.com

 

 

 

私的TOP3

最後に私自身が気に入ってる記事を少しだけご紹介

(※審査基準は「くだらなさ」です)

 

 

第3位

まだブログ初めて半年足らずの頃の記事

読んでくれる人もなければネタもない

そんな中で苦し紛れに放ったジャブが意外にクリーンヒット(自分の心に)

それがコレ↓↓

pandamonda.hatenablog.com

 

第2位

「くだらなさ」において同率2位

 

まずは私が人間を卒業したお話↓↓

pandamonda.hatenablog.com

 

こっちはなんかもう理由もなくお気に入り↓↓

pandamonda.hatenablog.com

 

 

第一位

さて、最後に一番気に入ってる記事のご紹介

この記事は私がブログに盛り込みたい全てのエッセンスを備えている

医学としての解剖学に始まり趣味であるジョギング、歴史、果ては太陽系にまで話が及ぶ一大スペクタクル

だけど話題の中心にあるのは・・・・やはりウンコ

 

ということで堂々の一位はコチラ↓↓

pandamonda.hatenablog.com

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

いかがでしたか?

 

 

わかってます

自分のブログの紹介ほど読者の興味をそそらない記事は無いってこと

自分だって他人の記事紹介なんて当然スルーです

 

だけどいいんです

 

ただただやってみたかっただけなんです

 

 

もし・・・もし心に傷を負って中々寝付けない夜に困ることがございましたら、そんな時はこの記事のことを思い出してフラッとお立ち寄り頂ければ幸いです

もしも上手に絵が描けたなら・・・

何気なくスマートニュースを見ていたら、トップに北野トマレさんの記事が紹介されていて度肝を抜かれた

今までだって何度も掲載されていたのだろうけど、実際に自分の目で見たインパクトは段違いだ

 

もはや今さら説明する必要もないだろう

埼玉が生んだ長崎のトップアイドル、あの北野トマレさんだ

超人気ブログ「ほうれい線上のアリア」の生みの親、北野トマレ(id:kitano-stop)様だ

 

 

いやぁ驚いた

実際こんなことあるんだな

まさか自分が普段読んでるブログが全国にその名を轟かせてるなんて・・・

 

なんだか自分の身内がノーベル賞でも獲ったような気分

もしくはクラスメートに超有名な芸能人がいる気分

例えの差が激しいけど、そんな気分

 

早速嫁さんをつかまえて自慢してやった

スゲーだろ、オレずっと前から読んでんだぜって(嫁さんも読んでるけど)

 

 

だけど当然と言えば当然だ

トマレさんのブログは面白いからな

文章だけでも十分過ぎるくらい面白いのに、もれなくあの絵がついてきた日にはもうスマートニュースだろうがNatureだろうがNew England Journalだろうが何に掲載されたっておかしくない

 

 

あぁ・・・・

オレも絵が上手になりたい・・・・・

 

 

いっそトマレさんにあやかって改名しちゃおうかな

そしたらちょっとは絵が上手くなるかな

 

 

・・・・・よし

 

 

 

「南野ダマレ」でいこう

明日からオレは南野ダマレ

id:minamino-shutupだ・・・・

 

 

 

わかってる

名前変えたくらいで絵が上手くなるわけなんてない

だけど切実に絵が上手くなりたいと思ったのだ

そのわけを聞いてほしい

 

 

 

先日、次女の4歳の誕生日だったのだ

子供たちの誕生日前夜は嫁さん監修のもと、部屋の飾りつけをするのが習わしだ

子供たちが寝静まったあとにこっそりと

 

その際、子供たちが好きなキャラクターを描いて壁に貼り付けるのだ

そしてなぜか毎回キャラクターを描くのは慣習的に私の役目なのだ

 

 

今年は何にしようかな・・・・・

 

そうだ!今我が家で流行りの「ドクタースランプ アラレちゃん」で行こう!!

 

 

 

こうして二人で夜中までせっせと描いたり貼ったりを繰り返したのだ

 

 

そして翌日

 

 

朝起きてきた次女が、壁一面に施されたお誕生日おめでとうの飾りつけに気付いた

 

「うわぁ!!」

 

嬉しそうな次女

ここまでは想定通りだ

 

 

しばらくしてふと壁の端っこのアラレちゃんに気付いた次女

 

途端にわかりやすいくらい表情が曇る

そして吐き捨てるようにこう言ったのだ

 

 

・・・・・・なにこれ・・・コワイねん

 

f:id:pandamonda:20191217112038j:plain

 

言われなくてもわかってた

父さんだってコレ描きながら「キミ・・・・だれ?」って思ってた

 

 

 そのあとに起きてきた長男と長女が

「うまいやん、アラレちゃんやろ?」

「あっ、アラレちゃんや!!かわいい~~!!」

って言ってくれたのだけが心の救いだ

 

 

 

だけど次女のテンションはガタ落ち

主役なのに

だからもう必死で誤魔化した

 

 

いやこれはさ・・・あのアラレちゃんじゃないんよ?

別のやつホラ・・・あっちの方さ、なんやっけ?

 

えっと・・・・・ドクターストップ阿羅霊ちゃん??

 

ほら、あの悪霊退散とかするやつさ?あるやん??

やり過ぎていつも博士に止められるやつさ?

あっちのほうの阿羅霊ちゃんやの、コレは

お前が幼稚園から帰ってくるまでにホントのアラレちゃん用意しとくからさ?ね??

 

 

 

必死に誤魔化せど次女の機嫌は戻らず

 

 

 

今年のクリスマスはサンタクロースに「絵心」をねだってみようと思う

 

人って涙の数だけ強くなれるんだぜ?

哀しい出来事がありました

 

 

長男のECCの宿題を見てやってたんです

 

ホントはブログ書いたりダラダラしときたかったんですけど、誰かが見ないといけないってので父がその大役を買って出てやったんです

 

ペンソーとかイレーサーとかペンソーケースとか言ってる傍で黙って辛抱強く聞いてやりました

 

 

 

宿題の最後に、家族の誰に見てもらったかを長男が自分で書き込む欄がありました

 

そこにサラッと何か書き込むと、彼は風のように行ってしまいました

 

こんな紙切れ一枚だけ残して

 

f:id:pandamonda:20191210103858j:plain

 


どうやら私は長男にとってその他大勢の中の一人に過ぎなかったようです

 

 

親子関係を見直すいいキッカケになりました、ありがとう神様

 

 

 

 

 

※本当は今漢字の練習中だから、「男」という字が書けるようになったのが嬉しくて仕方なくて書いただけなんです、ウチの息子

本当なんです

私達家族は大丈夫なんでホント心配しないでくださいお願いします

 

今までの苦労はなんだったんだって思う瞬間

コツコツと積み上げてきた努力が徒労に終わる瞬間

これほど虚しいことはない

しかしこの世に生きている限り、報われない苦労など腐るほど経験する

それでも我々は現実から目を背けずに前へ前へと進み続けねばならない

 

 

脇目もふらず勉強したのに第一志望の学校に落ちた

学生生活のほとんどを部活に費やしたのに一回戦で負けた

青春の全てを捧げたのに浮気された

頑張って体重5㎏落としたのに10㎏リバウンドした

20時間ぶっ続けでゲームをコンプリートした瞬間電源が落ちた

信心深く修行に励んだのに気づいたら変な壺買わされてた・・・・

 

 

数え上げればキリがない

誰しも何かしらの心当たりがあるはずだ

 

 

さて

上に挙げた例からもわかるように、同じ報われない苦労でも納得できるものとそうでないものがある

それが納得のできるものであれば、その経験を教訓に次なる成功の糧とすれば良い

しかしもしそれが納得のできないものであったとしたら・・・・その時は一体何に怒りをぶつければよいのか

 

 

 

 

そんな不条理と戦うのもまた人生なのかもしれない

 

f:id:pandamonda:20191202103537j:plain

 

ただ今、納得できない方の徒労感に苛まれてイライラしてるんです

だからついついエラそうなことを書き連ねてしまいました

 

 

だけど絶対共感頂けると思うんですよ、僕が感じたこの徒労感

アンケート取ったらきっと上位に食い込んでくるはず

 

 

 

それでは聞いてください

 

私の思う「今までの苦労は一体なんだったんだって思う瞬間」第一位

 

 

 

 

 

 

「何回も何回も尻を拭いてようやく紙につかなくなった瞬間、またチョビッと出たとき」

 

その先にある景色 

自分の殻を破らなければ見ることができない景色というものがある。

 

あるいは、一人で生きていたなら絶対見ることがなかったであろう景色。

それを誰かと交わることで期せずして目にすることもある。

 

f:id:pandamonda:20191202132146j:plain


  

掃除機のコード。

引っ張り過ぎによる断線防止のため、ある程度コードを出すと黄色いテープが出てくることはご存知だろう。

 

まだ幼かった頃、母親から黄色いテープが出てきたらそれ以上決して引っ張っちゃダメ、速やかにコードを巻き戻しなさいと教えられたものだ。

 

以後、私は律儀にそれを守ってきた。

この歳まで。

 

 

 

先日、妻がものすごい勢いで一心不乱に掃除機をかけていた。

ふと下を見ると、掃除機からのびるコードに黄色いテープが。

 

f:id:pandamonda:20191202104546j:plain

 

いっ、いかん!

 

慌てて嫁さんに声をかけた。

しかしガンガン掃除機をかけてる嫁さんの耳には入らない。

 

 

近付いてさらに大きな声で呼びかけてみた。

 

 

「おいおい、黄色いテープ出てんじゃ・・・・」 

 

 

 

その時私は見たのだ、その先の景色を。

 

 

 

f:id:pandamonda:20191202131107j:plain

 

黄色いテープのその先にある赤いテープ。

 

 

自分の殻を破れなかった私が見たことのない景色。

妻と関わったことで初めて目にした景色。

 

 

・・・えっ?

大袈裟って??

 

 

だってホントに知らなかったんだもん、まさか黄色いテープが「注意」でその先に本気の「警告」があったなんて。

 

 

 

むしろコレ知ってた人いるの?

いたら相当イケイケだと思うんだけど。

 

 

正直本当に感動したのだ、私は。

世の中知らないことだらけだって。

胸の中を一陣の風が吹き抜けた感じ。

草原の中で風を浴びて立っているような清々しさ。

 

 

わっかんねーかなー

 

わっかんねーだろーなー

 

 

とにかく、だからイケイケの嫁さんに感謝したのだ。

まだ見ぬ景色をありがとうって。

だけど壊れたらオマエ持ちなって。

 

 

と、ここまで書いてさらに驚愕の事実が。

気になって調べてみたところ、なんと黄色いテープは「注意」ではなくて「ここまでコードを出して使いましょう」という意味合いらしい。

モーターの熱からコードを守ったり火事になったりするのを防ぐためだって。

 

ちなみに赤いテープはそのまま「これ以上引っ張るな」という警告でいいのだと。

 

 

 

知らなんだ、40年以上生きてきて黄色いテープの本当の意味も赤いテープの存在も・・・・

 

嫁さんのお陰でまだ見ぬ景色がどんどん飛び込んでくる・・・・・

 

 

一体どれだけ見知らぬ景色が広がっていくというのだ・・・・・・

 

 

 

ま、今回は例えがアレだけど。

なんとなく自分に関わる人を大切にしようって思ったって話。

 

 

 

 

みんな、愛してるぜ

 

 

そしてお誕生日おめでとう